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 殺人鬼の魂集め  作者: プッチンプリン
8/11

八話 大好きな君


 女の子の家に住んでだいたい一ヶ月ほどになった

 仲良くなるとお姉さん気質なようで僕を弟扱いするようになった

 フェアリーのお母さんが病で倒れていることもわかった

 フェアリーは自分の名前がフェアリーだと教えてくれた


 それと、スキルについてもわかったことがある

 毒薬生成のスキルは物の毒と毒を組み合わせオリジナルの

 毒を作り出すスキルだった

 

 僕が取ってきた薬草で少しだが毒が入っている

 物を組み合わせ麻痺させる毒を作った

 効果は10秒で体が少し動きにくいだけだけど役に立つだろ


 この毒で一瞬動きを鈍くし、

 その時逃げられないよう拘束を…


 「ゆうき起きるの遅いよ~!」


 もう起きる時間なのか…

 じっくり最後をどうするか考えたかったのに


 まぁいいや、下に降りるか

 ちなみに僕の名前はゆうきだと言っている


 「はーい、今行くよ」


 そう言って僕はゆっくりとリビングへといった

 僕が歩いていると床がミシミシという

 ボロすぎじゃないかこの家


 「朝ご飯できたよ、って言ってもパンの切れ端だけど…」


 「別に良いよ、慣れたし」


 そう言って僕は床に座る

 椅子がないから


 僕はカサカサのパンを

 まずいなと思いながら完食した


 「食べ終わった?じゃあいくよ~!」


 僕はあーいと言い魂のバックを持って

 フェアリーと外へ出た


 最近はいつも外へ出てフェアリーの手伝いをしている


 「いつも付き合ってくれてありがとう

  今日も森で薬草摘みに行くよ〜」


 そう手伝いとは、僕が目を覚ました森で…

 草をひたすら摘む事だ


 「このくさはピポピポ草、かな?」


 そう言ったので僕はそのくさを鑑定する


 |タクタク草             | 

 |ピポピポ草によく似ているが全く別の草|

 |食べても大丈夫           |


 「この草はピポピポ草じゃないよ」


 「ありがとう、ゆうきはすごい物知りなんだね」


 そう言ってフェアリーはニコッと笑う


 あぁ…かわいいなぁ

 こんなにかわいかったらつい襲いたくなってしまう


 ぞくぞくしてしまう

 こんなに僕を、ゆうきを信頼している

 フェアリーはどんな顔をみせてくれるのかな


 けどまだだめだ

 待たなきゃいけない…

 まだ君を殺すナイフを持っていないから


 そうだ、今日の夜でもナイフを買いに行こう

 明後日にでも殺してあげよう

 君が大好きだ、フェアリー

 

 「大好きだよ、フェアリー…」


 今度は聞こえる声でいった

 

 「だ、大好きだなんて、好きな人にしか言っちゃいけないんだよ!

  ま、まぁ、私もゆうきのこときらいじゃないけど…」


 そう言って慌てるフェアリーも最高に可愛い

 

 フェアリーは僕の狂った顔を受け入れてくれるだろうか

 多分受け入れられないだろうな…

 それでも僕の思いは止められないよ





















 フェアリー…

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