6話 街へ
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見てくれている人、ありがとうございます!
だけど今ここで殺すのは僕の趣味じゃない
それに、自分の力も試しておきたい
とりあえずこの子を鑑定するか…
|種族 人間 |
|性別 女 |
|年齢 6歳 |
鑑定は熟練度が上がっていないからあまり役に立たないな
まぁいいか、この子について行けば村かなんかにつくだろう
そう思い僕は隠密を発動する
─1時間後─
「どんだけ遠いんだよ…」
僕は小さな声で文句を言った
森を歩き回って棒切になりなった足で、更に1時間も歩いたんだ…
「あっ!」
僕は急に女の子が喋ったので少しびっくりしてしまった
隠れている茂みからこっそり顔を出したら、村がある
ようやく着いた…
あっという間に僕と女の子は門の前に来た
女の子は騎士と話しをしている
楽しそうだから世間話かなんかだろう
話を聞いた感じ、お金を払って水晶を触るようだな
あの水晶を鑑定してみよう
|真実の水晶|
アイテムは名前しかわからないのか
真実ということは、本当のことかどうか分かるんじゃないか
さっきの女の子は青色になっていたから、青色で村に入れるはずだ
まぁ、行くしかないか
幸い僕の容姿は4歳ほどだと思うから、誤魔化せば大丈夫だろう
とりあえず不憫な感じを見せるか
「傭兵さん…」
下を向いて自信なさげな声を出す
こうすれば心配してくれるだろう
「どうしたの?えっ…君泥だらけじゃないか!大丈夫、怪我してない
お母さんお父さんはどこに…」
いい感じに勘違いしたてくれたみたいだ
親に捨てられたってことにするか
嘘と演技は僕の得意分野だ
「ひぐゅ、僕捨てられて…ずっと森にいたの
怖くて心細くて…」
「もう言わなくていいよ… 疲れたね、もう大丈夫だよ」
傭兵は笑顔でそういった
やっぱり優しい人ほど騙しやすい
さて、ここからどうなるか
「じゃあ、この水晶に手を当ててくれる
今回はお金払わなくてもいいよ、誰にも言わないでね」
この水晶を先に確認しなきゃな
「傭兵さん、この水晶何…」
「あぁ、これねこの水晶は人を殺したら赤く光るんだよ
盗賊は殺しても光らないけどね」
やばい、僕は前世で人を殺した
今世ではリセットされたのか、赤く光らないのか
光ったらどう対処すればいい
毒薬生成のスキルはまだ使いこなせていない
いざとなったら逃げれるか
「手が届かないかな?お兄さんが手伝ってあげるよ」
といい、傭兵は僕を持ち上げて水晶に手を当てた
その瞬間、水晶が輝き青色に光った
僕は前世のは含まれていないことにホッとして胸に手を当てた
今世で殺せば赤く光るんだろう、対処法も考えとかないとな
「とりあえず、冒険者ギルドに行って色々教えてもらって
街に入って真っすぐ行ったらあるよ、困ったら人に聞いてね」
こうして僕の異世界の旅は始まった
これまではプロローグみたいな感じです
次から第一章に入ります