四話 異世界へ
スキル、能力みたいなのだろうか
「そうね、強い人はだいたい魂が良いから
殺すには力が必要なのよ…
スキルは力あとは検索スキルとでも話し合いながら決めなさい
ここの紙に3つまで書いてそこら辺に置いといて」
そう言って邪神は一瞬で跡形もなく消え去った
「はあー…」
話し合ってと言っても何すればいいんだが
【(ピピッ)マスター、人殺しをするにあたって必要なスキルは
は鑑定.隠密だと思います】
情報検索機能がそういう
多分隠れることや相手の弱点を見ることだろう
たしかに必要だな、詳細を教えてくれ
【(ピピッ)鑑定、スキルの練度を上げることで相手の称号、スキル、名前、性別、
弱点何でもわかりますそして、鑑定することを悟られにくくなります。
隠密、スキルの練度を上げることで近くにいても気づかれなくなります。
そして、気配察知などの場所を特定させるスキルが効かなくなります。】
いいなと思って紙に書こうとしたが書けない
「どうやって書けばいいんだ…」
思わずそんな声がもれる
だってペンがないんだから…
あの邪神は頭おかしいのか?ペンがなきゃかけるはずないだろう
【(ピピッ)その紙は自動で書いてくれる紙です
鑑定、隠密と言ってみてください】
そう言われ僕は隠密、鑑定という
すると、紙に文字が浮かび上がってきてスキル欄と書かれたところに
鑑定、隠密と書かれていた
僕は驚きで声を失っていた
魔法があることはわかっていたが、それが本当なんだと実感した
なんとなくさっきまで夢のような気がしていたが、現実なんだと今わかった
真剣に考えなくちゃなと思い、頭をフル回転させる
僕に必要なのは一撃で邪魔されず相手を殺せる力だ
「けど、一撃じゃつまらないよな」
毒とかなら相手の気持ちが聞けるし楽しそうだ
検索スキル、毒を作るスキルはある?あるなら弱点は
【(ピピッ)あります、毒に対する耐性スキルもありますが大体の人は
毒耐性がつく魔道具を毒のモンスターなどがいるところだけつけるぐらいです
毒薬生成、このスキルはうまく使えば薬も作ることができます
ありとあらゆる毒を作れ、スキルの練度を上げることで作れる毒の種類が増えます】
かなりいいじゃないか、そう思い紙に向かって毒薬生成といった
すると、文字が浮かびだす
その瞬間何処かから激しい光が発せられ、思わず目をつぶった
【わたしの役割はここで終わりです
新しい異世界へ、さようならマスター】
検索スキルがそういったかと思えば体の感覚がなくなり、動けなくなった
頭がミシミシといい頭痛がひどい
「う…うがぁぁーーーーーーーーー!」
突如体にヒビが入ったような痛みに襲われ、そのまま意識を失った