三話 きれいなバック
異世界、魔法があったり、ドラゴンとか魔物がいたりするいわゆる
ファンタジーな世界ってやつかな
「だいたいあなたの認識であってるわ
文化は中世ぐらいで、王様が国を支配して命令は絶対みたいな感じよ
はいこれ、魂を入れれるバック。容量は気にしなくていいわ」
そう言いながら不思議なバックを投げてくる
「うわっと!」
僕は、変な方向に投げられたバックを慌てて取った
黒い布にに水色の綺麗な花が刺繍されていて、
きれいな空色の紐で巾着のように結ばれていた
「あなたが聞きたいことに全部答えるのはめんどくさいから、
検索スキルをあげるわ、まぁあなたの世界で言うグー◯ルみたいなのよ」
話してて思うが、この神めんどくさがり屋だし雑だな
こっそり、まぁ意味ないだろうが心のなかで文句をいう
「悪かったわね雑で、あなたって怖いもの知らず過ぎない…
私があなたより圧倒的に強いのはわかってるのに、馬鹿なのねぇ」
神って偉そうだな、偉いんだろうけど
【こんにちはマスター、私は自動検索機能です
あなたの質問に何でもお応えいたします】
突然、どこかから機械的な声が聞こえてきた
これが検索スキルか、敵じゃないけどちょっとびっくりしちゃうな
早速聞いてみようかな、この神は何なんだ
【(ピピッ)邪神ヘリライユ 魂を餌としすべての世界から嫌われている神
―‡Å❜--∥情報見伝えるのを邪魔されました。これ以上は伝えられません】
「二人でコソコソ何の話かしら、もしかして私のことかしら?」
邪神は笑顔を浮かべていたが眉一つ動かず怖かった
きっと知っていながら遠回しに怒っているんだろう
まぁけど、優しい神だったら人殺しのことなんて話さないだろうしな
「まぁ見逃しましょう…まずやらなきゃいけないことがあるの
あなた貧弱だから異世界に行ったら一瞬で死んじゃうわ」
「だから、スキルをあげる」
邪神は楽しそうで楽しくないような
心の底が読めない笑顔を浮かべ、そういった