43 月魔猫と≪テイム≫
「楽しそうにゃから妾も連れていくのにゃ!」
「いや、そう言われてもどうすればいいかわからないし...」
「さあ妾を≪テイム≫するのにゃ!」
「≪テイム≫?」
「にゃんだ、≪テイム≫を知らにゃいのかにゃ?」
「なんかのスキルなのはわかるけど。どうやったら手に入れられるの?」
「誰か1匹でも魔物を捕まえればいいのにゃ。今回の場合は妾が抵抗してにゃいから簡単にできるはずにゃ。」
「じゃあこれからは仲間ってことでいいの?猫の王の仕事とかないの?」
「猫の王っていう立場も妾がこの空間で1番強いから決まっただけなのにゃ。だから、妾が譲ると言ったら誰かしらが妾の跡を継いでくれるにゃ。」
「じゃあ問題ないって思って大丈夫だね。それじゃ、≪テイム≫!」
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「YESっと。」
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≪テイム≫Lv1
≪テイム≫のLv体の魔物を仲間にすることができる。(現在1/1体)
テイム済みのモンスター
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名前:未設定 男 種族:月魔猫 種族Lv15
職業:魔導使い 職業Lv10
称号:元猫の王
BP:0P SP:0P
〔HP〕 5/5
〔MP〕 5/5
〔STR〕 0
〔VIT〕 0
〔AGI〕 0
〔DEX〕 0
〔INT〕 55(+30)
〔LUC〕 0
〈一般技能〉
〈魔導適化〉Lv3 〈消費MP減少〉Lv7
≪特殊技能≫
≪魔導生成≫Lv5
〈所持魔法〉
〈闇魔法〉Lv5 〈月魔法〉Lv7
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「お前も極振りなのか!」
「極振りってにゃににゃ?まあ魔法にゃんて〔INT〕があればいいのにゃ!」
「やっぱりお前もそのタイプか...」
「ところで、名前が未設定になってるな。何か名前を決めないとな。」
「う〜ん、俺らってセンスないじゃん。」
「それはそうなんだけどさ、いい感じの名前をつけてあげたいじゃん。」
「そうだな...月魔猫...月...モントでどうだ?」
「モントって?」
「ドイツ語で月だな。」
「なるほどいいんじゃない?モント、気に入った?」
「モント...かっこいいにゃ!」
「よかった〜色々調べてて。」
「お前の厨二病もたまには役立つな。」
「そういうなって!」
「いや〜これからが楽しみにゃ!ところで、迷子の猫ちゃんの飼い主ってどこに住んでるのにゃ?」
「どこだっけ?覚えてる?」
「忘れた...」