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41 【迷子の猫ちゃんを探して!】・中

「これで多分この住宅街の端っこまで来たんじゃない?」

「でも別にこれが目的じゃないよね?」

「そうだけど...ほら! なんか先が光ってていかにも何かありますよって感じじゃん!」

「じゃあこの先に進んじゃいますか!」

「そうしよう!」

...

「よくここまで来たにゃ! 歓迎するにゃ!」

「...誰?」

「にゃにゃ!? 妾は偉大にゃる猫の王にゃのだぞ! 妾のことを知らにゃいなんて不敬にゃ!」

「そう言われても...知らないものは知らないし。」

「偉大と言われてもあんまりピンとこない。猫だし。護衛もつけてないのは不用心がすぎないか?」

「なんかよくわかんないけど不思議な力で守られてるんじゃない?」

「そういうことなのかな。」

「まあ一旦この猫の王とやらの言うことを信じようぜ。」

「目的はあの迷子の猫ちゃんだしね。」

「すみませ〜ん!」

「ん? 妾かの?」

「この辺で赤い首輪をつけた三毛猫ちゃんを見てませんか?」

「赤い首輪の三毛猫〜?そんな子はいにゃかったように思うが...あ!あいつのせいかにゃ?」

「何か心当たりがあるんですか?」

「この前猫を攫っていく誘拐犯がいたのにゃ! そいつがその子も攫って行ったかもしれにゃいのにゃ!」

「何かそいつの特徴はわかりませんか?」

「さあ、あんまり覚えてないのにゃ。攫われた猫ちゃんたちはみんにゃ無事に帰ってきたからあんまり気にしてにゃかったにゃ。」

「仮にも猫の王を名乗ってるのにそんなんでいいのか?」

「しっ! 俺も思ったけどそういうのは口に出さないのが礼儀でしょ!」

「...あの〜、バッチリ聞こえてるにゃ。」

「「すみませんでした!」」

「まあ、妾も反省すべきじゃにゃあ。妾の支配下じゃにゃいからといって大事にゃ大事にゃ猫ちゃんを危険にゃ目にあわせるわけにはいかにゃかったのにゃ。」

「結局その誘拐犯を捕まえるためにはどうすればいいんでしょうか。」

「一番手っ取り早いのはまた猫ちゃんを捕まえに来たところをつかまえることにゃ。でも、もうそんにゃ危険にゃ目に猫ちゃんをあわせたくにゃいにゃ!」

「じゃあ、あなたが囮になるって言うのはどうでしょうか?」

「にゃ!? 妾が!?」

「だってもう他の猫ちゃんを危険な目に合わせたくないんでしょう?」

「まあ、そうだにゃぁ。」

「じゃああなたが囮になればいいじゃないですか!」

「わ、妾は猫の王にゃのだぞ!」

「民を守るのが王の仕事でしょう?」

「まあ、うん? う〜ん、そうにゃのかもしれにゃいにゃぁ。」

やっぱりこいつの話術はヤベえわ。あんまり人狼とかこいつとしたくないもん。

「じゃあ一緒に頑張りましょう!」

「わ、わかったにゃ。妾も精一杯頑張るにゃ。」

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