02 ステータス極振りとスキル決め
結局、職業は『剣士』にすることにした。
「では、次にステータスにBPを振りましょう。〔HP〕、〔MP〕は1Pで最大値を5ずつ、それ以外は1Pで1ずつ増えていきます。」
俺は幼馴染のあいつと一緒にやる予定で、2人で決めたルールは
『ステータスは絶対極振り』
というものだ。極振りとは1つのステータスに全部のポイントをつぎ込むことで、1つの分野に関しては強くなれるがほかの分野に関しては全然ダメダメになる。今の俺のステータスは、
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名前:精霊の樹 男 種族Lv1
職業:剣士 職業Lv1
BP:40P SP:20P
〔HP〕 5/5
〔MP〕 5/5
〔STR〕 0(+10)
〔VIT〕 0(+10)
〔AGI〕 0(+10)
〔DEX〕 0
〔INT〕 0
〔LUC〕 0
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となっている。〔STR〕、〔VIT〕、〔AGI〕にある(+10)は職業ボーナスとなっている。
〔STR〕を上げると物理攻撃が強くなり、重い鎧によるペナルティが軽減されるらしい。
〔VIT〕を上げると防御力が上がり、痛覚軽減が強化されるらしい。
〔AGI〕を上げると移動速度、攻撃速度が上がるらしい。ただ、思考は加速されないため制御が難しくなっていく。
〔DEX〕を上げると生産した品の質が上がる。攻撃の正確性も上がるらしい。
〔INT〕を上げると魔法攻撃が強くなり、魔法の不発が少なくなるらしい。
〔LUC〕を上げるとクリティカルの発生率が上がり、確率に関することに補正がかかるらしい。
俺は確率に関することへの補正が気になったので〔LUC〕に極振りすることにした。
すると、こうなった。
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名前:精霊の樹 男 種族Lv1
職業:剣士 職業Lv1
BP:0P SP:20P
〔HP〕 5/5
〔MP〕 5/5
〔STR〕 0(+10)
〔VIT〕 0(+10)
〔AGI〕 0(+10)
〔DEX〕 0
〔INT〕 0
〔LUC〕 40
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「ステータスは振り終わりましたか?一度決めると二度と戻せないのでご注意ください。」
気をつけなきゃ、と思ったけれども極振りなのであまり関係ないことに気づく。
「では、次に技能を取得しましょう。技能を取得するためにはSPを使用します。一部の技能は進化、統合することがあります。」
とりあえず、定番の〈鑑定〉〈識別〉〈解体〉をそれぞれ3Pで取得。それと〈採取〉〈直感〉をそれぞれ2Pで取得。結果、こうなった。
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名前:精霊の樹 男 種族Lv1
職業:剣士 職業Lv1
BP:0P SP:7P
〔HP〕 5/5
〔MP〕 5/5
〔STR〕 0(+10)
〔VIT〕 0(+10)
〔AGI〕 0(+10)
〔DEX〕 0
〔INT〕 0
〔LUC〕 40
〈一般技能〉
〈鑑定〉Lv1 〈識別〉Lv1 〈解体〉Lv1 〈採取〉Lv1 〈直感〉Lv1
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「では、戦闘のチュートリアルを始めます。」
いよいよチュートリアルだ!