18 幽霊(?)退治・上
もし、前回と違う部分がある場合は最新版が正しい情報です。
俺たちは購入した幽霊屋敷、もといクランハウスにやってきた。
「やっぱ実際に見てみるのと紙で見るのじゃ全然違うなぁ。ここ2人で住むべき場所じゃないでしょ。」
「確かに2人じゃ大きすぎるよな。掃除とかえげつないほど大変そう。誰か掃除とかしてくれる人雇うか?ワンチャン、ゲーム特有のご都合主義でゴミが溜まらないとかあるかもしれないけど。」
「ていうかこの中のどこにいるんだろ?幽霊は。」
「一応オープンベータではおなじみのゴーストとかレイスとかいたらしいよ。」
ちなみに、ゴーストには物理攻撃に耐性が、レイスに至っては物理攻撃を無効にしたらしい。俺たちは2人とも魔法を持っていないので出てきたら大ピンチだ。
「とりあえず入るか。」
「おう、そうだな。」
木製のドアがギギギ...と音を立てて開いた。なんか結構埃臭いな。これは掃除案件か?
少し進むと何かが飛び出してきた!これが幽霊か!よく見てみると白骨死体が動いていた。これは幽霊じゃなくてスケルトンじゃないか?
「なぁ、これってスケルトンじゃないか?」
「奇遇だな!俺もそう思うよ!」
「まぁありがたいんだけどな、実際。俺ら物理攻撃以外攻撃手段持ってないじゃん。」
「そうなんだよねぇ。それは俺らの弱点だわ。」
話しながらも2人でサーチ&デストロイをしているが一向に終わりが見えない。
これってなんかギミック解かないといけない奴じゃない?いったん離脱!
「これはギミックあるよね。」
「激しく同意する。」
あ、レベル上がってる。
ステ振りしないと。
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名前:聖水の樹 男 種族Lv8
職業:剣士 職業Lv6
BP:0P SP:7P
〔HP〕 5/5
〔MP〕 5/5
〔STR〕 0(+15)
〔VIT〕 0(+10)
〔AGI〕 0(+10)
〔DEX〕 0
〔INT〕 0
〔LUC〕 75(+20)(合計:104)
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【ただ今までの戦闘経験で〈遊戯術〉技能の取得が可能になりました。】
よ~し、これであともう少しで賭博師に転職可能だな。あとは≪賭博術≫だけだ。
〈遊戯術〉は遊戯道具を使って戦うスキルだった。あいにく今は何一つ遊戯道具を持ってないから使えないけどな。
あ、幽霊、もといスケルトン退治のためのギミックを探さないと。