01 ゲームスタート!
私の初めての作品です。粗があるかもしれませんが、温かい目で見てください。
ついにこの日が来た。
今日は今話題のVRMMO【Job Weapon Online】のスタート日だ。もちろん俺は事前申し込みを当てて手に入れている。というわけで俺、清水樹は早速始めることにした。
「ようこそ、Job Weapon Onlineへ!私は管理AIのディーテです。早速ですが、お名前を聞かせていただいてもよろしいでしょうか?」
真っ白な世界に女神のようなヒトが1人。ディーテというとギリシャ神話のアフロディーテからかな?
名前はシンプルにイツキにしてもいいのだがどうせなので凝った名前にしたいな。う~ん、先に決めておくべきだったな。まぁ今更後悔しても遅いから何か考えないと。清水を聖水にして聖水の樹とかにするか。
「聖水の樹です。」
「聖水の樹様ですか、いい名前ですね。では、次に魂を入れるための肉体を作りましょうか。」
今気づいたが、俺は今光る珠だった。これが、魂というものらしい。
う~んそんなにいじらなくてもいいか。髪の色を銀色にして、眼の色を赤色にして、こんなもんかな。
「では、この世界において大切な職業を決めましょう。ここで就職できるのは6つだけですが実際は100以上の職業が存在しています。」
とりあえずここで就けるのは『剣士』『魔法使い』『盗賊』『神官』『職人』『弓兵』のようだ。
『剣士』はその名の通り剣を使って戦う職業だ。しかし、完全な物理職というわけではなく魔法も使おうと思えば使えるようだ。簡単に言えばド○クエなんかの勇者みたいな感じらしい。PSに左右されやすい職業のようだ。
『魔法使い』は完全な後衛職で魔法以外があまり使えないらしい。その代わりに、魔法の力が『剣士』の数倍になることもあるという職業みたいだ。
『盗賊』は<スティール>という固有スキルを使うことができる。その代わり、ステータスに振れるポイントが少なくなるらしい。
『神官』は回復に特化した職業で光属性の魔法しか使えないようだ。その代わりに回復力で見るとダントツでパーティに1人いると安心できるな。
『職人』は生産職。以上。というのは冗談で生産のすべてができる代わりに初級にしか触れることができない。なので、特化した職業に就く前のおためしのような職業らしい。
『弓兵』は遠距離に特化した職業で敵に攻め込まれたらひとたまりもないが、その代わりに初期職業の中で一番の射程を持つらしい。
ちなみにほかの職業については自分で探してくださいとのことだ。『勇者』とか『賢者』とかあるのかな?
今は最初の職業をどうするかが優先だ。少なくとも盗みとか生産とかは俺のプレイングスタイルと合わないので『盗賊』と『職人』は無しだな。
どうしようかな?