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夏の日ー遠い思ひで  作者: 江戸熊五郎
4/4

青ヶ島散歩

今回は青ヶ島の大凸部オオトンブから景色を眺める場面とその続きです。

二人で島の朝食を済ませると、約束通り、島の案内に出掛ける事にした。


「集落は島の北の方に片寄つてゐるんだ。天明の大噴火といふのが、最後の噴火なんだつて聞いたよ。それから暫くは住める状態でなかつたって聞いてる。それでも努力の末、十九世紀の前半には島民が還る事が出来たんだ‥」


二人で歩きながら、僕は島に付いて覚へてゐる事をナオに一生懸命に説明した。普段こんなに喋らないのだけれど、何か説明しなければならないといふ気持ちに支配されてゐたんだ。ナオは一々うんうんと気持ち良く聞いてくれるものだから、益々説明に熱が入つてしまつた。登り坂をどんどんと進む裡に、ふと気が付くと、島の天辺、大凸部迄登つてきてしまつてゐた。


「あ、ナオ大丈夫?昨日もさうだつたけど、いきなりこんな歩かせちやつてゴメン。息が切れたりして無い?」

「ううん、全然問題ないわ。其れよりも凄い。二重のカルデラがこんな良く見へるなんて!海も空も真つ青。素敵!島に来て良かつた!」


ナオはロープの張られてゐる際まで寄つて大きく腕を伸ばして、身体一杯に風を受けてゐる。風で飛ばない様に手で押さへた麦わら帽子を被った頭の下、肩から膝迄ある白いワンピースが風にはためく音を立ててゐるのだけれど、日光に服が透けて、身体の形が影絵になつて浮き上がるのに気がついて、僕は思わずソッポを向いてしまふ。


「中央に見へるのが丸山。其れであの禿げたところは地熱で植物が生へないんだつて」

「ホントに凄い。これが同じ東京都だなんて信じられないわ。彼方では建物ばかりですもの」

「逆に僕‥僕は其方の方が想像が付かないな。写真とかでは見た事があるけれど。一クラスに何十人も同級生がゐるとか、まるで別の世界の話だね」

「さうなんだ。純くんの学校はどれ位人数がゐるの?」

「さうだなあ、基本小中併せた学校何だけれど‥。児童生徒も、島の外から来る公務員の人の家族に子供がゐればゐたなりだし。全部で何人だつたかな。中学一クラス、小学一クラスだけれどね」

「じやあ、皆んな顔見知りなのね」

「さうだね、顔の黒子の位置まで知つてゐるつて感じかな?」


僕がさう言ふと、ナオは少し目を丸くしてから、クスクスと笑つて口を手で覆つて見せた。

ナオは非常に満足した様子で、ずつと周囲をグルグルと見回してゐた。余りに景色に見入つてゐるので、僕は見慣れた景色がそんなに素敵に感じられるナオが少し羨ましく思へた。


「まあ、夏休みも長い事だし、何度でも此処に登つて観にくればいいよ。僕もその都度付き合ふからさ」

「うん!お願ひね。じやあ、降りやうか。真知子お姉様の働いていらつしやるお店にも寄らないといけないのですものね」


さうだつた。すつかり忘れてゐた。織田姉のところに寄らないといけないんだつた。でもまあ、時間はあるから焦らなくても大丈夫だらう。


ナオが降りるのを側から見てゐて、何かふらふらと頼りないので、片手を取つて、ゆつくりと降りる事にした。確か登山でも登りより降りの方が難しいとか聞いた事があるけれど。登りの倍の時間、とは云はないけれど、兎に角ゆつくり安全に、ナオのペースに合わせて降りて来て、島にただ一軒だけの商店の前迄辿り着いた。九時過ぎに出て、陽の高さからすると、お昼前位だらうか。


「純君、ゴメンね。私のペースに合わせるの大変だつたでせう?」

「いやいや、全然そんな事ないから。僕‥僕も丁度良い位だつたよ。色々と発見もあつたし」


此れは嘘ではない。何時も駆け足みたいなペースで駆け上がつて、降りる時は、転げ落ちる様な姿だから、碌に周囲を見てはいない事に気が付いたのだから。


「ナオのお陰だよ!」

僕がナオの両手を取つていふと、ナオは顔を赤くして言つた。


「お陰だなんて‥恥ずかしいわ‥」

手を離すと、両手で麦わら帽子を目深にして、顔を隠し、ソッポを向いてしまつた。


そんなに恥ずかしいかな?女子はやつぱり良く分からないな。


「今日は。織田姉、来たよ!」


ともあれ、店の中を覗き込んではみたものの、店先はお留守。仕方なく、声を掛けてみた。


「はーい!」店の奥の方から声が聞こへる。少しするとヒョコつと織田姉が顔を出した。

「やあ、二人とも良く来たわね。ささ、店の奥、入つて」


表は普通の商店、酒屋だけれど、奥まで進むとちよつとしたスペースになつてゐて椅子に座つて話が出来る。ナオはといふと、中に入ろうとしながらも、店の前に座つてゐる猫が可愛いのか、頭を撫で回してゐる。猫好きなんだね。


「お、あの子は猫好きかあ。まあ気の済む迄撫でて貰ふか」


猫は猫で、人見知りもせず、ナオに撫でられて満足さうにしてゐる。少しして猫達は十分に満足したのか、大きく伸びをするとスルスルとその場を去つてしまつた。

ナオは名残惜しさうにしながらも、此方の視線に気が付いたのか、小走りでやつて来た。


「ゴメンなさい。あんまりに猫が可愛いもので‥家に置いて来た猫も同じ雉虎なんです。お待たせしてスミマセンでした」

「いいのよ。好きなだけ撫でてやつて。私も分かるわ、その気持ち。さ、結構歩いて来たんじやないの?少し休憩して行きなさい」


織田姉こと中学三年生の真知子さんはお茶に煎餅を用意してくれた。少し甘いものを、といふ事で和菓子もあつた。ナオは甘いものも好きな様子で、お茶受けの芋羊羹と栗饅頭を美味しさうに口へ運んでゐた。僕はと云へば、煎餅派で、ボリボリと音を立てながら、二三枚を食べてしまつた。緑茶で口の中がさつぱりしたところで、少し気になる事を聞いて見た。


「織田姉は、中学卒業したらだうするの?やつぱり東京の方に行くのかな?」


少し所在なさげに手の上に顎を載せて僕達二人を見ていた織田姉はその質問で、目が覚めたときの様な顔をして見せた。


「さうねえ、島に高校はないし、出たい訳ではないけれど、さうなるのかな。父母置いて行くのも多少は気になるよね」


ナオは、まあ、といふ様な表情を見せた。


「真知子お姉様、それなら私の家にお住まいになられては?きつと皆も大歓迎です」


その言葉に、織田姉はふふつと笑つて見せた。


「さうね。直子ちゃん達と一緒に暮らすのも楽しいよね。私は東京の事知らないし。それがいいのかもね」


段々と女子二人の話になつて来たので、少し僕は居心地が悪くなつて来てしまつた。仕方なく、僕はかう言つた。


「ああ、それなら良いですね。おじさんおばさんも安心でせうし」

「おや、中々聞いた様な事を。ナマ言つてるわね」


さう言つたかと思ふと、織田姉は人差し指で僕のおでこを「デコピン」して来たので、此方は面食らつてしまつた。


「織田姉、何すんだよ。痛えなあ、もう」

「愛の鞭よ。我慢なさい」

「何が愛の鞭だよ。デコピン。ただのデコピンだよ」


そんな遣り取りを二人でわあわあ言つてゐるとナオは急にこんな事を言い出した。


「純君も中学校出たら、一緒に東京で暮らしたらいいんじやない?皆で一緒に!」


僕と織田姉は顔を見合わせて笑つてしまつた。


「いやー、直子はいいなあ。いいよ、素直で正直で。まあ、純はまだ先だから、それはその時の楽しみにとつてをいた方がいいかなあ」


と織田姉が勝手な事を云ふので、思はず、


「でも、僕はデコピン女子と一緒はちよつと、考へちやうよなあ」


と遣り返す流れに。

もう際限がないので、僕は一人で店の外に逃げ出してしまつた。


(中学を出たら、か)


僕は正直将来の事など考へた事がなかつた。当然島で親父お袋の仕事、芋焼酎の製造販売の仕事や黒毛和牛の世話をするもの、位にしか思つてゐなかつた。それにしても、確かに若い裡に仕事に役に立つ事を学ぶのも、意味のある事なのかも知れない。


青い海と空を立つたままぼんやりと眺めながら、今迄考へて来なかつた切掛を僕に与へてくれたのがナオである事にふと気が付いた。すると頭の中がナオのイメージで埋め尽くされて行くのがはつきりと分かつた。


「参つたなあ‥」

「何が参つたの?」

「わあ!吃驚した!」


いつの間にか、店の中からナオが出て来てゐる事すら分からぬ程、僕の頭は混乱してゐたらしい。


「驚かせちやつた?ゴメンね。真知子お姉様はまだこの後も仕事だからつて。家に戻らうか。あんまり長く外にゐて心配掛けてもいけないから」


確かに、織田姉が手伝いをしてゐる店に居る時間が思いの外早く過ぎてしまつた。


「さうだね。帰らうか」


此処まで来れば、元来た織田家迄はあと一息だ。


「そんなに此処からは遠くないから。元気出して行かう!」


少しお芝居めいてはゐたけれど、ナオの心配を吹き飛ばす為に、右拳をエイと上に突き上げて、出発の合図。


「行かう!」


と、ナオ迄釣られたのか、エイ、と同じ動作をするのが少し可笑しかつた。

二人で一歩一歩進む裡に、あつと云ふ間に家に着いてしまつた。


「只今!」


玄関の戸を開けて中に入ると二人で声を揃へて家の奥の方に向けて声を出した。


「おや、お帰りなさい。日のある裡に戻つて来て来れて安心だわ。夜は風も出るみたいだし」


台所からナオの叔母の純子さんが前掛けで手を拭きながら、廊下を歩いて来た。


「はい、とても楽しかつたです。純君に色々と親切にして貰ひました」


ナオは靴を脱ぎながら、そんな事を純子叔母さんに報告してゐる。


「あらさうだつたの。良かつたわね。さ、疲れたでせう。いいから二人共先にお風呂にしてしまひなさい。今日も暑かつたし、シャワーで良いわね。純君、ナオちやん後は宜しくね」


さう云ふと台所仕事が途中だつたのか、叔母さんは元来た方に戻つてしまつた。


「純君、私もう少し叔母様とお話したひから、シャワー先に浴びて。私は後でいいから」


ナオはそんな事を云つたかと思ふと、靴を揃へ、台所の方へトコトコと消へて行つた。僕は僕で、洗面所で手を洗い、嗽ひをしてからシャワーを済ませると、緊張が解けたのか、疲れたのか、浴衣を着た儘居間の部屋で大の字になつたかと思ふと、座布団を枕に、目を閉じ、其の儘眠つてしまつた。


どれ位時間が経つただらうか。ふと、人の気配を感じて、薄目を開けると、浴衣を着たナオの顔が目の前にあつた。はつと飛び起きると、僕とナオの二人にタオルケットが掛けられてゐた。織田の叔母さんが側で団扇でゆつくりと僕達の事を扇いで来れてゐる姿があつた。


「あ、叔母さん!スミマセン!ついウトウトしてしまつて」

「ああ、目が覚めたの?今日は一日頑張つて島の案内をしてくれたから。疲れちやつたのね。それにしても‥」


叔母さんが少し微笑みながら僕の方に語り掛けて来た。


「直子は貴方の事が大好きみたいね。本当に嬉しさうに今日一日あつた事を細かく私に話すのよ。前に来た時はあんなじやなかつたのにね。余り体力もなくてね。今回は純君に来てもらつて大正解だわ。有り難うね」


僕は多少照れ臭くなつて頭をポリポリと掻いた。ふと縁側の外を見るとすでに陽が落ちてとっぷりと暗くなつてゐた。水平線の上には半月が顔を出してゐる。


「僕なんかで良ければ、幾らでも、です。僕もナオ‥直子さんと友達になれて好かつたですから」

「ふふ‥いい子でせう?可愛いしね」

と叔母さんは云ふとパチンと片目でウインクしてみせた。僕はだう答へて良いか分からず、少しドギマギしてしまつた。


「さ、じやあ、直子に声を掛けてくれる?夜寝られなくなると困るしね。主人もさつき戻つて来たみたいだし。皆で食事にしませう。二人にはお頭付きよ。純君には珍しくないかな?」

「い、いへ。喜んでいただきます」


確かに島では魚が当たり前と云へば其れ迄だけれど、余所の家でいただくとなれば、また話は別だ。叔母さんが台所の方へ戻つてしまつたところで、僕はナオに声を掛ける事にした。まだスヤスヤと眠ってゐる。叔母さんが云ふ様に確かに、ナオは可愛い。顔の作りや目口耳そのものも、均整の取れた顔付きも、何処をとつても可愛いのは間違いない。其れに、何か今日一日で日に焼けて逞しくなつた気がするし、心なしか、来た時よりも元気になつた感じだ。


「ナオ、ナオ。起きて。一緒にご飯食べやう。彼方で皆が待つてゐるよ」

「‥ううん、純君、待つて‥」


まだ眠いのか、寝惚けた様子で寝言を云つてゐる。夢の中ではまだ島の中を僕と歩いてゐるのだらうか。

仕方がないので、タオルケットごとナオの事をお姫様抱つこで持ち上げてみた。

軽い。

こんなに軽くて大丈夫なのかな?ともあれおじさんおばさんの居る部屋にナオを連れて行く事にした。

ソッと。ソッと。

目が覚めない様に。

僕がナオを抱つこして部屋に連れて行くと、おじさんおばさんと店から戻つてゐた真知子姉が既に用意ができたお膳を前に待つてゐた。


「あらまあ、余程疲れたのね。ふふ‥いいから其処に下ろして座らせてやつて。私が起こしてみるから」と、純子おばさん。

「はい、わかりました」


僕はナオをナオの席に下ろすと、僕の為に用意して来れた席に着いた。

暫くナオは眠さうに目を擦つてゐたけれど、暫くすると目が覚めたのか、今度は事情が飲み込めたのか、恥ずかしさうにしながら、皆の顔を順番に眺め始めた。


「さあ、純君、直子ちやん、よく来てくれたね。二人を大歓迎するよ。さ、皆で乾杯だ」


誠一郎おじさんは今年で四十歳になるとかだけれど、元気潑剌、逞ましい感じはさすが島の人だと思ふ。僕の親父と似た所がある。

叔父さんのコップにおばさんがビールが注ぎ、叔父さんが叔母さんからビール瓶を取ると、叔母さんの持つコップに同じ様にビールを注ぐ。叔母さんは少しだけ、と言つて半分位のところで手を出して遮つた。僕とナオ、其れに真知子姉はそれぞれ麦茶を自分のコップに瓶から注ぎ入れた。


「それでは、純君と直子ちやんに!」

「乾杯!」

「乾杯!」


皆でコップをカチンカチンと軽く打つけて、乾杯の儀式だ。何か其れ丈でも楽しい気分になる。

最後にナオと軽くチンチンとコップを合わせて、二人で麦茶を飲み干した。


「おお、直子ちやんも一日でグッと逞しくなつたかな?こりやあいい」

と叔父さんも僕と同じ事を思つたらしい。


お膳には島で取れたお頭付きの刺身の他、豪勢な内容に皿数だつた。見た目も美しいし、何しろお吸い物はじめ皆香りも良い。やはり島の物が一番だと思ふ。すつかり腹の減つた僕は、行儀の事も忘れてガツガツと食べ始めてしまつ

た。


「さすが男の子、いい食べつぷりね」


真知子姉が僕の方を見ながらそんな事を云ふ。口の中の物がなくなるまで、返事ができないので、慌ててモグモグさせながら、最後は麦茶で流し込んだ。


「あ、すごく美味しいので、つい‥行儀が悪くてスミマセン」


僕のそんな様子をナオは愉しげに見守つてゐた。


「なあ純君、今日は直子を連れて島の案内をしてくれたさうだな。有難う、私も家内も相手をしてやれなくて済まなかつたね。君も知つての通り、人手が無くてね。今夜はせめてものお礼だ。遠慮なく食べてくれ」


織田のおじさん、誠一郎さんと奥さんの純子さんは、店の営業に加へて、焼酎の製造をしてゐる。芋の下処理、製麴、どんぶり仕込み、蒸溜、ろ過、貯蔵、割水、瓶詰め・出荷、是等全ての工程をおじさんとおばさん二人でせつせと働いて、島の芋焼酎を作つてゐる。元来島の外に売る積りのない「島酒」だけれど、島外の人でも注文してくる事があるらしい。年間に大体三百本位を作つてゐると聞いた。そんな職人さん達が島に十人程度はゐる。フランスのワインの様に、寝かせた方が色々と美味しくなつたり、価値が出てくるらしい。


僕の家は、織田の家と同じ焼酎作りに加へて、通常の自家農業と畜産も家業だ。黒毛和牛に、もう少なくなつたけれど、乳牛も僅かに飼育してゐる。

誠一郎おじさんと僕の父、河合啓太は生まれた時からの島の人間だし、学年も同じ。ツーカーの仲、とでも云ふのだらうか。だから今回の件でも、親父は僕に行つてこいと言つたのだらう。

といつて僕の家も家業が暇、といふ訳ではない。けれど、其処は島の人間同士、助けあつて暮らすのが当然、といふ感覚が染み付いてゐる為だと思ふ。厳しい島の自然がそんな風に島の人間を育て上げるのだと僕は感じてゐる。


此の後少し気になる事が起こります。お楽しみに。

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