表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

3つの願いと3つの能力(2)

「おはよう、鷲野君!無事に神の能力を貰えたみたいだね」



家を出たら、玄関先に福夢さんがいた。今朝は朝から心臓が疲れる。



「いい子だね、あのわんちゃん。コノハっていうんだね」


「・・聞いたのか」


「まあね、普通だよ」


「福夢さんは、あの話信じてるの?」


「みくでいいよー。呼びにくいでしょ?私も夏くんって呼ぶからさ」


「え、あぁ、まあいいけど。で、どうなの?」


「ん~?正直私はしっくりきたよ!」


「そうなのか?」


「うん、だってどう考えてもおかしいって思うことが多いから。それに、直接”コエ”が聴こえるようになると尚更ね」


「俺はまだしっくりこないんだよな」


「ふふ、それが普通だよ。そうそう!今日夜の10時に迎えに行くね!」


「え?どこに何しに?」


「ホルス様から聞いてない?初任務だよ~!私たちは学校も一緒だし、近所だからタッグ組んで二人で聖務をすることになってるの」



初耳だよ・・・



ってか・・



「ホルス様って?」


「え?神の声の神様の名だよ。唯一神ホルス。この世界で唯一の神様だよ」


「知らなかった。エジプト神話ででてくる、名前程度の知識しかないや」


「ふふ、まぁこの世界は悪魔の世界だから本当の真実なんて私でさえ、全部分かっていないんだもの。普通の人なんて尚更知るわけないよ」


「それもそうだな」


「じゃあ、今日10時に!」


「はいよー」



なんだかんだで話していたら学校に着いてしまった。クラスの・・いや学校のマドンナと登校している姿なんて見られたら・・



「な~~~~~~つ~~~~~~~!!!!」






「福夢さんと登校なんてどうなってんだよーーーー!!!!」




案の定雄太に問い詰められるはめになったのは言うまでもない。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ