婚約者たちが何かを確認しているらしい
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「やあ。第二騎士団長殿 調子はどうだい?」
「なんだ セドリック!今日はどうした?」
「今日は水路整備の会議に来た。立太子されたアーサー殿下の事業だ、聡明な方だよ」
「あの事業整備が整えば水害がかなり少なくなるだろうな」
「それはそうと婿入りの準備は順調か?」
「第二騎士団の仕事に加え、第一騎士団長(義父上)殿に毎日しごかれてるよ」
「愛するシア嬢のためだろ! 半年後には結婚だもんなレオが結婚か~感慨深いな」
「お前もだろ、アニー嬢も卒業後は直ぐに侯爵家に入るんだろ?」
「ああ、母上に侯爵夫人の務めを学ぶ予定だ、順調にいけば1年後には結婚だな、しかし母上は厳しいからな」
「アニー嬢なら優秀だから大丈夫だろ」
「ああ、サポートもしっかるするさ」
「シア嬢は変わりないか?」
「元気だよ、元気だが最近アルバンス子爵令嬢の騒動についてどう思うかやけに真剣に聞いて来てたな」
「ああ、社交界で有名な話だからな、婿入りという点ではレオも一緒だな」
「まさか疑われている?」
「そういえばアニーもロマンス小説の(君を愛する気はない)とかなんとかなんて話をしてたな」
思わずレオと見つめあう。
「やあ二人とともどうしたんだいこんなところで立ち話?」
第三王子殿下に廊下の少し先から声をかけられた。
「「シリウス殿下、お久しぶりです」」
「ところで二人の婚約殿は、私のノアと仲が良かったよね」
「はい。学院で同級生ですし、毎月欠かさず茶会を3人で開いていますね」
「最近様子はおかしくないかい?」
「ちょうど話していたところです、シアが従妹のクララ嬢に起きた騒動を気にしているようで」
「そうだろ。私も兄上の事を今頃になって私から眼を外し遠くを見ながらいろいろ聞いて来たよ。あのしぐさで話をする時は、隠し事があるか後ろめたいことがるときのノアの癖なんだ」
「私は、君を愛することはないと言うロマンス小説の話を。。。。。」
金髪さらさらの髪を後ろで結んだ青い瞳の第三王子と、赤い短髪に黒い瞳の第二騎士団長
金色の短髪 紺色の瞳の次期侯爵の美丈夫達が、顔を寄せた。
「あんな屑と一緒にされてはたまりませんね」
「あんな軽薄な言葉を吐く人間だと。。。。」
「これはお仕置きが必要だね、私たちの愛の深さを思い知らせてあげよう」
「「御意!!!」」
◇ ◇ ◇
アニー視点
今日はセド様と侯爵家のお庭でお茶会です。
いつも向かい合って座る椅子がベンチシートでなんだかセド様が近いのです。
「セド様。どうしてお茶を飲むのに腰に手を回す必要が?」
「アニー。どうやら私の愛がアニーに届いてないのではないかと思ってね」
セド様が私の髪にキスを落とす。
私は耳まで赤くなり、口をパクパクさせようやく声が出る。
「セド様に大切にしていただいていますわ。そしてそれ以上にお慕いしておりますわ」
「本当かい?まさか愛するアニーに(君を愛するつもりはない)と初夜で言う男と思われていないか
心配でね、でもそんなに赤くなってかわいいねアニー」
「んーーーーーー。」
耳元でささやかれ、心臓が持ちません。
シア視点
今日はレオ様に剣術の訓練に付き合っていただきました。
近衛騎士団である、第一騎士団を代々受け継ぐ我が家は、女性も自分の身を守れる程度の剣術を身に付けています。
「シア。少し休憩しよう。こっちにおいで」
「はい。レオ様」
訓練で鍛え上げられた、レオ様の筋肉!素敵です。
「ここに座って」
ベンチに横並びに座ると、レオ様がポニーテールに結んだ私のリボンを解きました。
「レオ様なにを?」
「髪が汗でぬれるほど頑張ったでしょ。僕が拭いてあげるよ」
レオ様は私の頭にタオルをかけて優しく髪を拭いてくれる。
「シア。僕はあんな屑とは違うよ、僕の愛情表現が足りなかったかな?」
見上げると真剣な黒い瞳と眼が合った。そのまま両頬を手で包まれおでこにキス。
「んーーーーーー。」
エレノア視点
今日は我が家で、シリウス様とお茶会、サロンから出て少し庭を散歩することになりました。
「侯爵家のバラはいつ見ても素晴らしいね」
シリウス様がそって手をつないでくれます。
「ありがとうございます。お褒めいただき光栄です」
「ノア。ガゼホで少し休もう」
「はい。シリウス様」
「さあおいで」
椅子に座ったシリウス様が両手を広げ、私を膝の上に乗せました。
「シリウス様!重たいです!下ろしてくださいませ」
このままでは私の心臓が破裂します。
「やあ。兄上と一緒だと思われてるなんて心外でね。私の気持ちをノアにはちゃんとわかってもらいたいんだ、はっきりわかってもらおうと思ってね」
シリウス様はにっこり微笑み私をぎゅっと抱きしめた。
「足りないかな」
さらに真っ赤な私の頬に口づけを落とした。
「んーーーーーー。」
「「「ごめんなさい。疑ってなんかいませんの!確認しただけですわー」」」
三人娘は、その後も婚約者たちの愛の深さを思い知るのです。
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