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悲劇の始まり



(あの雲、美味そうな形してるな)

俺、オルフェンは木陰で横になり、ぼんやりと空を眺めていた。別に空が見たくて見てるわけじゃない。昼ご飯を食べた後、暇すぎて他にやることがないだけだ。


「オルフェン、一緒にレオナ様へお祈りに行くかい?」


顔を横に向けると、シスターが立っていた。

俺が一人で暇そうにしていると、だいたいこんな感じで話しかけてくれる。


「……ああ」

ちなみに俺はかなり口数が少ない。というか、喋ること自体が苦手だ。


「行くよ、オルフェン」

俺は無言でうなづき、シスターの後ろについて行った。




レオナ様の像がある修道院に向かう道すがら、シスターがぽつりと言った。

「オルフェン、お前は口数が少なすぎるのと、その目が周りを怖がらせてるのかもね」


衝撃の事実が発覚した。俺って怖がられてたの!?


あまりの情報にフリーズする俺を無視して、シスターは続ける。


「だけどオルフェンは根は優しい子だ。きっとすぐに親しい人もできるさ」


おまけに知り合いが一人もいないことすらバレてたらしい。その優しさが逆に俺の心を抉ってくる。


俺って怖がられてたんだ…結構ショックかも。

人と関わってないから、全く気づかなかったな…




「じゃあまず、レオナ様の像を綺麗にしてくれるかい?」

修道院に着くなり、シスターはそう言って女神様へのお供物を取りに行った。


「…分かった」


…なんかこの像光ってないか?

まあいいや。とりあえず磨くか。

そう思って近くの布を手に取った瞬間――


(君、面白そうだね! ちょっとこっち来て!)


頭の中に、声が響いた。

次の瞬間、視界が真っ暗になった。


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