表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/146

103.ある一冊のノートと未来


 ――あるところに、一冊のノートがあった。

 上質だが、あまりここでは見ないデザインと作り。

 部屋は、さっぱりとしているが上品なため、どこか少し浮いて見える。


 そしてそのノートには、文字がただ殴り書きされていた。

 


『異世界転生』

『未プレイ』



 だが、ぽつぽつと何年にもわたって書き続けられていた。

 『リュカお兄様襲撃』や『グレン様の訓練に付き合う』など、斜線を引いて消されたものもある。


 そして、斜線を引かれていないものが、一番奥のページの「十六歳」という大枠に、改めて書き直されていた。



『リュカお兄様と共同研究』

『レオの魔法』

『隣国との問題』

『王族兄弟の共犯者』

『殿下を見抜く』

『強くなる』



 ぱっと見、完全に意味がわからないようにされているものも含めて、懇切丁寧に綺麗な文字で綴られている。

 そして最後に、それよりも少し大きめの文字で、こうあった。




『春、学園入学』

次回から新章に突入します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ