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「お母様は悪役令嬢」  作者: 輝く泥だんご
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第35話 魔薬

「私、足手まといにならないでしょうか?」

ローラは心配そうに尋ねるが、それに対して月跡が

「そのくらいでちょうどいいのよ。そうしないとミント、あなた好き放題にするでしょう」


「テヘペロ☆(ノ≧ڡ≦)☆野郎ども脳みそコネコネなおとか考えてないなお。ホントだなお。信じてほしいなお」


「まあ、万が一の為の忌み枝センサーでもあります。ローラさんが心配することは何もありません。むしろミント様をよろしくお願いいたします」


「連中、どう出ると思う?」


「私なら静観です」「ミントなら再度の罠依頼なお」「全面攻撃よ」


「俺も全面攻撃かなー。ローラは?」


「私なら情報収集を行います」


「おおーいいなそれ、俺やりたい」


「いえ、ほたる様の見た目の年齢では、さすがに厳しいものが、冒険者証で認識を阻害しますが、申し上げありませんが、操作までの機能はありません。」


「つまり、いろいろおっきくなれということなお。二言はないなお」


(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪と頷くミント。


「あの姿になれというのか」


絶望の表情を浮かべるほたる。そして追い打ちをかける月跡


「いずれあの姿に成長するんでしょ。どのみち避けられないわ。ねえ、ほたる」


「糞が、やりゃいいんだろ」


存在置換を行い16歳程の姿になるほたる。その姿は色々過激である。


「やっぱりでっかいなおー。でもミントも負けないくらいに大きくなるんだなおー」


「では今後の方針も決まりましたので、始めましょうか」

「ひー疲れたぜ。こんなん苦労するって分ってたら手を挙げるんじゃなかったぜ」

領事館の貴賓室に入るなり椅子に寄りかかってミントが嘆く。来賓室には既に月跡たちが既に揃っている。

「もう大量にいろんな薬飲まされてさー。スケベども。ホントに冒険者証で認識阻害出来てんのかね」


「心中お察ししますが、機能は正常に働いていますよ」


「凄く興味津々なお。が、深くは聞かない方がいいかななお」


「えーとな、金持ちのパーティにねーちゃんを集めるスカウトを見つけてな。そんで


「それくらいネリウムなら日常茶飯事なお。でも逆を云うとほたるちゃんネリウム属性案件行けるなお、ね、ローラちゃん」


「初回でそこまで出来る人はなかなかいません。ほたる様向いてるかも知れないです」


「はいはい、雑談はここまでよ。報告しなさい。ほたる」

手をひらひらと振って先を促す。


「んじゃ、これ魔薬」


 と云って、テーブルの上に意匠の凝らした透明な親指ほどの大きさの小瓶を置く。中には黒紫の粘性のある液体が入っている。


「お手柄ね、ほたる」

嬉しそうに月跡が云う。


「まあ、苦労したよ。ホンモンだと思ってもらっていいぜ」

その言葉を受けて

「ミント、瑚沼崎、何かわかるかしら?」


「ちょっと借りるなお」

 ミントは小瓶をとり、細工の施された蓋を開けてみる。手のひら蓋をでそよいでにおいを確認すると

「これ人間で作ってないかななお?」


「ええ、モルヒネの常用と過剰摂取により死んだ人間の子供の脳に、魔法的な措置を、そちらは詳しくは分かりませんが、して作ったものでしょう」


「しかも匂いからかなり子供を使って造ってますね。1瓶20人程ですか」


「瑚沼崎様わかるのですか?」

ローラが顔を引つらせながら云う


「感覚が鋭敏になりましたし、私の本質とも合致しますので」

「おそらく用途はLPの増加による不老長寿、それに伴う爆発的な快楽、多幸感。それとある程度自身のLPを消費し能力を上昇させることが可能になる。そのことによる万能感といったところでしょうか」


「ふむ、瑚沼崎のおっさん、今更だけどLPって何だ?Lvとも違うし永久尽界とも違うよな?」


「端的に言えば生命の強さ、生体としての強さといったものです。老人、重病人よりは子供や青年、健常者、小動物よりは巨大生物がよりLPをもっています」


「ローラちゃん、うちのネリウムで使われていないか早急にチェックだなお」


「わかりました。早急に洗い出します。今しばらくお待ちください」

多重層の念話を行うために処理に集中するローラに対して

「立ったままじゃ大変なお。こっち来て座るんだなお。益尾のおいちゃんそっと運んでほしいなお」


「はい、それでは、失礼いたします」

ミントの言葉の通りそっとローラを運ぶ瑚沼崎、運び終わって一息つくと

「あの草むしりの時に襲ってきた4人組、魔薬を使っていたと断定して構わないでしょう」


「依頼者と魔薬組織が近しいと言いたいのね?」


「はい月跡様その通り、むしろ一体かもしれません」


「ローラちゃんからはあとから聞くとしてほたるちゃんはなにか情報ないかなお」


「むむむ、流石に身元がわかるものはつけてなかったし、顔もマスクでほとんど隠れてたからなあのスケベども。ああ、でもこの魔薬、また会うということで貰ってきたから、今度は袋叩きにすればいいじゃね」


「やっぱり、ほたる様はネリウムの水が合いますよ」


「おっローラちゃんどうだったなお?」


椅子から身を起こしローラは報告する。


「7件の使用が認められました。また使用はしていないものの小瓶を送られたものが30名ほど、誠に申し訳ありません」


「大丈夫なお、ネリウムの子たちはミントちゃんの眷属だし中毒にはならないなお。それにそれだけやべー仕事をさせいているわけだから謝るのはこっちなお」


「ネリウムの娘たちの職務の見直しと安全の保障が必須ね。ミントとローラはそちらに注力してほしいわ。こちらは、ほたると瑚沼崎、そして私がやるわ」


「了解なお」「わかりました。月跡様。」

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