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「お母様は悪役令嬢」  作者: 輝く泥だんご
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第33話 草むしりから始まる麻薬組織根絶

「じゃあ、草むしりから始まる麻薬組織根絶で、からの魔薬組織根絶で、からのネリウム支店の開店か。結構大仕事になりそうだな」


「たまには土いじりもいいわね。ローラ、瑚沼崎、今ある情報から計画を立案しなさい」


「解りました月跡様」「同じく了解しました月跡お嬢様」

ローラと瑚沼崎が返答をする。


「なあなあ、今日はどこに泊まるんだ、さっき言ってた領事館か?」


「一応、領事館で様子見なお。アラビリスの評判も知りたいなお。さっきみたいに入管でめんどくさいのは御免だなお。大使館の準備もしたいなお」

聖地都市レイタニアの領事館通りに5人が揃ってやってくると


「でここがアラビリス領事館かー。何か思ってたのと違うな。アラビリスっぽくない」


「そりゃそうなお、元連合王国の領事館を使ってるからなお。アラビリス帝国が建国してまだ幾らも立ってないなお。内装の一部を替えたぐらいなお」

そんなことをミントとほたるが話しているとローラが

「皆さん、どうぞ領事館へ。ブリーフィングの準備が出来ました」


領事館の会議室に入室すると瑚沼崎が

「この人数ですしマイクはいらないですね。では私から報告と計画を説明します。失礼します。座って説明させていただきます」

「あ、ローラさん書記をお願いいたします」


「さて、新アラビリス帝国への外交的評判ですが最悪と云ったところです。元々内乱の結果、反乱軍が正当な旧帝国を打倒し、その勢いのまま隣国の連合国を侵略し併合、救援しようとした近隣諸国に恫喝まがいの外交を行い属国のように扱っている。これでよく出兵の機運が高まらずにいるのは良くも悪くもアラビリス帝国の軍事力といいますか、月跡お嬢様の力と私、瑚沼崎が色々やってしまった事に対して非情に警戒をしているためであります」


 ほたるが手を挙げ発言の許可を求める


「はい、ほたる様」


「おっさんと月跡ばかりズルい。俺も有名になりたい!」


「では今後の検討課題としましょう」


「私もいいかしら」


「はい、月跡お嬢様」


「外交的評判はどうでもいいけれど、情報戦で負けているのは、負けるというのは気に入らないわ」


「そうですね。元々交易都市、貿易国家を目指している以上、外交は必須、対策の第一弾として近隣国へさらに圧力を加え、超国家規模のプロパガンダ機関とします。第二弾として現在のスパイ網へ圧力を加え、忠誠を再確認し、国外活動を活性化させ他国の貴族、商会等を抱きこみます。概案ですが、以上を対策の骨子として最優先で実行致します」


「ミントもいいのかなお」

 ミントも手を挙げ発言の許可を求める


「はい、ほたる様」


「情報戦についてはそれでいいと思うなおが、肝心要の草むしりはどうするのかなお?」


瑚沼崎が苦悩の表情を浮かべる。

「対象となる主な草は『ネノコリ草』と呼ばれています。非情にむしりやすいのですが、名前の由来になっている通り、根の形状が細くそして非常に長いために必ず根が残るといってよい植物です。そしてこの類の植物にもれず、根が僅かにでも残っていればまた生えてくる厄介な植物です。なにより厄介なのは地上にまた生えてくるまでに根が分裂し、ひとむしりすれば3箇所以上に生えてくるところです」


「厄介なものね」


「ミントちゃんの敵認定したなお」


「LP操作で枯らせれば良いのですが、まず葉だけ枯れてしまい、根は一種の魔法陣になっており上手く行きません」


「この依頼は非常に困難と云わざるを得ません。かくなる上は後先を考えない禁止除草剤の使用の実施を


「お待ちください」

書記のローちゃんが瑚沼崎の発言をさえぎる。


「それでは本末転倒になってしまいます。『ネノコリ草』を抜いた跡地はとても肥沃な土地へとなります。先ほど瑚沼崎様が云われた通り、『ネノコリ草』の根は魔法陣の性質を持ち、土壌を改良いたします。『ネノコリ草』の跡地に芥子を植えると極めて高品質で大量のアヘン、ヘロインが精製出来ます」


「それで麻薬組織と繋がんのか。ていうかネノコリ草の草むしりって全部それ系じゃね」


「はい、この依頼は裏の依頼となります」


「裏の世界で有名になっても俺はうれしくないんだが」


「それも最後に麻薬組織、魔薬組織根絶の為であったとなれば堅気でも有名になれますよ」


「よし、何はなくとも現場百回。まず現地に視察に行くぞ」

※明日は17:30投稿予定です。

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