プロローグ
例えば...私達の住んでるこの世界が終わりを告げようとしている。
みんな死んじゃうのって言ったら....貴方は信じてくれますか?
Мιγμ:プロローグ
今日は雨だ。私の嫌いな天気。雨の日はなんだかマイナス思考になってしまう。
授業も終わり私と大空、そして愁君に櫻火ちゃん。みんなで教室にいた。
「なぁなぁ!!氷見中の都市伝説知ってる?」
「とっ都市伝説!?」
私は怖い話が苦手だ。とっさに大空の服の袖を掴んでしまった。
「おぉ!?お熱い二人やんなー♪我と石田はじゃまじゃろ?」
そう言うと櫻火ちゃんは愁君を引っ張った。
「ほれっ二人の邪魔せんでその幻の鏡を探すじゃ♪」
「なんで俺と鬼城が一緒に行くんだよ!大空ぅ〜みゆちゃーん!!」
愁君は櫻火ちゃんに掴まれ、そして引きずられ...行ってしまった。
困って大空を見たら、眠そうにしていた。
しばらくして私が見ているのに気がついたのか
「俺たちも行くか?」
と聞いてきた。
「うっうん...でも都市...伝説...」
私が下を向いて言うと優しく頭を撫でながら
「俺が...そっ傍にいれば平気だろ?」
と言ってくれた。
耳まで真っ赤にして言う貴方に愛おしさを感じた。
そして私と大空は二人を追うのであった。
後悔なんてしてないよ?
貴方を...貴方達を守れたこと、誇りに思ってる。
だから...
私のことなんて...