1/1
初音:始まりの音
この小説はホラーです。
主に「学校の怪談」をテーマにしていますが、
苦手な人は引き返して下さい!
時たまに、勝手に妖怪を作ったり、勝手な解釈をするときがあります。
以上を踏まえて読んでもらえると光栄です!
『 あ ね、 ちゃん。私、 っと ちゃ の事が
―――大嫌いだった 』
忘れもしない、忘れもできない言葉は、
きっとずっと私を縛っていくんだろう・・・
― チリン・・ ―
この鈴の音が、止んでしまうまで。
「・・・よし、今日もバッチリ!!」
何時もと同じ朝、
いつもの様に学校へ行く仕度をする。
「んじゃ・・・ いってきます 」
誰も居ない家の中で、
その声はただ響いていった。
誰も居ない部屋で、
黒い鈴だけが、「 チリン・・ 」と小さく鳴った。
まるで、
まるで・・・