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苦しい

 脳内の映像はさらに別の映像を加えた。ソウは操られているため、意志に反して拳銃を握っていた。狂って笑いながら銃口をメリゴに向ける。

 応戦だ。こうなってはもう正当防衛だ。操られているからソウは悪くないと同情していたらメリゴの命が危うくなる。心に隙を作ったソウ自身が招いた結果でもあるのだ。メリゴは正解を見つけた気がした。


 「撃ちます」

 「ほう」

 「だって武器は銃しかないんですよ?魔王から解放させる方法はそれしかないじゃないですか。そのままじゃソウさんだって辛いはずだし、ならいっそ……」


 メリゴはいいよどんだ。本当にこれでいいのだろうか。ダメだと叫ぶ自分と仕方ないんだと頑なに押し進める自分がせめぎあう。

 そもそも魔王が存在することが悪い。ソウが苦しむのもメリゴが苦しむのも魔王のせいなのだから。魔王がいなくなればどんなに平和で美しい世界になることか。魔王が倒れるまで犠牲者が出てしまうことは避けられない。魔王を倒す以外に解決方法なんてあるのだろうか。あったら誰かが実行してるはずだろう。魔王がいる以上、犠牲は続く。だからこそ一刻も早く魔王を倒さなければいけないのだ。


 「せめて苦しませないようにします」

 「せめて?銃を向けるだけで十分苦しませると思うが?」


 シンに睨まれ、メリゴは冷や汗を流した。





つづく


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