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南太平洋海戦2

南太平洋海戦第2話です

レーダーには空母が全滅したスプールアンス艦隊から全力発進した180機もの航空機が写っていた

「司令、第二機動艦隊の旗艦を出雲から武蔵に移すそうです」

「何、出雲を破棄するのか」

「はい、甲板の消火の目処が立たないため、出雲を破棄し囮にするそうです。そのため出雲には退艦命令が出されました」

「飛龍の直衛艦を他の空母に廻せ、本艦も囮にする」

「正気ですか、囮は出雲だけで十分ですよ」

「いいや、150機は居るんだ動かない囮で抑えられるのは整然多くても30機だろう。しかし、常に動き続ける空母ならその倍は抑えられる。今は一隻でも多くの空母を無傷で持ち帰ることが重要だ」

「しかし、直衛艦を全て他艦に廻す理由は何でですか?」

「護衛のいない空母なら敵も寄ってくるだろ」

「了解しました」

「済まないな諸君、ところで本艦の防空士官はいるか」

「はっ何でしょうか?」

「君の名前と階級は?」

「坂井柊作中尉です」

「それでは坂井中尉、聞いての通り本艦はこれから囮を行う本艦の守りは大丈夫かね?」

「お任せください我々は鬼多聞のに鍛えられた者ばかりですから」

「それなら信頼できるな、よし進路をサモアに取れ本艦はこれより囮となる。甲板上の機体は発艦しサモアを空襲せよ、他の艦は敵艦隊に進路を取れまた指揮権を武蔵移乗後の小沢中将に渡してくれ」

飛龍からは甲板上に待機していた航空機がサモアに向けて発艦していった。そうしてる間にも敵航空隊は接近し180機中80機が艦隊から突出している出雲と飛龍に殺到した

「来たぞ対空砲用意」

坂井中尉指揮の元飛龍は敵の攻撃に備えた

「貴様等に俺の飛龍はやらん」

10機ほどの航空機によって出雲は止めを刺された。

そして、飛龍にも30機ほどの航空機が一斉に襲ってきた

「対空砲発射」

雷撃しようと降下してきた雷撃機に向けて対空砲が急降下爆撃をしようとした爆撃機には奮進弾が襲いかかった

「奮進弾の再装填急げ、まだまだ来るぞ」

「敵機急降下」

対空砲によって雷撃機は落とせたが、ほぼ真上から爆撃してくる爆撃機は撃墜しにくかった。しかし飛龍は次から次へと降ってくる爆弾の雨を避けていった

「次から次へと埒があかない」

「直上に爆撃、避けられない」

しかし飛龍の操舵主が上手くとも数多の敵機の攻撃を完全に避けることは出来ず爆撃を喰らった

「甲板被弾、消火急げ」

「左右から雷撃、左舷回避間に合いません」

「応急措置急げ」

「第二機動艦隊の天鶴が中破したようです」

「くそ、数が多すぎる」

「爆弾2、右舷魚雷1回避間に合いません」

飛龍も次第に追い詰められていく

「攻撃隊からサモアの飛行場の破壊に成功したとのことです」

「彼等に本隊へ向かうよう言ってくれ」

「了解しました。後、本隊から秋月2隻が救援に来るようです」

「それまではなんとしても持ちこたえるんだ」「上空の敵機の数も減ってきました。後少しです」

「良し諸君最後の頑張り所だ」

しかし敵も味方の仇をとろうと必死だった

「直上、爆撃機4」

「奮進弾発射」

しかし何回も同じ手段が効くわけもなく奮進弾が拡がる前に投爆して逃げられたりしていた

「左舷対空砲4基殺られました。生存者はいません」

「左舷から雷撃機5きます」

「生き残った対空砲で応戦しろ」

「一機撃墜、魚雷4本来ます」

「衝撃に備えろ」

一本は避けたものの3本が左舷に突き刺さった

「左舷に傾きます」

「司令、ここまでのようです」

「注水装置はどうなっている?」

「限界まで作動させれば垂直に戻せますが速度が10ノットまで落ちます」

「速度が落ちても構わん垂直にしろ最後まで囮を続けるんだ」

「了解しました」

注水装置がフル稼働し傾いた飛龍を垂直に戻していく、しかし速度が遅くなった飛龍に次々に投爆されていく

「上空の敵機数えられる程まで減りました。残りは急降下爆撃機が8機と雷撃機3です」

「後もう一踏ん張りだ」

「司令、後部エレベーター付近の火災止まりません」

「隔壁を封鎖してこれ以上の延焼を防げ」

「急降下8雷撃3同時攻撃来ます」

「対空砲撃ちまくれ」

「爆弾5来ます」

「後部に被弾、後部が沈み始めました」

「雷撃機1機撃墜、後一機も翼から火を噴いてます」

「総員退艦急げ」

「何故ですか?司令」

「あの雷撃機の魚雷は避けきれん、もう飛龍は限界だ。すぐそこまで秋月が来ている一人でも多く生き残るのだ」

「分かりました。退艦急ぎます」

雷撃機二機が投下した魚雷は飛龍に命中、山口多聞少将の予想通り飛龍は左舷に傾き始めた

「司令、我々も退艦しましょう」

「嫌、私はこの艦に残ろう飛龍には付き添いが必要だろうからな。しかし君たちは退艦したまえ付き添いは一人で十分だ」

「しかし司令、長官から生きて戻るように言われていたはずじゃ」

山口多聞少将は第三機動艦隊司令に就任した際に山本五十六連合艦隊長官から乗艦が沈もうとしても残らずに生きて帰るように言われていた

「誰がなんと言おうと私は残る。この飛龍は愛しい娘のような物だからな」

「しかし司令、もうすぐ新型機関を搭載された蒼龍級が就役します。その二番艦は飛龍になる言われています。その艦じゃ駄目なのですか」

「駄目だ俺にとっての飛龍はこの艦のみだ」

「生きることは戦い何ですよここで戦いを止めて良いのですか」

「俺の戦いはここまでだ後はお前達に任せる」

「司令、火を噴いていた雷撃機が突っ込んで来ます」

「ほう、アメリカにも骨のある奴が居たのか…良いだろう貴様にはこの飛龍を沈めさせてやろう、骨のある奴に戦いの中で沈められるならこの飛龍も本望だろう来い」

雷撃機はそのまま艦橋近くに体当たりし艦橋に居た司令部要員に破片が襲いかかった

艦橋の上の方にあった防空指揮所に最後まで残っていた坂井柊作中尉は急いで司令部に降りた

「誰か生存者は居ますか」

そんなとき足元に倒れていた山口多聞少将が起き上がった

「くそ、生き残ったか俺だけか」

「退艦しますよ司令」

「君はいきたまえ、君は確か防空士官の坂井中尉だったな君の指揮は素晴らしかったこれからも頑張りたまえ、ちょうど良い君に預けたい物がある」

そういうと司令部の壁に掛かっていた飛龍の名が刻まれた時計を渡した

「これを継ぎの飛龍に飾ってもらいたいよろしく頼んだぞ」

「必ずや成し遂げて見せます」

「ではいきたまえこれは命令だ」

「了解しました」

そう言うと時計を持ち坂井中尉は退艦した。

その後坂井中尉は無事に脱出挺に乗り退艦しその後本隊から来た秋月に拾われ時計は継ぎの飛龍へと届けられた。

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