フィリピン電撃戦
2日連続投稿です
12月12日
マーシャル諸島で米艦隊がメジェロに上陸していた頃、フィリピンには本間雅晴中将率いる陸軍機甲師団が二個師団がフィリピン北部のバギオに上陸、それと平行してフィリピン南部のバギオにも朝鮮半島にいた山下奉文大将率いる海軍陸戦隊三師団が上陸、この時始めてヘリコプターを使ったヘリボーン作戦が実施された。沖合の秋津洲級から発艦したカ号連絡機がバギオ守備隊の基地を夜明け前に攻撃、予想外の空からの奇襲攻撃にバギオ守備隊は降伏し海軍陸戦隊はレイテ、マニラを目指して北上を開始した。
12月13日深夜 バギオ郊外
12日の早朝、日本陸軍の保有する完璧な機甲師団である第一機甲師団と陸軍の精鋭で編成された首都防衛師団である近衛師団の機甲師団である近衛機甲師団が台湾の航空基地からの支援でバギオに上陸に成功し早くも橋闘堡を確保しフィリピン首都マニラ目指して行動を開始していた。
フィリピンの道路はアスファルトでしっかり舗装されており戦車の走行にも支障が無かった
「植民地の道路までアスファルトで舗装するなんてなんつー金持ちなんだアメさんは」
近衛機甲師団所属であるバロン西こと西竹一大尉が愛馬である新型戦車5号戦車にから周りを見回しながら独り言を呟く、その時600mほど先の家屋の影から史実より早く完成し配備され始めていたM4中戦車が現れた
「敵戦車前方600、発射」
5号戦車から放たれた128mm弾がM4の側面を撃ち抜き爆発を起こさせる
「これで三両目か、こいつの前ではアメさんの戦車も敵わないか」
西大尉の5号戦車はすでにM4二両とM3軽戦車を一両仕留めていた。
12月16日 マニラ
輸送車、戦車、自走砲、パンツァーヴェルファーの連携によりマニラに僅か3日で到達した。「マニラを落とせば、フィリピンは落ちたようなもんだ行くぞ」
パンツァーヴェルファーの一斉砲撃と同時に3号戦車と5号戦車がマニラに進撃する、M4やM3も必死に攻撃するが正面装甲を撃ち抜くのは不可能で5号戦車に至ってはM4が背後から撃ってようやく撃破出来るほどだった
「M4が居たぞ、そこの十字路だ」
西大尉の車両もすでに11両もの戦車を仕留めていた、そして、12両目の戦車を仕留めようと十字路に入った途端キャタピラーを吹き飛ばされた
「どこからだ」
十字路の建物の内部に潜んでいたM4が建物の壁越しにキャタピラーを攻撃してきたのだった。建物内に潜んでいたM4が壁を破壊して5号戦車の背後に回り込み、砲塔をこちらに旋回させている
「キャタピラーが殺られては動けん、最早これまでか…」
西大尉は死を覚悟した、しかし、発射音と爆発音はしたものの死の瞬間は訪れなかった
「なんだ、何が起こった」
ハッチから顔を出し背後を見ると、炎上中のM4とパンツァーファウストを構えた歩兵が立っていた。
M4は5号戦車に集中するあまり歩兵の接近に気付けず、歩兵のパンツァーファウストによって破壊されたようだった。
12月17日
米軍はマニラを放棄、残存兵力はバターン半島にあるコレヒドール要塞に立て籠る。陸軍は山下大将をフィリピン派遣軍の司令官に任命しコレヒドール要塞の方位命令を出す。参謀本部はコレヒドール要塞を米軍を誘い出す囮にすることを決定、山下大将には海軍陸戦隊2師団を預けそれ以外の師団を撤退させた。
アメリカ本国では亜細亜への大きな橋闘堡であるフィリピンを失い、更には次期大統領とも噂されるダグラス・マッカーサーフィリピン司令官がコレヒドール要塞に閉じ込められているという状況をルーズベルト大統領が上手く使い、国民に国債の購入と軍への志願を進めアメリカに漂っていた厭戦気運は逆に好戦気運に変えられていった。
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