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パナマ運河破壊作戦2

次回は遂にマリアナ諸島決戦です

1941年9月某日

トラック諸島の水上機基地から五機の晴空が離水した。

晴空全機には1トンフリッツXを四発搭載していた

「こちら隊長機、全機状況を報告せよ」

隊長機の投爆手兼晴空隊隊長を務める野中五郎少佐が指揮を執るパナマ運河攻撃隊はまだ太陽が上がらないうちからパナマ運河に向けて飛び立った。

三時間後 パナマ運河沖

合流地点には五隻の仮装巡洋艦が集まっていた、日陰者である潜水艦隊の中でも日陰者である仮装巡洋艦乗りに取っては数少ない大作戦に仮装巡洋艦乗り達の指揮は高かった。

「艦長、晴空隊が誘導電波に乗りました、もうすぐで到着するようです」

「対潜警戒を怠るな、上空の晴嵐改は潜望鏡を探してくれ」晴空隊が仮装巡洋艦の近くに着水し補給を行い、強風を仮装巡洋艦から発艦した強風と共にパナマ運河に向かった。

パナマ運河

パナマ運河は米軍の重要拠点であるため米軍の最新鋭機であるP―55が配備されていた。晴空隊は海面近くを飛びレーダーを掻い潜り、強風隊が得意な高度である中高度を飛びレーダーにわざと引っ掛かり迎撃機の気を引く作戦を取った。

パナマ運河の航空基地ではレーダーに映った敵機迎撃のためにP―55が離陸していた、P―55は安定性が悪かったが速度が高く高度6000まで4分50秒で上がれたため、一撃離脱戦法には適した機体だった。【日本軍の機体も俺達と同じ推進式だ、速度は同じレベルだろうから油断するなよ】

目立つように中高度を飛行していた強風隊を発見したP―55隊は強風隊より高高度から急降下で突っ込んでいった。

しかし、自分達の上にP―55がいる事に気が付いた一部のパイロットの連絡により強風隊は散開し急降下してきたP―55をかわし巴戦に持ち込む。

速度ではP―55、機動性では強風と同じ推進式でも特徴に違いがある両者の戦いである、パナマ運河上空は乱戦となり迎撃に上がったP―55の中に海面近くを飛ぶ青色の水上迷彩を纏った晴空に気付く機体は無かった。

無事に迎撃隊を切り抜けた晴空隊だが、どれか一機がパナマ運河を攻撃すれば確実にP―55は強風の相手をやめ晴空隊に襲いかかるのは目に見えていた。

この時晴空隊の指揮官である野中五郎少佐は飛行長に

「飛行長湊川だよ、辿り着けない湊川だ」

と呟いたという。

晴空隊が高度を上げ攻撃体勢に入った時、ある機銃手があることに気付いた。

「こちら晴空三番、晴空一番へガトゥン湖にモンタナ級とおぼしき戦艦がいます」

「ちっ、ちょいと少しばかし遅かったか、よし晴空五番はフリッツXでペドロ・ミゲル開門とミラフローレス開門、ガトゥン開門を破壊しろ特にガトゥン開門は徹底的に破壊するんだ、そうすればモンタナ級はガトゥン湖から出られなくなる、他の晴空はモンタナ級の左舷に回り煙突にフリッツXを全弾叩き込め、奴をパナマ運河に釘付けにするぞ」

五番機はパナマ運河の太平洋側から直進しミラフローレス開門に1発ペドロ・ミゲル開門に1発、ガトゥン開門に2発のフリッツXを投下した。全ての開門に命中し破壊した、特にガトゥン開門は基礎ごと破壊されてしまった。

五番機以外の晴空は編隊を組んだままモンタナ級の左舷に回り込んだ、モンタナ級も弾幕を張るが、気にする事なく晴空は突っ込んで行く。

「誘導電波よし、投下」

精密爆撃用に奮龍と同じビームグライダー方式のフリッツXは誘導電波に導かれるままモンタナ級の煙突に落ちた。

モンタナ級にも大和級のように煙突には装甲を施してあったが、1トンもの徹鋼爆弾を20発も喰らい、煙突の下にある機関部は完全に破壊された。

モンタナ級は浮く事は出来たが、動くことが出来ない浮き砲台と化した。

また、ガトゥン開門が破壊されたためガトゥン湖の水位が落ち元々喫水下ギリギリだったモンタナ級は着底してしまった。米軍がパナマ運河を使用するにはペドロ・ミゲル開門とミラフローレス開門、ガトゥン開門を修復しガトゥン湖の水位を上げた後にモンタナ級を浮上させ近くの軍港まで曳航しなければ使用出来なくしてしまったため、パナマ運河修復まではアルゼンチン沖のドレイク海峡を使用するため大西洋から太平洋までの回航までに二週間近くかかるためアメリカ太平洋艦隊はパナマ運河の再使用を始める1943年春まで窮地に立たされることとなる。

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