日米開戦
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1941年のアメリカは不況に喘いでいた。
ニューディール政策により雇用を生み出し失業者を減らし、仕事を持つ者が増えたことから消費が行われ経済が回りだし大不況から抜け出すことは出来たが、不況は続き国民の不満が募り始めていた。
この不況から抜け出すにはアメリカが戦争に参加し工場がフル回転する状態が二年続けば抜け出せるというほど深刻だった。しかも、この時アメリカの大統領であったルーズベルト大統領は大統領三期目であり丁度1941年にあった大統領選で三回目の当選を果たしたが、この時の公約がアメリカ人を戦争に行かせないだったため自分から戦争を始めることは出来なかった。
戦争を始めたかったアメリカ政府は日本にハルノートなどの様々な挑発を行い、日本に先制させ戦争を始め最低でも不況から抜け出すまでは戦争を続けようと考えていたが、日本は中々挑発に乗って来なかったため、自国の民間船を自国の潜水艦で沈めたのを日本の仕業として国内の一部ですでにあった排日を全米に広げ、民意が日本へ戦争するべきだという方向に顔を向けるようメディアを使いコントロールした。そして
日本時間12月7日
台湾近海で哨戒を行なっていた第五護衛艦隊所属の駆逐艦春月の周りをアメリカ海軍のカタリナ飛行挺が飛んでいた。
「艦長、あのカタリナは我々を挑発しているのでしょうか」
「恐らくはそうだろう、しかし、今政府のほうで外交的解決を目指しているそうだから撃つなよ」
「はっ、銃口も向けないように伝えます」
「何も起こらなければ良いが、アメリカはそんなに戦争がしたいのか」
その時、カタリナの二基あるエンジンの片方が煙を上げた。
「まさか、発砲したのか」
「いいえ、誰一人発砲していないそうです」
カタリナはそのままフィリピンのほうに飛んでいき、見えなくなってからしばらくして春月のレーダーから消えた。
「艦長、米軍の無線を傍受している大和田から連絡です。先ほどのカタリナは日本の駆逐艦に撃たれたと無線でフィリピンの基地に報告した後、墜落したようです」
この無線は即座にアメリカ政府にもたらされた。
【よし、上手くいったようだな】
【大統領、海軍は真珠湾からの出港準備が整いました。直ぐにでも海兵隊と共に日本領マリアナ諸島に向かえます】
【大統領、陸軍は周囲を囲まれたグアムの防衛を諦め、グアムの全戦力をウェーク島に移しウェーク島の要塞と共に海軍の到達まで耐えます。また、陸軍航空隊のB―17で開戦とほぼ同時に台湾を空襲し、台湾の空港を壊滅させます】
【大統領、ソ連が我が国との同盟を望んでいます、同盟の見返りに我が国が遅れをとっているジェットエンジンとミサイル技術を提供してくれるそうです】
【ソ連は今ドイツ、イギリス、東ロシア帝国と戦争をしているこの三国を押さえてくれれば我が海軍の多くを対日戦に使える、良いだろうソ連と同盟を結ぼう】
【分かりました、すぐに同盟を締結させます】
日本時間12月8日
アメリカ政府は日本に対して宣戦布告同時にソ連と同盟を結びここに日英独露枢軸VS米蘇連合という第三次世界大戦主要参加国が出揃った。
イギリスは日米戦にはカナダがあるため中立をドイツ、東ロシア帝国、ソ連はソ連戦で手が一杯なので日米二国での戦争になった。しかし、技術協力は行われた。
宣戦布告と同時にハワイ真珠湾から新型を含めた戦艦八隻からなるキンケイド中将率いる打撃艦隊とフレッチャー中将率いるサラトガとヨークタウンからなる第一機動部隊が出港、マーシャル諸島に向かった、ダッチハーバーからはハルゼー大将率いる未来空母インディペンデンスからなる第二機動部隊とスプルーアンス少将率いるエンタープライズとホーネットからなる第三機動部隊が出港しウェーク島占領に来るであろう日本軍に備えウェーク島に向かった。
その頃、台湾の防空レーダーにはフィリピンからやって来たB―17、200機でレーダーが白くなっていた。
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