ドーバー海峡海戦
色々あって投稿がすごく遅れました
すみません
中立国であるトルコからの情報でソ連黒海艦隊ポルポラス海峡とダーダネルス海峡を抜けて地中海に進出、随伴のタンカーの数からキール軍港が目的地だと判断したイギリス海軍は制海権を保持し続けるために本国艦隊でドーバー海峡を封鎖し黒海艦隊を待ち伏せしていた。
1941年9月15日
黒海艦隊がジブラルタル海峡を通過したという情報を受けてH艦隊を率いたジェームス・サマヴィル率いるイギリス海軍本国艦隊は各軍港を出港し、ドーバー海峡で待ち伏せていた。
参加艦艇
イギリス海軍
戦艦5、巡洋戦艦4、巡洋艦4、空母3、駆逐艦24
ソ連黒海艦隊
巡洋戦艦2、空母3、巡洋艦6、駆逐艦12
本国艦隊はほぼ全ての艦がH艦隊の艦で編成されていて、巡洋戦艦フッドとレナウン、レパルスと戦艦ハウが追加されていた。
その規模の大きさから時の首相ウィストン・チャーチルは「イギリスの誇りである本国艦隊を突破するのは不可能だ」と言うほどだった。
一方の黒海艦隊の司令官は史実でソ連海軍を世界屈指の海軍に育てあげ、冷戦期のソ連海軍の潜水艦を重用した戦略を構築したセルゲイ・ゴルシコフだった、まだ31歳だったがその才能と本人の未来での活躍を知るトロツキーに最新鋭艦だけで編成された黒海艦隊を任されていた。
「司令、レーダーにソ連機を捉えました、物凄いスピードです」
本国艦隊はソ連機に先に発見されてしまった。この時、イギリスの索敵機は迎撃に来たソ連のジェット艦載機に殺られていた。
ソ連の艦載機はトロツキー自らが設計したYak38だった、これはトロツキーがエンジン開発に関わったYak38と退職後に手に入れた日本のハリアー徹底解剖という初期型ハリアーの詳しい解説書にあった機密じゃない部分の設計図とを参考に設計した機体で史実Yak38が出来なかったSTOLも出来るようになっていた。
〔同志司令、偵察に出したYak38が210km北西にイギリスの大艦隊を発見しました〕
〔よし、全艦SAN19発射、空母からは艦載機を発艦させろ〕
ソ連黒海艦隊の艦艇には全艦にグラニートと呼ばれるSAN19艦対艦ミサイルとSAN6長距離艦対空ミサイル、SAN12中距離艦対空ミサイルが搭載されていた、そして、ソ連の空母はキエフ級をベースにしたモスクワ級とキエフ級でモスクワ級二隻、キエフ級一隻で機動艦隊とし、巡洋戦艦キーロフ級二隻と巡洋艦六隻、駆逐艦12隻で打撃艦隊として機動艦隊に常に随伴していた。
SAN19は誘導能力が低いため、偵察型のYak38が追加で誘導することになっていて、この時も偵察型のYak38が誘導電波を提射していた。
本国艦隊旗艦キングジョージ五世CIC
「司令、高速で飛行物体接近中」「航空機の発艦いそげ、私は艦橋に上がる、敵艦隊はその飛行物体の来た方向にいるはずだ」
Yak38は誘導電波で空母と戦艦にミサイルを集中させた。
黒海艦隊から飛来した96発のSAN19は偵察型Yak38の誘導電波に導かれるままに戦艦と空母に集中した。
「対空攻撃開始」
キングジョージ五世からの指示の元SAN19に弾幕を張るが、イギリス海軍の対空砲40mmポンポン砲には大きな欠点があった、それは弾詰まりが頻発することだった。
特に、戦艦には8連装など多く束ねたものが多かったため弾詰まりが起こる度にその対空砲は使えなくなってしまった。
そして、弾詰まりと始めて迎撃するロケット兵器の速度に悩まされたイギリス海軍は96発中7発をしか落とすことが出来なかった。そして、落とされなかったSAN19はイギリスの戦艦と空母に襲いかかった。
史実のグラニートことSAN19今のSAN19との違いは爆薬の威力だったが射程を900kmから400kmまで縮める代わりに750Kgから2000Kgまで増やし威力は史実桜花の約1.5倍の爆薬を搭載していた。
真っ先に被害が出たのはイギリスの誇りと言われたフッドだった、フッドはSAN19を6発喰らい、その内4発が弾薬庫や機関などバイタルパートに命中し破壊、弾薬庫が引火し轟沈してしまった。
キングジョージ五世にも4発が命中、どこも致命傷になるようなところには当たらなかったが艦尾に当たった衝撃で舵がいかれてしまい右に転舵出来なくなった。また、空母には多くのSAN19が集中し89発中61発は空母に向かった。
発艦作業中だったアークロイヤルは沈むまでに17発が命中しアークロイヤル乗組員の生き残りがアークロイヤルはオーブンだったと言うほど炎上した。イラストリアス、フォーミタブルも無事ではなかったアークロイヤルに当たった9発は着弾後、格納庫を貫通して通り抜けてしまったがイラストリアス、フォーミタブルは装甲が厚かったためか格納庫内で爆発するミサイルが多くイラストリアスが航行不能後に自沈、フォーミタブルが大破着艦不能になった。
しかし、イギリスも負けてばかりではなかった。
アークロイヤル、イラストリアス、フォーミタブルを発艦した艦載機隊が黒海艦隊に攻撃しようとしていた。
【同志司令、イギリスの航空機です、数は94機】
【SAN6発射、Yak38を迎撃に向かわせろ】
SAN6が航空機隊に向かっていった。
「あんな真っ直ぐ飛ぶしか能の無いロケットなんか当たるかよ」
と旋回したシーファイアーにSAN6はホーミングして付いていった
「なんだと」
黒海艦隊から離れた位置での突然の攻撃に航空機隊の足並みが崩れ始めた所にYak38が翼下に懸架した対地、対空ロケット弾ポッドからロケット弾を乱射しながら突っ込んだ。
急いでシーファイアーが迎撃に向かうがYak38が亜音速とはいえ、1050kmは出せたためシーファイアーは追いつくことが出来ず、しかし、シーファイアーは旋回性能でYak38に勝るという史実での零戦VSヘルキャット、ムスタングのような戦いが繰り広げられたがYak38が突っ込んだときのロケット弾で数を更に減らしたシーファイアーは数でもYak38に負け、シーファイアーは全滅した。
シーファイアーがYak38を押さえている間攻撃隊は黒海艦隊に接近した、攻撃隊は爆撃機がフルマー、雷撃機がソードフィッシュだった。
第二次地中海海戦では雷撃をドイツ機がやってくれたため問題無かったがイギリスはまだソードフィッシュの後継機の開発途中だった。
そのソードフィッシュはSAN6が排熱量が他の機種より少なかったため被害がほとんど無く黒海艦隊に接近出来た、しかし、フルマーはSAN12を多数が喰らい数を大きく減らしていた。
【対空攻撃開始】
ソ連の巡洋戦艦はキーロフ級を参考に開発された艦で主な使用目的が機動艦隊への航空攻撃の吸収、新兵器の30mmガトリングやSAN6、SAN12を使った艦隊対空防御とSAN19による敵艦隊への対艦攻撃だった。
その任務内容からソ連は重対空巡洋艦と呼んでいたがイギリスのジェーン海軍年鑑には巡洋戦艦と記載されていた。
主砲の連装12.7センチ砲と30mmガトリング砲が対空攻撃を始める、ガトリング砲と12.7センチ砲は自動装填式のレーダー誘導のため正確な射撃が出来た。また、12.7センチ砲からは日本に送ったスパイが手に入れた史実の三式弾こと対空散弾を連射した。
その濃厚な弾幕の前にソードフィッシュは雷撃する間も無く撃墜されてしまい、フルマーも戻ってきたYak38に殺られてしまった。
航空支援が無くなり戦艦にも大きな損害を受けたイギリス本国艦隊は、出撃した攻撃隊からも攻撃を受けていると言う無線を最後に連絡が途絶えていたため敗北を悟り帰還しようとした所に爆装したYak38がやって来た。
「機関が焼き付いても構わん今出せる全速を出せ、もう少し本国に近付けばスピットファイアが支援に来るぞ、足を止めるな止めたらそこで終わりだ」
Yak38には1000kgしか搭載出来ないと言う弱点があったためYak38は500kg×2か対艦対空ロケット弾しか対艦攻撃兵器がなかったためソ連海軍は攻撃機を別に搭載していた、Il10改艦上攻撃機はジェット機のため魚雷を搭載出来ないYak38の代わりにソ連軍最強の防御力を持つ航空機であるIl10を艦載機にした機体だった。
元々襲撃機だったIl10は対空砲火に強くソ連軍機で一番雷撃に向いていた。
Yak38が旗艦旗を掲げたキングジョージ五世の機銃座にロケット弾を浴びせかける、この攻撃でCICがやられ、艦橋にいた司令であるサマヴィル提督以外は戦死また、無線が殺られたため通信不能になりこれにより、本国艦隊の指揮は乱れIl10が着いた頃には艦隊行動が取れなくなっていた。
Yak38が爆撃やロケット弾で対空砲を無力化させたため40機のIl10は次々に雷撃を行いアンソン、ハウ、プリンスオブウェールズ、インコンパラブル、レナウンを仕留めた。
そして、ソ連黒海艦隊は戦闘前の予想を裏切りイギリス本国艦隊を壊滅させ、無事にキールに入港した。
ドーバー海峡海戦
イギリス本国艦隊
撃沈レナウン、レパルス、フッド、アンソン、ハウ、プリンスオブウェールズ、アークロイヤル、インコンパラブル、イラストリアス、フォーミタブル、巡洋艦1、駆逐艦6
大破キングジョージ五世、デュークオブヨーク、駆逐艦11
中破巡洋艦2、駆逐艦2
小破駆逐艦5
航空機94機喪失
ソ連黒海艦隊
航空機8機喪失
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