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ローマ法王を救出せよ1

久しぶりの投稿です。

1941年8月末

イタリアをシチリア島を除き占領したソ連軍は共産主義は宗教を否定しているため、バチカンにいたローマ法王と枢機卿6名をゲリラが少ないイタリア北部にある保養地イゼオ湖上にあるモンテイゾラ島の高級ホテルに軟禁していた。

ソ連の奇襲によりベルリン以北を陥落され、首都をベルリンからボンに移したドイツ軍では指揮高揚及び世界中のキリスト教国を味方に付けるため法王救出作戦を開始した。

ドイツ軍にはドイツ軍親衛隊という再軍備の際に奇襲や破壊工作を行う目的で作られた特殊部隊があった。

その親衛隊の中の一つである第500奇襲空挺親衛隊隊長オットー・スコルツィニーにこの作戦の命令が下った。史実でもグラン・サッソに軟禁されていたムッソリーニを救出したオットー・スコルツィニーだが、実は救出したのはドイツ空軍でスコルツィニーがした仕事は安全地帯までムッソリーニを運ぶことだった。

しかし、今回の作戦では、スコルツィニーの部隊が法王と枢機卿を救出することになった。

『こんな作戦上手くいくのだろうか?』

イゼオ湖救出作戦概要

イゼオ湖が敵地にあるため新型ジェット爆撃機Ju287五機で高速潜入、機体に曳航された三人乗りグライダー10機計30人でグライダー降下し軟禁されている高級ホテルを奇襲し、法王と枢機卿を救出その後は航空機で現ドイツ領コルシカ島まで輸送するという物だった。1945年8月31日深夜

平時なら日本の学生は夏休みの宿題に追われていたり、外国の学生なら翌日からの新年度に期待を膨らませていたりする日に作戦は実施された。

オットー・スコルツィニー率いる30人の第500空挺奇襲親衛隊は工作員用の消音ステンガンとパンツァーファウストを装備した突撃部隊20人、MG42の空挺親衛隊仕様のFG42などを装備した支援部隊5人、Kar98kを装備した狙撃部隊5人がグライダーに乗り越えJu287はフランスの基地を出撃した。

イタリアフランス国境を超え、日付が変わる頃にイゼオ湖上空に辿り着こうとしていた。

『曳航綱切り離せ。』

イゼオ湖の手前で曳航綱を切り離し、10機のグライダーは滑空を始めた、前方ではJu289に向けて対空砲が上がっていた。

グライダーは風切り音だけを出しながらJu287が通り過ぎ、対空砲が止まっていたイゼオ湖上空を通り、モンテイゾラ島に強行着陸した。

『突撃せよ。』

10機のグライダーから隊員達が飛び出しホテルに向かっていく、奇襲に混乱していたソ連軍もはっ、と我を取り戻しサイレンが鳴り始めた。

ホテルの入口にいた二人の兵を狙撃し、部隊はホテルに突入した、ホテルは8階建て屋上有りの高級ホテルで法王達は最上階のスイートルームに軟禁されているという情報だった。高級ホテルなため、通路が広く部屋の数も少なかったため奇襲部隊は次々に階を順調に制圧していき、法王のいる最上階に辿り着いた。

最上階はスイートルームが一部屋あるだけなため待ち伏せに有利だった、案の定ソ連軍も土嚢と重機関銃で機銃陣地を作っており、突破するのは至難の技だった。

『誰か俺に付いてこい。』

正面からの突破が難しいとみたスコルツィニーは部下を二人連れ、屋上に向かった。

屋上には人はいなかったため、急いで手摺にロープを縛りつける。

『屋上から三人でラベリングで窓からスイートルームに突入する、気を引くため機銃陣地を攻撃してくれ。』

『了解』

スコルツィニーの指示と同時に隠れていた隊員達が開発されたばかりのスタングレネードを陣地に向けて投げつける。

スタングレネードは陣地に落ち、物凄い光と爆音を上げた。

『突撃』

支援隊の軽機関銃の支援の元、混乱している陣地に突撃した。

スタングレネードが爆発した音を聞くと同時にスコルツィニー達はラベリングを開始した。

スイートルームの窓まで降りたスコルツィニー達は廊下で隊員達が囮をしたくれたため部屋の中の護衛がドアの前に集まっていた、

『行くぞ』

合図と同時に窓を破り、部屋に飛び込んだ。

『始末しろ』

サイレンサーのポスポスというガスガンのような音を発てながら、ステンガンを連射していく、不意を突かれた護衛は反撃することなく全滅した。

『救出に成功した、迎えを頼む。』

無事に法王と枢機卿を救出する事に成功したが

『隊長、向こう岸からボートが来ています。』

作戦成功はまだ先になりそうだった

『狙撃隊は屋上に、支援隊は正面玄関、突撃隊はパンツァーファウストでボートに対して水際防衛だ。』

法王と枢機卿を最上階に残して部隊は散った。

『今、迎えが来るそれまで耐えればこちらの勝ちだ。』

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