御前会議
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1941年1月 大和艦橋
今、欧州に向かっている遣欧艦隊旗艦戦艦大和の艦橋に立つ僕こと田中翔はまさかこんな日が来るとは思ってなかった
今、思い出せば1904年のあの日にタイムスリップした日から決まっていたことかもしれない1904年 御前会議
今、僕の前には絵や写真でしか見たことの無い偉人達がいた
「貴様、何処から入ってきた。ここが何処だか分かっているのか?」
陸軍の軍服を着たおっさんが怒鳴ってくる
「ここは何処で今はいつですか?」
怒鳴られるのには慣れている。すぐに聞き返す
「今は1904年ここは御前会議の会場だ」
海軍の軍服を着た人が答える。この人はもしや
「貴方は東郷平八郎閣下でしょうか?」
「はっはっは陸軍じゃないのだから閣下は付けなくよろしい、そう思わないかい乃木君?」
さっき僕に怒鳴った陸軍の人が答える
「そんなことより『貴方があの伝説の乃木閣下ですか?』
「そうだが、私は伝説と呼ばれるような事はしていない」
「僕の名前は田中翔生まれは1995年解りやすく言うと未来人です」
予想通りみんなドン引きしている
「まだロシアと戦争ははじめる前ですよね?」
やっと落ち着いたのか東郷平八郎が聞いてくる
「何故ロシアと戦争を始めるなんて事言うんだい?」
「僕の住む世界では今年からロシアと戦争を始めますから」
「お前が未来人だと言う証拠を見せてみろ」
乃木閣下が聞いてくる
現在の持ち物
携帯(バッテリー1本)
帝国海軍艦船図解
近代戦争―日清戦争からイラク戦争まで―
日本陸海軍機大解説
これらの品を見せる「どうですか?これで僕が未来から来たことを信じてくれますか?」
どうやら信じてくれそうだ
「お前はロシアとの戦争がどうなるのか知っているか?」
この時何故か歴史を変えようと思った僕はこう言った
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