入部とこれからの日々【4】
駅に向かうと、すぐに電車が来た。
とりあえず電車に乗り座った。さーて今日の講義はーと、考えていると隣に座っっていた女子高生が、車内で携帯で電話していた。
「あのさぁー、、、そうそうそう、え!?マジでー?、、、」
うるさいなーと思っていたら、すぐ側にいた若い男性、多分おれと同じくらいの男性が、携帯でしゃべっている女子高生に注意した。
「おい、お前!車内で、電話するのは迷惑だ。電話を切れ!」
へぇー、ああやってちゃんと注意できる人っているんだな。勇気ある行動なのかな、とおれは心のなかでその男性の行動に敬意を表した。
しかし、この時おれはまだ気づいてなかった。自分がこのあと面倒くさいことにまきこまれるということに、、、。
まぁ、何だかんだで目的駅に着いたおれは、電車を降りて大学に向かった。
午前の講義が全て終わり、昼休憩の時間になった。学食に行くことにしたおれは、講義が終わった部屋を速やかにあとにした。すると、例のごとく松山が来た。
「なぁ海人ー、今朝言ったこと覚えてるか?」
これは、もしやサークル見たいからついてこいっていってたやつだな。あーメンドイ。ここは、ひとつ忘れたフリをしてみるか。
「ん~?なんのことだっけ?」
「だーかーらー、見たいサークルあるからついてきてくれってやつだよ。今朝言ったばっかだろ。」
こいつにフリは、通用しないのか。とりあえず、あきらめて話を聞くか。
「あー、そんなこと言ってたな。で、どーした?どこに見に行くんだ?」
「よくぞ、聞いてくれた!」
いや、聞きたくはなかったがな。
「この私、松山恭二が見に行きたいサークルとは、、、映画サークルなのである!」
映画?へ~松山にしては、案外真面目なんだな。
「具体的に何やってるんだ?そのサークル。」
「映画見たり、映画撮ったりしてるらしいぜ。第2の映研部とも言われている。
」
なるほどな。やってることは、映研部と何ら変わりはないわけだ。
・・・・・
ってそれ、存在する意味ある?同じなら映研部に入ればいいじゃん。部の方が費用も下りるし、何かと便利だしな。
「まぁ、いいか。とりあえず約束だからついて行ってやるよ。」
ちなみに本家の映研部は、何をやってるんだ。
「なぁ松山、本家の映研部の方は、どんな活動してるんだ?」
我ながら最もな質問だと思う。
「いいとこに気が付いたな。さすが、親友。それがな、、、、、、」
「それが、なんだよ。」
「それが、とくに違うことやってるわけじゃないんだよ。映研で撮った映画を、コンクールに出典したり、学園祭で上映したりとサークルと同じといっても良い。」
なんだそれは。なぜ、部とサークルに分ける必要性があるのか、理解できん。こいつが、こんなけサークルを見学に行くことに、熱心だからそれなりの魅力が、あるのかと思った自分が情けない。
「なんだよ。結局同じなんじゃねーか。」
「まぁ、そういうことになるな。」
話は特に進展しないまま、午後の講義が始まった。




