入部とこれからの日々【1】
ついに授業かぁ、変に緊張しているのは、俺だけか?正直ついていけるか心配なのだ。
講義室は思ったより広く、思ったより綺麗だ。うーん、清掃が行き届いてる感じでいいね。
俺は、とりあえず一番後ろの席に座ることにした。ギリギリだったけど、偶然空いていた。そしてもちろん松山もとなりに来た。
時間と同時に先生が来た。
「はい、みなさんおはようございます。」
「おはよーございます。」
と、学生たち。
「私が今期のグラフィックデザインの担当になりました、佐々木 達也ですよろしくお願いします。」
こんな感じで、初日最初の授業は始まった。
「はいーここまでー。来週までにデッサン考えとくように。」
ふぅ、無事終わった。
このあと、二時限目は休講らしい適当に時間潰すとしますか。
「なぁ、結花ちゃん、彼氏いると思うか?」
また唐突な質問をしてくる松山
はっきりいってその辺の事情は、知らない。彼女が転校していってしまってからのことは、何一つ。
「これは、俺の勘だがいないとみた。」
「へぇ、なんでそう思うんだ?」
「昨日、少し話してみた感じだけど、男とあんま接したことがないタイプだからな。まぁー、あくまでも勘だけどな。」
そういうもんなのか。まぁ、案外的を得ていそうだが。
松山が今から会いに行ってくる、と言っていたがさすがに止めた。それより、昼食を早目にとってしまおう。
て言っても、朝食食べれなかった俺のせいだけどな。
とりあえず、一番近い学食にいった。手始めにカレーライスを注文してみたのだが、さすがは大学の食堂だな。普通盛りのはずが、かなり多い。
腹がへっていた俺は、すぐさまカレーを食べ始めた。
「お、うまい!しかも、このボリューム。申し分ないね。」
思わず言葉が漏れる。
そんなとき、松山が
「なぁ、海人。お前、なんかサークルに入らないか?せっかく大学入ったんだし、何か入ろうぜ!」
「えー、いいよ俺は。めんどいし、バイトあるし。」
正直、俺は入る気は全くない。元々、時間を縛られるのは、苦手というか好きではない。
まぁ、一応は、考えとくか。
「気が向いたらな。」
そう言って俺は食堂をあとにした。




