新たな生活と懐かしの人【4】
学長室に着いた。さすが、高校までで言う理事長と同じで学園のトップということもあり、部屋の中は結構広いらしい。
とまぁ、あくまでも予想だがーーー。
「ここにその娘がいるってのか?」
「ああ、そのはずだ。しばらく待ってみようぜ。」
とりあえず、俺達は待つことにした。
・・・・・・・
・・・・・・・
30分経過ーーー
・・・・・・・
・・・・・・・
1時間経過ーーー
「おい、いくらなんでも遅くないか?本当にここであってんのかよ。」
松山に聞いてみた。
「いや、合ってる筈なんだけど・・・。」
ガチャ
なんて会話をしていたら、学長室のドアが開いた。
「おい松山、終わったみたい・・・って何やってんだ。」
ドアが開いたと思いきや、松山は出てくる人(女性限定で)に無差別にナンパしまくっていた。
「松山、最初の目的はどうした。」
「あ、ああ、そうだった。悪いうっかり忘れてた。」
こいつは、女なら誰でもいいのか。人間、こんな風にはなりたくないものだ。
集まってた人達があらかた出ていった中、最後に1人女性が出てきた。
と思ったら松山が一目散に声をかけに行っていた。
「どもー、初めまして、林 結花さん。俺、同じ学科の松山 恭二っす。宜しく。」
「は、はぁ初めまして。あのぅ、なんで私の名前を?自己紹介したっけ?」
当然の反応だ。こいつは、節操ないな。
「いやいや、さっき代表挨拶で名前呼ばれてたし。それにー・・・」
「超、お美しかったので。」
急にかしこまった言い方をした。
「あ、、いや、そんなことないよ。」
そらみろ、明らかに困ってるじゃないか。そろそろ切り上げないと誰か来そうなので、松山を連れ戻そうとした。
「なぁ、そろそろ行くぞ。」
俺が声をかけたその時、
「海くん?」
結花が、俺に話しかけてきた。
「ねぇ、海くん。神崎 海人君でしょ?ほら、小学生のときに同じクラスだった。ーーーー覚えてないかな?」
いきなりのことに少し動揺した。もちろん覚えている。何せ初恋の人だ。
嬉しいという今の気持ちと、どうすればいいのかということで、頭が埋まっていく。えぇい、こうなれば成るように成れだ。
「あ、おう。久しぶり。」
「本当に久しぶりー。私が五年生のときに転校してからだから、八年ぶりだね。あぁ、なつかしいなぁ。」
覚えていた。ヤバい、すごく嬉しい。しかも、昔と変わらず明るくて・・・・・何よりもかわいい。
「さっきの式中、いきなり大声だしたの海くん?」
「え!?ああ、まぁ。懐かしくて、、、つい、、な。」
うわぁ、恥ずかし。俺ってばれてた。
こうして、俺と彼女は再び出会った。
明日から同じ学科で同じ机で勉強し、四年間という長いようで短い、時間をすごしていく仲間だ。
やっぱ大学入ったのは正解だったかないろんな意味で。




