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あの日の君とあの日の僕  作者: マオ
第三章【サークル活動】
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新歓と意外な発表【前編】

そして、次の日おれは大学での講義を終えサークルに向かった。松山、結花と一緒にいくと共に、上園桜も一緒についてきていた。



「結花、上園さんもか?」



「うん、そうだよ。言ってなかったっけ?」



もちろん聞いてない。



「上園さん、よろしく。」



「あ、うん。よろしく。」



松山にしては、珍しく静かにしていたのだが、



「上園さーーーん、よろしくー。今日もかわいいねぇー」



「あ、ありがと。」



松山お前はこの人生、18年間生きてきてなにを学んできたのだ。空気を読む勉強、、、だと生やさしいか。訓練しろ訓練。



おれが見た限り、こいつに話しかけられた女の子は、大抵が困っている。



「おい、松山。その辺で終わりにしな、体力残しとけ。歓迎会と言っても飲み会だからな、きっと。おれら未成年だから酒は飲めないけど、朝まで付き合わされるぜ。」



と言うと、



「な、そ、そうか。うん、そうするよ。」



ふぅ。やっと終わったな、このくだり。毎度のことご苦労様です、おれ。



そんな話を喋って、歩いているといつの間にか部室の前まで来ていた。



コンコン



「失礼しまーす。」



と、おれたら一同。



「おー、みんなよく来てくれた。今日は飲むぞーーー。1年生付き合えよー!」



うわ~。部長、やけに気合い入ってるというか、ワクワクしてるというか、こりゃ決定だな。朝までコースだ。



そして、おれたちは大学から車で移動して、一軒の居酒屋に入った。



へ~、なかなか雰囲気の良い店だな。店構えは、やけに綺麗で最近出来たらしい。見た感じ古風なところもあって、少し高そう。



「よーしみんな、奥の座敷が予約で取れたから行ってくれー。」



座敷に入っていくと、4つテーブルがあり、それぞれに座った。



とりあえず、おれたち新入生はまとまって同じ席に着くと、となりのテーブルの女性が飲み物の注文を取り始めた。



「はーい、みんなー。飲み物先に注文するから決めてねー。」



あれは、誰だ。すっげー美人。いや~、スレンダーだな。



おれはウーロン茶を頼むことにした。



各自飲み物が行き渡り、部長が乾杯の挨拶をを始めた。



「えー、今日は集まってくれてありがとー。それから今年は新入部員が4人も入ってくれた。ぜひ、我々映研サークルに力を注いでほしいと思う。それから今年は、大学生活最後ということもあるから、映画コンクールに今までにないくらいに、上出来の作品を力の入った作品を出典したいと思う。あ、もちろん、その作品は映研部との学園祭でのお客争奪戦にも使う。」



と、長い乾杯音頭を聴いていると他の席にいた先輩部員が



「部長ー、挨拶長いっすよー。それに腹も減りました。」



「ん?ああ、すまん。まぁ、とりあえずいっぱい食って、いっぱい飲もう!乾杯!」



その声のあとに全員で



「カーンパーイっ!」



みんな、飲み始めた。料理も注文したのが続々とテーブルに並び、食べていた。



うん、結構うまい。このイカの天ぷらマジでうまい。いやー、来てよかったー。



料理を食べていると部長が



「新入部員、まず自己紹介でもやっとくか。じゃあ、まずは松山から~。」



「ハイハイハーイっ、ご紹介預かりました、松山恭二と申しますー。B型、1993年7月18日生まれの蟹座、趣味特技多数!あ、彼女絶賛募集中でーす。よろしくお願いします。」



今の自己紹介、半分以上は聞かなくていいと思った。彼女募集中とか自己紹介にいらん。



「松山お前、抜け目ないな。次、林ー。」



「は、はい!林結花と言います。買い物や映画見るのが好きです。よろしくお願いします。」



さすが、結花。必要かつ簡潔にまとめてるところが、あいつとは違う。



「映画好きかー!これは、助かるな。ぜひ、力を注いでくれ。よし、次は、上園。」



「は、はい。上園桜と言います。映研に入ったのは、映画作りしてみたくて、できるかなーと思いまして。よ、よろしくお願いします。」



「お~、映画、良いものを作ろうな。じゃあ最後、神崎いってみようか。」



おれの番か。



「神崎海人です。ここでは、デザイン学科に通ってます。せっかく大学入ったんで、部活はともかくサークル活動してみようと思い入りました。よ、よろしくお願いします。」



「よし、頼むぞ。神崎。あとは、まぁ質問タイムと、いくかー。」



はい、でたよ。お決まりの質問タイム。



「はいはーい!神崎くんは、彼女とかいたりするのー?」



ブーーーーーっ



思わず向かいに居る松山に吹いてしまった。何を質問してるんだこの人は。でも、先輩だしちゃんと答えないといかんよなー。



「いえ、いませんよ。」



「おー、よかったじゃねーか、谷本。チャンスあるぞ!」



え!?え!?



何勝手に話をややこしくしてんだよ、この人たちは。まぁ、きれいな人だから悪い気しないけどさ。



それを見ていた結花が、ムスっとした表情でおれの方を見ていた。何だよ、おれ何か悪いことしたのかよ。



それからと言うもの、先輩たちに席を無理矢理、谷本先輩の隣に移動させられ、結花たちと別々で飲んでいた。



「はーい、じゃあー、林さんって彼氏居るのー?」



な、なにを聞いてんだ先輩。ま、まぁ確かにおれも気にはなるけどな。



「なんだー桐谷、お前も新入部員狙ってたのか?」



「別にそんなんじゃないっすよ。で、どーなの、居るの?」



結花の答えは?



「あ、いえ、いません、、、」



よかった~と、なぜかホッとしている自分がいる。いたとしても、おれが、どうこう言える立場でもないけど。



それで案の定、結花も上園さんと一緒に席を移動させられていた。



残った松山と言えば、入れ替わりに他の先輩たちに囲まれて食べている。悲しいな、ある意味悲しいぞ、松山。



そのあと順調に歓迎会は、進んでいく。

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