入部とこれからの日々【6】
バン!
なんだ!?誰か入ってきた。
「部長!買ってきましたよー。お茶と弁当。」
「おうっ、サンキュー。そこ置いといてくれ。」
この人も映研の人かな?女性かー、しかも結構美人だ。まさか、部長の、、、、、。
「部長、この子たち誰ですか?新入部員?」
「ああ、いや、うちのサークルに興味があって、話を聴きにきてくれたんだ。」
「へぇ、そうなんですか。あ、わたし、谷本夏希2年だよ。よろしくね。」
こちらもテンション高い。
「はぁ、よろしくです。来てすぐで申し訳ないんですが、おれは、この辺でお先に失礼します。」
とりあえずどんな感じか分かった。まぁ、一般的に良い先輩的な人たちだな。
「おい、神崎。」
「はい、なんですか?」
なんで、おれの名前を知ってる?まだ、言ってないはずなんだけど。
「明後日、新入部員の歓迎会やるから、もし入る気があったら放課後この部屋に来てくれ。」
「は、はい、分かりました。」
勢いのある人だな。まぁ、一般的にいい先輩に当たると思う。
考えてみるか。バイトと勉強漬けの毎日っていうのも、何か悲しくなってくるし。
そんなことを考えながらおれは、部室棟をあとにした。
「か、海くん。」
「ん?」
「海くん、今帰り?良かったら一緒に帰っても良いかな?」
結花だった。相変わらず恥ずかしのか、緊張してるのが伝わって来る。おれはというと、2度目ということもありそんなに緊張しなくなっていた。
「ああ、いいよ。帰ろ。」
一緒に帰ることになったのは、嬉しいのだが、やはり慣れても何を喋っていいのか、分からないので、ほとんど無言のまま駅に着ついた。
その時、
「海くんは、何かサークル入るの?」
「ん?ああ、さっき映研サークルを覗いてきた。んで、気があったら明後日の新入部員の歓迎会に来てくれって言われたよ。」
「え?海くんも映研サークルに入るの?そっかぁ、そうなんだぁ。」
・・・・・・・
「??もしかして、結花も?」
「うん、そーだよ。良かった~、入ったはいいけど知り合いいなくて、どうしようかなって思ってたの。」
まさか、結花もとは。
これは、入ったらもしかして、薔薇色の学園生活というやつになるのではないか。いやいや、入った時点でそうなるフラグ成立だよな。
「あ、ああ、おれも入ってみよっかな~。」
「良かったぁ、じゃあ、明後日楽しみだね。」
あれ?なんか話が入る方向に向かってしまっている。、、、ま、いっか。面白くなりそうだし。
「まもなく、電車が参ります。白線の内側へお下がりください。」
電車に乗ったあと、また席を探してみる。すると、2人分空いていたので、そこへ座った。
「、、、結花って映画好きだっけ?」
当たり障りのない、質問をしてしまう。
「うん、大好き。制作の方もやってみたかったから、入部してみたの。」
「なんで、サークルに?部活の方でも良かったのに。」
当然のことを聞いてみた。
「部活だと時間が縛られるみたいで、あまり自由じゃないみたいだったから。」
「へー、そうなんだ。」
確かに、一般的に見ても部活よりサークルの方が、自由性があって良いとおれも思う。
「間もなくー。」
彼女の降りる駅に着いた。
「じゃあ、海くん明後日ね。」
「ああ、明後日な。」
そう言って、別れた。
次の日おれは、講義がすべて終わり
そして、部室に入ると部長の前に行き、
「部長!おれ、入ります。映研サークルに入部させてください。」
「そうかあー!よっしゃ、新入部員確保ーーーーー。んじゃ、明日の新入部員歓迎会来いよ。みんなで、ここから行くからな。」
これで、薔薇色、、、いやもしかしたら、薔薇色ではなくもっと華やかな色のキャンパスライフになるかもしれない。
楽しみだな。
第二章まで、読んで頂きありがとうございます。
やっと、海人の学園生活が動き出しました。
まだまだ、色んな心情などをこの小説の中に書いていけたと思ってますので、その時は是非とも読んで頂きたいと思います。
では、次からは第三章となります。




