入部とこれからの日々【5】
「はいー、今日はここまで。」
とりあえず、講義は終わったな。
「かーいーとー、講義終わったし早速サークル行こうぜ。」
おれの気の休まるところは、家か?家だけなのか?
「よし、さっさと行って、さっさと帰ろう。」
おれたちは、サークルのある部室棟に向かった。
ちなみに、こいつが映研サークルを見に行きたいってのも、正直ナンパ目当てだろう。何となくわかってしまうのも、悲しいものだな。なぁ、松山よ。
「えーっと、この資料からするとここで合ってるはずだぞ。」
多少緊張しながらも、ドアを叩いた。
コンコン
「失礼しまーす。あのー、見学させてほしくて来たんですけどー。」
と、丁寧?に挨拶をする松山。
・・・・・
「て、あれ?いない?」
ガチャっ
ドアを開けようとすると、なぜか開いていた。覗くと誰もいない。
「なんだよ。松山、誰もいないじゃんか。」
「あれー、おっかしーな。」
恐らく休みだったんだろう。
と、その時、
「おーい、お前ら、何してんだ?映研サークルに入りたいのか?」
おれたち2人に向かっての言葉だった。
「あ、は、はい。でも、誰もいなくて今、帰ろうとしてたところです。」
びっくりした。かなり、一瞬心臓に悪かった。
たくっ、いったい誰なんだ?映研の先輩か?んあー、誰でもいいや。
見たところ、サングラスをかけているな。おれの中でサングラスマンと呼ぶことにしよう。
おれが、そんなことを考えていると
「なんだなんだ、遠慮しないで上がってくれ。」
おれらは、お言葉に甘え上がらせてもらった。さすが大学の部室棟。結構キレイ、しかも広い。
「適当に座ってくれ。と、まぁ、とりあえず自己紹介だ。おれは、映研サークル部長の柊卓也だ。よろしく。」
「あ、はい!よろしくお願いします。」
と、おれたち2人。
「ははははははっ。そんなに緊張するな。」
んなこと言っても、おれは人見知りだし、こいつも松山もそうだったらしい。にしてもこの部長、テンションたけーな。
はぁ、さっさと話終わらして帰るか。
「で、部長さん。このサークルの、活動を聞いてもいいですか?」
と、おれが最初に斬りかかってみた。
「ん?そりゃお前、映画見て研究したり、実際に撮ってそれを学園祭とかで上映、コンクールに、出典したりしてるよ。」
ふ~ん、聞いた通りのサークルだな。さて、松山はどう出る?
「はい、質問です!撮影するということは、可愛い娘とかいたりするんですか?」
なっ、バカか、こいつは。そんなこと聞いてどうする。入りたいから見学に来てるなら、もっと関係のあること聞けよ。バカ!。
今おれは、こいつと来たことを後悔していた。
「??・・・・・だはははははっ。面白いなお前。ははははははっ。そうだな。一応、女子はいるぞ。だが、お前の好みかどうかは分からんな。」
あーハズイ。お前は何を目的にして、来たんだ。たくーっ、おれ必要ないじゃんか。
にしても部室キレイだな。この部長が毎日掃除をして、、、、、て、んな分けないか。
なーんかこの2人は、すげー気が合って、おれそっちのけで喋ってるし帰ろっかなー。
おれが帰ろうとしたその時、
バン!
誰か入ってきた。




