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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

1発の12ゲージ

マガジンを引き抜き、残弾を確認しようすると、中に弾は入っていなかった。だが、チャンバーを引き確認すると、チャンバーの中には1発だけ入っているようだ。「クソッ!たった1発の12ゲージシェルでどうしろっていうんだよ!」……と大声で叫んでもたれかかっている壁を叩きたい物だが、近くには奴等がいる。そんな軽率な行動はできない。

ともかくここから逃げる手立てを探さなくては。

もう一度状況を整理しよう。

俺が持っているのは残弾1発ののsaigaと、心許ない防弾チョッキとヘルメット…makarovaを落としていなければもう少しマシな状況だったかもな。このクソホルスターめ…まぁもう失ったものはしょうがない。

さて。どうやってここから逃げようか。俺の部隊は恐らく俺以外全員殺されているだろうし、多分近くにあった基地も破壊されているだろう。

味方の救助は来ないだろうし、来るとしてもかなり時間が掛かる。奴らに見つかるほうが先だろう。

そうだ。ここから2キロ程度離れたところに補給基地があったはずだ。占領されているかもしれないが、そこで補給できれば逃げれる確率は上がるだろう。

そうと決まれば早速行動だ。まずはこのマンションから出よう。ドアを慎重に開け、廊下を見渡す。

廊下の一部は黒く不気味に輝き、腐敗しているように見える。奴らがいないかを確認しつつ、階段へ向かう。階段を見ると、奴が居た。こっちを振り向こうとしている。クソっまずい!saigaのトリガーを引く。

大きい発射音が響き、やつに鉛玉が当たる。

鉄に銃弾があたったような鈍い音が響く。だが奴は怯みすらしない。化け物か?いや、化け物だ。まぉそれはさておき残念なことにあまり効果はないようだ。最悪だ。もう逃げるしかない!saigaも捨てよう。少し軽くなった…が、だめか。奴らの方が足は早いらしいな!うおっ

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