「えさほいさっさ」の巻
「おう、前のカゴかきは足が三本、後ろのカゴかきは足が四本。速そうだねえ」
通行人は感心した。
「へい、速う御座います」
と、前の三本足のカゴかきが答えた。
「おまけに前のカゴかきは目が四つ、後ろのカゴかきは頭が二つ。前方不注意なんかないねえ」
「へい、後方不注意も御座いやせん」
今度は、後ろの二つ頭のカゴかきが答えた。
「しかもこの通り、あっしらは日本に帰化しておりやす」
身分証明証と営業許可証を見せる宇宙人カゴかき。
「でも、乗るんなら、あっちの尻尾のある方が良いや」
と、通行人は、エイリアンカゴかきを指して去った。
「冷やかしかよ!」
宇宙人カゴかきたちは、プンスカ怒ったが、翌日には偽シッポを付けて営業をした。
ウケる方に流れる。
長いモノには巻かれる。
それが世の中の道理と言うものである。
(駕籠かきは帰化後か)
かごかきは、きかごか?!
「無題」
「今いちウケてないなあ」
と思いながらも、回文オチにこだわって書いている男。
「それは、話が面白くないからだ」
と言う、もう一人の自分もいる。
そんな自分には、
「な、なんだよ、批評するヒマがあったら、書くの手伝えよ」
とも思う。
昔に在籍した創作同好会で、人の作品の批評ばかりして、自分では作品を全く発表しない奴がいた。
「気楽なヤツだなあ、コイツ」
と男は思っていた。
普通に考えて、自分が批評されるのはイヤだと言う、チキン野郎だったのだろう。
今もチキンのままかなあ?
Sさん、あなたの事だよ。
(駄作は草だ)
ださくは、くさだwwwwww ww www w!