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回文オチで、ポン!「続・のほほん」  作者: にれ たつや
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「勇者・五木ヒロシ」の巻

某・五木ヒロシは、演歌の大御所であった。

たとえ転生しようとも、その立場と熱意は変わらない。


「もっとこう、腰を入れて斬れ!」

コブシを効かせて戦士たちに指示する勇者・五木ヒロシ。


「魔法使いはもっと声を張り上げろ。声量が足りん!」

と、詠唱に注文を付ける五木ヒロシ。

「このドラゴンを退治したら、発声練習をするからな」


揺るがぬ情熱。比ぶべきものとてない自信と細い目。

「演歌は心だ! お客様は神様だ! お前の計略には魂がないっ!」

作戦が失敗して、賢者を叱る五木ヒロシ。


「見ていろ、戦いとはこういう風にやるのだっ!」

体を斜めにして握りコブシを作る五木ヒロシ。

「ヒロシです。泰然自若(たいぜんじじゃく)! とです」

自信満々でドラゴンの前に立つ勇者・五木。


ドラゴンはその覇気(はき)に恐れ(おのの)き、びくびくしながら前脚で踏み潰した。


        プチっ! とな。



(キツいわ五木)

きついわ、いつき!



お読みくださった方、ありがとうございます。

明日も「続・のほほん」おそらく夕方5時前後に投稿します?

ではまた明日も、のほほん! で。


ちなみに、何を載せるかは当日に選んでいるので、予告はありません。楽しいと良いですね。

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