「サファリツアーにて」の巻
「河馬って、攻撃的な動物なんだってね」
「縄張り意識が強いらしいぞ」
「地上を時速四十キロメートルの速さで走るんだってね」
「ワニのあの、硬くて丈夫そうな皮膚も食い千切っちゃうんだってね」
「でも、あれは象だから安心だね」
と、アフリカのサファリツアーに参加している客たちが話している。
サバンナでくつろいでいる一頭の象。
象も人間を殺してしまう事もあるが、カバの、「年間三千人を死殺」よりはマシだ。
「あら、耳をパタパタさせながら近づいて来るわ」
「体温の調整をしてるんだってね、あの行動は」
「あら、脚が短くなったわ」
「あらあら、大きな耳が小さくなったわ」
「おや、長い鼻がなくなったぞ」
「体長も小さくなったわね」
「カッ、カバだ! カバが象に化けていやがったんだ!」
「ににに逃げろ!」
「運転手さん、早くっ!」
「大丈夫、大丈夫。このサファリカー、時速三十キロで疾走するね」
「追いつかれるじゃねえかっ、運転変われっ!」
やはり追いつかれるのだった。
目標を見つけた時のカバの足は、
一味も二味も違うのである。
(化かす河馬)
ばかすかば!!
お読みくださった方、ありがとうございます。
明日は、「続・のほほん」の投稿は、お休みの木曜日ですが、在庫が出来てきたので、投稿するかも。
いや、正直に言おう。投稿したいっ!
いかなる駄作であろうが、
拒否しないこの神々しきサイトにっ!!




