「榊丸、頑張る!」の巻
ある高校柔道部での会話だ。
「榊丸の奴、この頃メキメキ腕を上げてきやがったなあ」
「なんでも、女の子に練習をつけてもらっているらしいぞ」
「女の子にかよ、どういう事だよ」
「強くなれるんなら、女の子だって老婆だって、かまやしないぜ、オレは」
「お、おれだって、そうだよ」
榊丸は、某所にある花壇で秘密特訓を積んでいたのだ。
そこは、ある女王の縄張りで、許可なく侵入すると投げ飛ばされるのだった。
「今日もお願いしまーーーー」
叫んで花壇に突入し、
「す!」と言った時には、もう投げ飛ばされていた。
(くっそう! 鬼神女王! いつか倒す!)
榊丸はしかし、高校を卒業するまで、花壇の鬼神には勝てなかった。
インターハイも、ヌリカベ相手に特訓を重ねた奴には勝てず、優勝することはなかった。
(三色菫ミス鬼神さ)
さんしきすみれ、みすきしんさ!
(壁と見る水戸部か)
かべとみるみとべか?! ←←← 再登場
お読みくださった方、ありがとうございます。
なつかしいミトベ君を出したが、漢字が「水戸部」でよかったのかどうか、不明。申し訳ござらん。
明日、木曜日は、投稿お休み曜日。
明後日、金曜日は、回文妖術師と古書の物語
「魔人ビキラ」を、お昼の12時前後に投稿予定です。
眠らずに待とう! という人はぐっすり眠って下さい。
眠らずに起きているのは、私だけで十分です?
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ではまた明日、続・のほほん、で。