「ペットショップ」の巻。ミチコ&タカシ編
ペットショップに、冷やかしに入ったミチコさんとタカシくん。
「誰も食えへんバームクーヘン」
インコのお喋りに足を止めるミチコさん。
「えっ? 何、今の? 駄洒落?!」
立ち止まってインコの鳥かごを覗きこむ若き妻、ミチコさん。
「濃密なハゲ」
ミチコさんの問いには答えず、インコはまた語った。
「それはスキンヘッドのことだと思うわ。ハゲじゃなくて、ファッションよ、あれは」
「肛門を訪問」
「下ネタは良くないと思うわ。好きだけど」
「御殿場のお転婆」
「あーー。居るかもね、御殿場にもお転婆娘が」
「オデンのお電話」
「オデンは電話しないと思う。あっ、電話でオデンを注文するのか。ごめんごめん」
「ミチコさん、どうしたの」先に進んでいた若き夫、タカシくんが戻って来て言った。「今日のお昼ご飯はヤキトリにしようよ。小鳥見てたら食べたくなっちゃった」
ミチコさんとタカシくんは、昼食のためにペットショップを出て行った。
「ピコの介、良かったな。お前のお喋りに、あんなに付き合ってくれた客は、初めてじゃないか?」と、ピコの介に話しかける店員。
「朝市は明後日になさって」
「いや、ぼくは聞き飽きてるから、ピコの介」
(懇意なインコ)
こんいな、いんこ!
ミチコ&タカシ編は、時々出て来ます。
明日、金曜日は、お昼前後に「魔人ビキラ」外伝を投稿予定。
日曜日の「魔人ビキラ」本編は、投稿が難しくなって来たので、土曜日のお昼頃に投稿してしまおうと思っています。
ほなまた、明日「魔人ビキラ」外伝で。