「台所のカレンダー」の巻。ミチコ&タカシ編
台所のカレンダーから、「6」の付く日が塗りつぶされているのに気がつくタカシくん。
6日。16日。26日が、塗りつぶされていた。
(来月も、同じだ。6の付く日がない)カレンダーをめくって思うタカシくん。
(なんだ? 逆記念日?)
そしてハタと気がつき、
「ミチコさん、塗りつぶしたって駄目だよ。病院には行きますからね!」
と、居間にいるはずの妻、ミチコさんに伝えるタカシくん。
病院の通院日だったのだ。
(医者は怖くない。なんなら威圧できる。し、しかし……)
ミチコさんは注射が苦手だったのだ。
(あたしともあろうものが、あんな小っこいものを怖がるなんて)
(小っこくて細くて、尖ってて痛そうな注射針を)
そこまで考えて、
「ああっ!」
と叫んで腕を押さえるミチコさん。
仮想敵針に負けた瞬間であった。
(6日が皆無)
むいかが、かいむ!
お読みくださった方、ありがとうございます。
次回、回文ショートショート童話「続・のほほん」の投稿日は、月曜日の朝7時前後に投稿予定です。
明日、日曜日は、「魔人ビキラ」を、昼の12時前後に投稿予定です。
「ププンハン、入団す!」の巻。どこへ?
久しぶりに、魔人ビキラ、古書ピミウォ、素浪人ププンハン、猫耳のサヨが出そろいました。
短い話で登場人物が多いとややこしい。
レギュラーメンバーなら、まだマシか?
しかし、レギュラーメンバーとの認識がなされていなかったら?! などと、思いは千千に乱れるのであった。
ほなまた明日、魔人ビキラで。