表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
回文オチで、ポン!「続・のほほん」  作者: にれ たつや
229/276

「ドングリぽりぽり」の巻

枝の上で、ドングリをぽりぽり食べていて、ふと気がつくリスのリッスル君。


(あっ、この食べこぼし、ゴミだよね)

今まで考えた事もなかったのに、気がついてしまったリッスル君。

(ゴミを散らかしちゃいけないよね)

(降りて行って拾い食いするか?)


思い悩んでいるリッスル君の下を、人間が横切った。

ジャンクフードの袋に手を突っ込み、盛大に食べカスを撒き散らしながら。


そして、空になったのか、袋を地面に捨ててゆく人間。


(人間がやっているんだから)

  と言う思いと、

(人間のようになってはいけない)

  と言う思いがリッスル君の心の中で戦い始めた。


(良いんだよ、リッスル。食べカスは(あり)が片付けてくれるじゃないか)

(リスとしての自覚を持てリッスル。人間如きの真似(まね)をするんじゃない)


悶悶(もんもん)として、ドングリを食べ続けるリッスル君。

そこへ、風紀委員のリス、リリスさんがやって来た。


「リッスル君、人間みたいに食べカスを散らさないでよ」

  と、注意した。

「今、拾おうと思ってたんだよ!」

  リッスル君は、人間のクズがいうような言い訳をした。

「ほんとだよっ。たった今、やろうとっ!!」


リッスル君は、人間の生まれ変わりだったので、いたしかたのないトコロではあった。



(屑撒きは気まずく)

くずまきは、きまずく!!



お読みくださった方、ありがとうございます。

明日も「続・のほほん」が投稿出来ますように!


同じ回文オチ形式のショートショート

「魔人ビキラ」は、117話で第一部を終了しています。

よかったら、のぞいてみて下さい。


のほほんタイプな短い話、「新・ビキラ外伝」を準備中。

新しい投稿連載にする予定です。

   面白いと良いですね!

(自信を持てよ! そんな毎日です………)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ