表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
回文オチで、ポン!「続・のほほん」  作者: にれ たつや
213/276

「水宮」の巻

学校の野外活動で、学生たちが水宮見学にやって来た。

水神を(まつ)っている神社である。

     カエルが多いのは、そのためだ。


そして学生たちは、その水宮に(つと)める巫女(みこ)に恋をした。

物腰がしとやかで、なにより美人だったのだ。

その神秘な見た目は、巫女衣装と化粧のマジックだったが。


「あんな美しい人、初めて見たよ」

   人間は見た目だ、と考えている学生が言った。


「デートに誘おうぜ」

   学校の半分の女生徒に声を掛けた学生が言った。


「きっと頭脳明晰に違いないよ」

   カンニングで成績トップの学生が言った。


「彼女が誰を選んでも、恨みっこなしだぜ」

   美容整形済みの学生が言った。


学生たちにデートに誘われ、巫女は美しい声で、楽しそうに、

「ホーーホケキョ!」と鳴いた。


人手不足の水宮に、近くの竹林(ちくりん)から助っ()に来たウグイスが、巫女に化けていたのだ。



(水宮の汝美人なのウグイス)

すいぐうのなんじ、びじんなの。うぐいす!!





お読みくださった方、ありがとうございます。

明日も「続・のほほん」を投稿します。


「召しませ!『蛮行の雨』転生したら場違(オー)工芸品(パーツ)にされたって本当ですか?! ホンマです!!」

第四十四話「蹴撃のロングブーツ」前編は、明日、火曜日の投稿になります。

後編は、明後日、水曜日に投稿予定です。


よかったら読んでみて下さい。

ではまた明日、「続・のほほん」と「蛮行の雨」で。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ