表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
回文オチで、ポン!「続・のほほん」  作者: にれ たつや
177/276

「ドナウの流れ」の巻

土用(どよう)(うし)の日という、夏にウナギを食べる風習は、江戸時代の蘭学者・平賀源内の発案であると言う。


ウナギ屋は、夏場は売り上げが落ちるのだそうで、そこで平賀源内に知恵を借りに行った。


「なんとかなりませんか、先生?! ウナギの売り上げを上げたいんですっ!」

そこで出た、

「看板を出しなさい。『本日 土用丑の日』これで良いでしょう」

「えっ? たったそれだけの事で?!」


たったそれだけの事だったと言う。


火のない所に煙を立てて、旬ではないウナギの、「土用丑」の風習は大成功となったのだった。


「あの『土用丑』にあやかりたいよねえ」

と、丼屋協会の面々。

「しかし、すでに日本は津々浦々、どこに行っても丼屋があるぜ」

「そうだ。下手に新しい事をやったら、店の潰し合いになるだけじゃないのか?」


「やるんなら、ヨーロッパだね」

と、ウナドン屋。

「おや。ウナドンさん、何か考えがあるんだね?」

と、テンドン屋。


「まあ、手始めにドイツかね」

首をひねって見せるウナドン屋。

「おう、森鴎外(もりおうがい)が留学に行った国!」

と、タマゴドン屋。


「ドナウ川も流れておるしな」

と、肝心な点を発言するウナドン屋。

「ドナウ川で何をやるんだ?」

と、カツドン屋。


屋形船(やかたぶね)を出してだね、日本の風情(ふぜい)を訴えながら、丼物を食べて頂くのさ」

「おう、日本情緒。イケるかね?」

とギュウドン屋。


「やってみる価値はあると思うね」

ウナドン屋は、自分の事しか考えていなかった。


(のぼり)の文句は、もう考えていた。

(これは、ウチしか当てはまらぬ日本の言語文化であり、日本情緒なのだ。ぐふふふふ)


以下のようなモノである。

 ↓↓↓



(鰻丼ドナウ)

うなどん、どなう!!




お読みくださった方、ありがとうございます。

明日、土用の丑の日も、「続・のほほん」を投稿します。


回文ショートショート童話、第一部「のほほん」は、111で完結しています。

よかったら、読んでみてください。


「続」とどう違うかと言うと、「魔人ビキラ」の宣伝のために急遽(きゅうきょ)始めたので、ガムシャラに書いて、三ヶ月くらいで頓死したのでした。


「続」は、のんびりと、のほほんと、長く続けたいと思っています。

     ではまた明日、のほほん、で。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ