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回文オチで、ポン!「続・のほほん」  作者: にれ たつや
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「名前は便利!」の巻

五十嵐さんは、白髪(しらが)頭だった。


(白髪五十嵐)

しらが、いがらし!!


     ***    ***    ***


井頭さんは、死んでいた。


(井頭死骸)

いがしら、しがい!!


     ***    ***    ***


有名な彫刻家の作品なのだが、名前が思い出せなかった。


(ロダンだろ)

ろだん、だろ?!


     ***    ***    ***


紳士ンアは、落とした財布が見つかってホッとした。


(安心した紳士ンア)

あんしんしたしんし、んあ!!


***    ***    ***


その恰幅(かっぷく)のよい作家は、崖の上で滝を掘り当てようとしていた。

明石(あかし)に新しい名物を造って、その事も自分の著作に書き加えようとしたのである。


(稲垣足穂の掘る滝が無い)

いながきたるほの、ほるたきがない!!


     ***    ***    ***


名もない土地神は、人々を守るため、侵略してきた邪神と相打ちになって死んだ。

        誰にも知られずに。


(死なむ土地神がちと虚し)

しなむとちがみが、ちと、むなし!!


***    ***    ***


土地神は死の直前、走馬灯を見た。

市井(しせい)の人々と、お伊勢参りをしている自分を見たのだ。

       だから、笑って死んだ。


(市井の民と見たの伊勢市)

しせいのたみと、みたの。いせし





読んで下さった方、ありがとうございました。

明日も「続・のほほん」でお会いしましょう。


同時連載中の、

「召しませ!『蛮行の雨』転生したら場違(オー)工芸品(パーツ)にされたって本当ですか?!」

第二十八話「(われ)、改造人間第一号なり!」後編も、

明日に投稿します。

      良かったら、読んで見て下さい。

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