表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

第5回 下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞&冬の童話祭2024

空とぶ黄色い帽子

作者: 佐藤そら
掲載日:2023/12/14

 ひろき君は、誕生日プレゼントに黄色い帽子を買ってもらいました。

 お気に入りの黄色い帽子をかぶって、今日もおでかけ。


 今日は何してあそぶ?

 

 お散歩していると、突然強い風が吹き、帽子がとんでいってしまいました。

 

「ボクの帽子! ボクの帽子!」

 

 ひろき君は追いかけます。

 

「あー! ボクの帽子がぁ!」

 

「ワンワン! どうしたんだい?」

 

「イヌさん! ボクの帽子が空をとんでるの!」

 

「あの黄色い帽子かい? おいらに任せな!」

 

 イヌさんは、自慢の足で追いかけ、帽子をとってくれました。

 

「イヌさん、ありがとう!」

 

 ひろき君は帽子をかぶると、ニコニコ嬉しそうです。

 ひろき君は、イヌさんとかけっこをしてあそびました。


 するとまた、強い風が吹き、帽子がとんでいってしまいました。

 

「ボクの帽子! ボクの帽子!」

 

 ひろき君とイヌさんは追いかけます。

 

「あー! ボクの帽子がぁ!」

 

「モォーモォー! どうしたの?」

 

「キリンさん! ボクの帽子を木がかぶってるの!」

 

「あの黄色い帽子かい? あたしに任せて!」

 

 キリンさんは、長い首をのばして、帽子をとってくれました。

 

「キリンさん、ありがとう!」

 

 ひろき君は帽子をかぶると、ルンルン嬉しそうです。

 ひろき君は、キリンさんの長い首で滑り台をしてあそびました。


 するとまたまた、強い風が吹き、帽子がとんでいってしまいました。

 

「ボクの帽子! ボクの帽子!」

 

 ひろき君とイヌさんとキリンさんは追いかけます。

 黄色い帽子は遠くまでとんでいき、やがて海にたどり着きました。

 

「あー! ボクの帽子がぁ!」

 

「キューキュー! どうしたのかな?」

 

「イルカさん! ボクの帽子が海に落ちちゃったの!」

 

「あの黄色い帽子かい? ボクに任せて!」

 

 イルカさんは、得意な泳ぎで、帽子をとってくれました。

 

「イルカさん、ありがとう!」

 

 ひろき君は帽子をかぶると、ウキウキ嬉しそうです。

 ひろき君は、イルカさんの背中に乗せてもらい、海を探検してあそびました。

 

 

 やがて、ひろき君はあそび疲れて眠ってしまいました。

 イヌさん、キリンさん、イルカさんは、顔を見合わせます。

 

「ワンワン! 今日は楽しい大冒険だったぜ!」

 

「モォーモォー! 黄色い帽子カッコイイね」

 

「キューキュー! あしたは何してあそぶ?」

 

 みんな嬉しそうにひろき君の寝顔を見つめています。

 

 

 ×  ×  ×

 

 

 黄色い帽子をかぶったひろき君は、おふとんでスヤスヤゆめのなか。

 イヌさん、キリンさん、イルカさんのおもちゃを抱きしめています。

 

 あしたも一緒に、あそぼうね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 帽子を追いかける可愛らしい姿が目に浮かびます。 きっとひろき君は、イヌさんと、キリンさんと、イルカさんに護られてるんですね。
[一言] めっちゃほのぼの!
2023/12/23 08:12 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ