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【黎明の蜘蛛】機械仕掛けの箱庭の小さな激突

ふっ、「この作者の事だから次更新するのはまた1週間、いや、2週間後だろ〜」と思って油断した所を突いて更新です。


なんか、うん、に合わせるために長くなっちゃった気がする………

今俺はアンコールワットの様な遺跡群の中に立っていた。


……………………………。


いや、いやいやいやおかしいでしょう!?


一応言っておくがここは日本だ、しかもなんなら地下────【クローバー】の演習場の1つだ。


いやね?演習場って事はテレビのセットみたいな感じで家が数軒あるくらいだと思ってたんだが──


周りを見渡す、まあ、アンコールワットみたいな遺跡とジャングルだ。


セットが実物リアルだとは誰も思わないでしょ!?


ココの演習場の広さはだいたい野球場1.5個分だと鬼ノ城さんは言っていた。

演習場にも広さはそれぞれあるらしい、ココはまあ小さい方かなと鬼ノ城さん。

いや、広いの定義バグってますよ?

遺跡に触れてみるが、ホログラムや、ハリボテの類いでは無く実際にあるソレ(・・)だ。

しかも極めつけにはジャングルには実際の虫や動植物があるらしい、というかこのジャングル自体本物の木らしいし…………。

あ、バナナだ。


そんな感じで一通りこの演習場エリアを散策し終わったら────


『あー、あー、マイクテス、マイクテス───春八くーん?聞こえる?』


ガピーという音を連れて鬼ノ城さんからの放送が入る。


「はい、大丈夫なんですが………」


そう、大丈夫ではある────、いや、


「なんで俺今演習場に居るんですか?」


そう、そうなのだ、そこなのだ、1番の疑問は、だから思い出す限り過去を遡ってみると──


▼【30分前】


「じゃ、じゃああの天井を通ってるアレも兵器!?」


「そだよー」


鬼ノ城さんと下に降りるためのエレベーターに乗っているか、一面がガラス張りになっているため、大通りがよく見える、というかめっちゃ下がるなこのエレベーター。


チンッと鳴ると、扉が開き、大通りが目の前になる。


「鬼ノ城さん?いつもこここんなに忙しそうなんですか?」


「まあこういう日もあるケド───今回の一番の理由はアレだろうね」


鬼ノ城さんの指さす方向には『FF2』と大きく書かれた扉があった。

先程上から見下ろした時に見えたものだろう。

その『FF2』に次々と科学者や研究員が集まっていく、正確には『FF2』の前に設置されているモニターに集まっていた。


「あのモニターは中の様子を映し出しててね」


「ライブ中継的な感じなんですね」


「そうそう、んで、今回は珍しいお客さんが来たからね、それを見に行ってるんだろう」


「誰が中に?」


存在自体重要機密トップシークレットさんだよ」


あ、じゃあやっぱり【ジョーカー】って【トランプ】の中で一番地位が高いって言ってたヤツか。


3人で『FF2』のモニターの前に行くと──驚いた。


そのモニターの中に映し出されていたのは森の中に佇む黒フードの人物。


────────いや、森て、


え?普通に闘技場的な感じかと思ってたよ?


いや、いやいやいや、おかしいだろ!


「なんだよ森って!?」


「いきなり叫ぶなよ春八」


お前はどーして驚かないんじゃ


「演習場だからね、さっき言った通りあらゆる状況、事態に対処出来るようにする為に森でも砂漠でも遺跡でも───あるよ?」


「いやあるよ言われても」


遊園地かよ、しかもこっち見んな


すると、周りが「おおう!」と騒ぎ出した。


中に入ってる存在自体重要機密トップシークレットさん………多分俺らが見た人じゃないな。剥離場で見た人よりも身長が少し高い様な気がする………。という周りの人のせいでなんの本使ってるか見えないし聞こえなかったよ…………。


ちょうど中の人がアクセスする時に周りが盛り上がったので声に掻き消されたようだ。


「鬼ノ城さん?あの人の本ってなんですか?」


「んー?いや、そーいうの言っちゃダメだから」


「え?」


「いや、自分の本言っちゃったら相手に対処されるし」


「あ、」


確かにそうじゃん───そういえば深見さんも初めて会った時に言ってたような。


「そしたら俺らめちゃめちゃ公表してますじゃん!?」


横の鱗樹が慌てる。


「いや、君らは対処のしょうがないから」


「え?」


「いや、どう神話に対処しようと?」


「確かにそうですね」


納得早いなオイ


そう話し合っていると─────


P-ー


と赤かったランプが黄色、緑になった。


「あ、もう終わったんだ」


「え?どう終わったって───」


モニターを観ると、ソコには砂嵐しか映っていなかった。


「中わかんねぇじゃねぇか!」


「んー、とにかく私は見てくるから───」


「鬼ノ城氏!」


「あ、中木なかぎ


集まっている研究員を押しのけこちらに進んでくる若い男性。


「先程指定された『FF8』と『RF8』が使用出来ますよ」


「分かったぁー───って事でこの2人を連れてって♪」


「どちらをどちらへ?」


「こっちの春八くんが『RF8』で鱗樹くんが『FF8』にお願い」


「了解しました」


「え、なんか俺らどっかに連れていかれようとしてる?」


「さあ、こちらへ」


「聞いちゃねぇよコイツ」


「まあとりあえずついてくしか無いらしいし──」


「また後でね〜♪」


そう言い、鬼ノ城さんは研究員を押しのけて行き、『FF2』の専用入口から入って行った。


「鱗樹、行くか」


「どこ連れてかれるんだろ」


とりあえず中木さんについて行くことに───


────ってな事があって連れてこられた『RF8』、要塞のような遺跡を散歩していると鬼ノ城さんからの放送が入ったのだ。


「鬼ノ城さーん?具体的にはココでどうすればー?」


途中に『FF8』の前を通り、そこで鱗樹と別れたのでアイツの事は知らん。


『とりあえず今の力をフルで使ってもらっていいーー?』


いや、今全力出したら巨大蜘蛛と戦えなくね?


「いや、今ココで全力出しちゃ後が戦えないですよ?」


『そこんところは多分・・大丈夫ー!』


多分・・って…………


『じゃあ行くよー!』


え?行く?


『ポチッとな』


どこからかガゴンと鳴ったかと思うと───


『対概念系対戦用機体:戦機タイプ=閃軌:リードリーダー00297[対戦シュミレート]:『演習場エリア:RF8』対戦相手[概念系.神話]:【迦楼羅カルラ】ー適合者アクセッサー:渋川 春八───────起動&稼働(ディセジョン)


え?何?え?え?


すると、今いるところの反対側に何かとてつもなく大質量の物体が落下した音が鳴り響く。


すると─────


【アクセス:兵士ポーン】!!!!


蒼い光が眩く光る。


その光が収まる間もなく木がへし折られる音が鳴り響く。


「やば」


え?何?演習ってマジで演習!?


こちらにもの凄い勢いで何かが進行してくる音が鳴る。


どうする………?なんかいきなり「お前絶対殺す」みたいなヤツ───というかアレもしかして、


考えてる間もなく木々が倒されていく音が近づいてくる。


とりあえず隠れるか………。


もう一度遺跡群の中に入り、探索中に見つけた穴場に入り、しゃがんで隠れる。


『──────』


「いや、ヤバいでしょ、普通に考えて」


今ココでアクセスすればアクセスした時の衝撃波と光で居場所がバレる。

だからアクセスするなら対面の時が一番いい、ワンチャン衝撃波で少しは体力削れるかもしれないしな。

というか────


『あー、あー、春八くーん?何処に隠れたか分からないけど─────』


鬼ノ城さんからの放送が入る。


『そうなった場合、君が危なくなるよ?』


え?


そう思った瞬間、シューっと、何処からか音が聞こえた。


何処からだ?────


よく耳をすませば、隠れている穴場の壁の向こう側から音が出ているらしい。


あ、ダメだ、


急いで穴場から出、遺跡の中を走る。

すると後ろから────


ドォンと爆発音が聞こえた。


「いや、いやいやいや!兵装ありかよ!?」


しかもクラスターのような物みたいだったらしく、続けてドォンドドォンと鳴る。


目標体ターゲット:確認』


なんでぇ!?


「アクセス!」【アクセス:迦楼羅カルラ】!!!!


金色こんじきの光と衝撃波が俺の身体を包み込む。


すぐさま錫杖を出し、応戦体勢に切り替える。


すると間一髪でソイツ(・・・)から放射されたレーザー砲を受け流す。


「こんな狭い廊下でレーザー砲はずるいだ───ろ!」


砂ぼこりが舞う中、相手の位置を確認して肉薄し、相手の全体像を確認する。


ああ、やっぱり───というか。


「【アクセス】って人外でも出来んのかよ!」


レーザー砲の砂煙を抜けた先には、白くのっぺりとした顔面に、ハンドーボールくらいの大きさの単眼の機械個体が腕を構え、次のレーザー砲へと連続使用としていた。


かろうじて【兵士ポーン】と分かるのは、西洋の兜や機械の関節などは隠せていないが、白い鎧を着込んでいる事くらいだろう。


いや、それだけで【兵士ポーン】って………。


その勢いのまま構えている腕を蹴り上げ、軌道を逸らす。


「そこからぁー────」


体制が崩れた機械人形の胴体に錫杖を突き刺す。


「【迦楼羅炎】」!!!!


ついでに言うと、この【迦楼羅炎】やら巨大蜘蛛の所で見せた【迦楼羅焔】、どこで習得したかと言うと、昨日鱗樹と戦って東京湾に沈められた時に感覚的に覚えた。いや、何言ってんだコイツみたいになるかもしれんが、というか実際そう思われてそうだがこの事に関しちゃぶっちゃけ俺でもよく分からん。多分俺と同じ【神話】が衝突した事によって【迦楼羅コイツ】が思い出した?感じだ。感覚的にはな。


まあ今はそんな事はいい。


今は────


遺跡の廊下の突き当たりの壁に突っ込み、さらに炎を上乗せさせていく。


「オラオラァ!どーだこの野郎!」


そして、ついに暴れていた機械人形がぐったりとなる。


そのままズズッと錫杖を胸から抜き────


ここはカッコ良く決めゼリフとか言った方がいいのかな、


錫杖の先端さきに付いている小さな火をピッと払い、くるっと来た道を引き返すようにして歩いて行き────、


点火イグニッション────」


その言葉が放たれた瞬間、後ろの機械人形が猛炎とともに爆散する。


決まった──────


が、今の爆散のせいか、遺跡が震え始めた。


「え?崩壊?」


やばくね?


せっかくカッコ良く決めたのに後が締まらねぇな!


大きな翼を展開させ、その場で羽ばたき、遺跡の天井を突き破って演習場の疑似天球へと飛び出す。

そう、疑似天球、実際の空と変わらないような天井、雨とか降らせられるらしい。今は晴れているな。


上に舞い上がり、下の遺跡群を見ると、今まで戦っていたであろう廊下部分が崩落していた。


「あっぶねー」


というか超奇襲型だったな。

しかも思っとよりも──────


一閃ピキッ


瞬きとともに光の一閃が逸れた(・・・)、いや、間一髪避けた。


「────なぁッ」


遅れて空気の衝撃波が襲う。


一番最初の疑問は「なんで?」だ。


放たれたはずの機械人形は今瓦礫の中にいるし、多分もう起動しないはずだ、それとも今倒した機械人形からの最後の攻撃か?いや、今の一撃はからじゃなく─────



からだ。




「うぉ!?」



いきなり目の前に知らない機械人形が現れる。そう、何も無い空間から突如出現したかのような感覚だ、それに、


追撃もういっかい:一閃もっとはやく


また目の前から消え、パキッと音が鳴ったと思ったら、背中から強い激痛が襲う。


あ、これ無理ゲーだ。


「なんでだよ!?なんでもう一機いるんだよ!」


なんでだ?どうして……?









あ─────


「そーゆう事か」


なるほどなるほど……………でしたらもう来ますよね?


また頭上からガコンと音がして何かが落下していく。


コイツ───【閃軌】………だったか?は一番最初に出てきたヤツだ、途中遺跡内で戦ったヤツは俺が隠れてる時に放出されたものだろう、その証拠に鬼ノ城さんからの放送がかかる直前に聞き取れなかったが放送が入っていた、だから【閃軌】が爆弾で俺を廊下に誘導するようにし、もう一機が待ち伏せの状態を作れたのか。あの時の違和感、なぜ背後で爆発したのに機体自体が待ち伏せの様に前から出てきたのか───、その答えだろう。

いや、時間で増えるってなんだよ!?


まあいい、もう後に控えてる巨大蜘蛛の事なんか知ったこっちゃねぇ、ここで全力出してコイツらを叩きのめす!


【迦楼羅焔・まとい】!!!!


なんとこの焔、鎧の様にまとえるらしい、万能かよ【迦楼羅焔】って。


いや、そんな事よりもあの一閃いっせんの正体を見破らなくては────


一閃いっせん】!!!!


「うぉあ!」


間一髪で避ける。


が、しかし、胸に一文字の切り口ができてしまった。


「ヤバい、見破れる気がしない」


いや、なんで?瞬間移動みたいな芸当が出来るんだよコイツ!


すると、他に放射された機体が集まってきた。


1、2、3、4…………


閃軌も合わせて計6機か……─────


いや、多!


しかもコイツらが閃軌と同じで一閃出来たら俺死んじゃうよ?


───────ああ!もう!やってやるよやってやるよ!


鬼ノ城さんがニコニコしてるのが見なくてもわかる状況、何か打開策は────


あの速さに追いつく方法……………ん?いや?追いつく(・・・・)?ンンン?追いつくんじゃなくて─────あっちがこっちに合わせてもらえば良くね?


閃軌が一閃の構えをしている。


オーケー、完全アドリブだがやるしかねぇな。

でも空中じゃ踏ん張りが効かねぇからスグに───


一閃。


目の前を白い塊が通過────


させるかァ!ボケェ!


迦楼羅カルラ】────もとい、多分鱗樹もしてたんで神話クラスにはコレは付いてるんだろう。動体視力の強増加!

今この時だけいつも無意識でやっているいらしい動体視力の強増加では無く、意識しての動体視力の強増加!コレにより────


うわぁ………世界がゆっくりに見えるぅ………………

なんか1周回って気持ち悪い…………


目の前を閃軌が通過するのが良く見える。というかカラクリはそーいう事か………、あれ?え?というかコレって逆に相手に合わせに行ってない?俺、ま、まあいい、でもこの力が使えたから────


そのまま目の前に居る閃軌の足首を掴み、


【迦楼羅炎】


己に炎を灯す。


そして動体視力の強増加を切り────


「捕まえたぜオラァ!」


『!!』


機械でも驚いた表情とか出来るんだな………。

まあいいや、面倒なのはコイツだけ、後の雑魚は余波で消し飛べ!


なんかさっきから心に焔がくすぶっている。早く己に灯した焔を解放したいと……。


ならちょうどいい、コイツが実験体だ!


足をグンッと引っ張り、錫杖を構える。


「悪く思うなよ?思うなら鬼ノ城さんを恨んでくれ、というかそうしてくれ。」


『────!!』


何か閃軌が言葉を発しようとしていたがもう知らん、もう燻りが最高潮なんだよ。


そのまま閃軌の胸に錫杖を突き立てる。


俺の焔を解放する代わり、相手を封じる。









封印フウノミシルシ迦楼羅焔カルラエン




ドォ!っと金色の衝撃波が錫杖を中心に放たれる、


周りは見えないが、多分この衝撃波で周りの機体も消えただろう、鬼ノ城さんの期待は高まっただろうがな…………。


閃軌とはというと、ぐったりしている、うん、


そのまま【兵士ポーン】が解けたらしく、蒼い光の粒子が閃軌を包む。


────


いやー、何とかなるもんだなぁ、


地上に降り、閃軌を遺跡の壁にもたれさせ、辺りを見渡す。


なんか…………なんか第二次被害が発生してる………


あの【封印フウノミシルシ】を撃ち込んだら広範囲に広がったのか、他の機体も制御を失い、落下、そしてジャングルに落ちたためにそこら中で火事が起こっていた。


まあいいや、俺のせいじゃない!


「鬼ノ城さーん、終わったんで俺を出してくださーい」


すると、少し遅れて放送が入る。


『あー、うん、頑張って……?』


?何が?


文法合ってなくね?

とうとう鬼ノ城さん頭おかしくなったのかな…………


すると、入ってきた関係者入口が開き、黒いフードを纏った1人が入ってきた。


あれ?この人って─────


先程『FF2』にいた人では無く、剥離場に居た人だ。

うーん、それにしても顔全体までフードを深く被っているので顔が見えない。

全体的にこの人は小柄だ、しかも華奢だ、見た目は。でもこの人は俺らよりも強いらしい。


「な、なんか用ですか?」


いや、そんな事よりもう疲れたんだ俺は!

だが、何故か【迦楼羅カルラ】が解除しない、コレは【迦楼羅カルラ】の意思か──?


すると、目の前まで存在自体重要機密トップシークレットさんが歩いてき、俺を見上げる。


「君、とてつもなく強いね」


やはり女性のようだ。


「ありがとうございます………?」


なぜ唐突に?


「ボクよりかはまだまだだけど───」


なんなのこの人


「今、全力出せる?」


「へ?」


いや、え?なんで?


「さっきの【封印フウノミシルシ】………だっけ?くらいの全力出さないと─────」


え、アレ1回限りみたいな大技ですよ?そんな連続でなんて───


「死ぬよ?」


「は?」


え?いや、え?え?え?なんて?


「じゃあ構えて───」


ナニかヤバい(・・・・・・)。コレは【迦楼羅カルラ】と俺の心が満場一致で感じた事だ。


と、とにかく動体視力を強増加──いや、過剰増加を───────





間に合わなかった(・・・)



そう思った。







が、運良く【迦楼羅焔・纏】を腕に集中させ、防御にてっする事が出来たらしい、集中といっても単に集中させるだけじゃない、無理やり先程放った【封印フウノミシルシ】よりかは少し劣るが、それくらいの全力を両腕に集中させた。


その結果、左腕が折れた。


「痛ッァ!うおぉぉぉ!?痛ッ逝ったっァ!」


腕がっ!腕が変な方向に!?


どんな攻撃を受けたんだ、と黒フードの人の方を見ると、単なる蹴り(・・)、だったらしい。

左脚を軸にして右脚を大きく浮かせて俺の防御している腕に向かって蹴りをした、そうだ。


「ふーん、まあまあ……か。」


黒フードの人物は腕に装着されていた黒い機械の籠手、【ヴェスター】を時計を見るかのように見ていた。


いや、待てよ?なんでアクセス(・・・・・・・)してないで俺(・・・・・・)を超えたんだ(・・・・・・)


だが、帰っていく黒フードの人物の脚を見ると、ローブで見えなかったが、何故かあの脚はアクセスをしているようだった。


─────

「いやー、よくアレを耐えれたねー」


「いや、普通に痛かったですし?折れましたよ?腕」


「神話クラスならスグに直るから」


「だと良いんですけどね……」


感覚の無くなった左腕を見てため息をつく。


「というか急に何なんですか、あの人」


「いやー、ね?ここの監視室で君の戦いを見てたんだけどさ、」


監視室は関係者入口の所にあるエレベーターで上へ行き、突き出したガラス張りの所からこのエリアを見渡せるようになっている、現にガラス張りの場所に行くと、下に燃えているジャングルと破壊された遺跡が見える。


「急に入ってきてさ、ちょうどその時に君が【封印フウノミシルシ】………だっけ?を放った時でねー」


「そんな特に意味の無い理由で………」


「でもまあ、君の最高潮の時の値とあの人の値を見れたから良かったよ」


「まあなら良いんですけどね」


まあ本来の目的は果たせたそうだ。


「でもねーあの【封印フウノミシルシ】はココでは全力で出ないと思う」


「なんでですか?」


「いやー、ね、多分アレ────いや、コレは巨大蜘蛛に移動中する時に説明する。」


「はぁ」


まあいい、もう俺は休みたい!

………あ、そういえば


「鱗樹の方は?」


「あっちも今さっき終わったみたいだねー」


鬼ノ城さんがタブレットをいじりながら答える。


「あ、そういえばさ、この巨大蜘蛛討伐したら、この本体の子を【READリード】に取り入れるつもりなんだ。」


「マジすか」


「でもまだ確定じゃ無いからねー、鱗樹くんと同じで剥離出来そうに無かったら取り入れる、そうじゃなきゃ【READリード】も無闇には取り入れないよ」


「まあ来ない事を祈りますがね………」


「まあねー………っと、あともひとつ連絡事項」


「はい、なんでしょう」


「いやー、ね?一応【READリード】内じゃ君らの事『新しいチーム』とか『ザ・新人ズ』とか『危険因子アウトロー』とか言われててね?」


「なんかサラッと酷いあだ名ありません?」


「だからから直々にチーム名作っといてって言われたんだよねー、呼びやすい様に」


「チームっていうか………俺と鱗樹と?あと入るとしたら黎斗…………ニネも?だとしたら4人……あと一人くらい欲しい所ではあるけど、まあいいか」


「まあそこんところ考えといてねって話」


「あいあいさー」


─────

一通り話が終わると、鱗樹の所へ行ってみる。


「はぁー、鱗樹の居たエリアって、森だったんだな。」


「隠れやすいが………逆に見つかったら逃げにくいっていう面でズタボロになった」


「俺のところは遺跡だったな」


「そういえば『FF2』とか『RF8』とかどういう意味なんです?」


「それは俺も気になっが───普通に登録した時の順番とかじゃね?」


「いや、一応意味はあるよー」


「どんな?」


「『FFフォレスト・フォートレス2』と、『RFリメインズ・フォートレス8』」


「まあ、番号は登録番号だよな」


「なるほど、Fフォレスト、森か」


「そう、それでRリメインズ、遺跡」


「なんで基地フォートレスが付いてるかは謎だけどな。」


「まあとりあえず2人の強化が出来たから───」


お、これ逃げたいな


「巨大蜘蛛討伐へレッツラゴー!」


「嫌だぁ!」


「もう動きたくない!」


「はいはい、行くよー」


そうズリズリと引きずられて行く俺たち。


どんだけ力あるんだよこの人……………………。


────────────────────

【ニネ宅】


「───ってな事があったのダヨ」


「長!」


「おー、ニネ、それ言っちゃ可哀想」


もう片付けたテーブルの上で人生ゲームをやっている俺たち。


「あ、黎斗またお金搾取されてる」


「搾取言うな搾取!」


黎斗が『ジャングルで巨大な蜘蛛に遭遇、1000コギを落とす、それと自分の宝カードを場に1枚戻す』に止まった。

宝カードはゴールに辿り着いた時にそれを売って金にする事が出来る。


「まじかー、カードと金両方とかついてないな」


黎斗が自分の持っている宝カードをどれを捨てようか迷った挙句─────


「しょうがない、コイツを捨てるか」


場に戻された宝カードは『劇場』だった─────。









































まあね、もっと書きたい所ではあったんだけどね、これ以上はまた違う所でかなーと思いまして、というかやっと次から────


【ミニ情報】

閃軌の使っていた武器は太刀、んでアレだけ早かった理由は、というかトリックは黎斗が戦ったあの特殊な服装をした人と同じやり方ですねー

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