鏡合わせの歯車
今回は《間章》なので深く読まなくてええです、
表現的に苦手な人はごめんなさい。
◆◎
体が痛い
喉が焼ける
毎日毎日知らない大人達に怒鳴られて、怒られて───
なんで?わたし、ちゃんといい子にしてたよ?
どうして─────どうして誰もわたしを見てくれないの?
助けてくれないの?
あ、
お父さんがわたしの事呼んでる…………
行かなきゃ
早く行かなきゃまたいっぱい叩かれる
怒鳴られる、叩かれる、殴られる────
もう世界に色は無い
あれ…………?わたしの身体って───こんなに───
やだ、怖い怖い怖い怖い!
ねえ、逃げないで?わたし
え?
貴女には俺が着いてるから─────
あ、貴方だったのね?わたしの心の支え────
だから逃げないで、諦めないで、挫けないで!
でも、怖い、誰か────助けて
私は歯車が外れ、壊れた動かない人形。
誰かに使われて初めて意味をなす。
あ、今日もお客様だ、ちゃんと丁寧にご奉仕しなくちゃ────
「オウ、てめぇがその相手か」
「はい、初めまして、ワタシの名前は───《───》です」
「マジかよ、本当に《────》なのか!凄いな、奇跡中の奇跡だよ…………というか本当に無表情だな……、でも、コイツの父親もなかなかにゲスいなぁ〜、まさか恨み晴らしに自分の《──》を売るなんて」
やだ、聞きたくない、だって、コレを頑張ってればお父さんに認めて貰える───
「まあいい、せいぜい俺を楽しませろや」
「はい、かしこまりました。」
この苦痛を頑張れば─────
きっと王子様─────いや、俺を認めてくれる人が来てくれる。
なら耐えなくちゃなぁ〜
なあ?《──────》
◇■
「今回は父親に売られた《────》か────」
一人の男が雨の降る公園でノートパソコンを弄り、『───』から指定された目的の情報を読み漁る。
「なになに?────ふぅん」
男が静かに嗤う
「コレじゃあ王子様じゃなくて『・・』の方が良いな」
そうと決まれば────と男がパソコンの電源を切り、コートを再び羽織直しながら
「アクセス……」【アクセス:───】!!!!
不思議な事に、雨の音が曇り、男に確かに雨は当たっているはずなのに、体を透け、雨は地面に溜まる。
「この子なら─────」
そう言い、持っていたパソコンを破壊する
「もしかしたら、なんてね」
そして、指をパチンと鳴らすと、音に鮮明さが戻り、雨が体に当たる。
「彼、大丈夫かなぁー、生きてるといいけど」
目指すべき所へ歩き出す。
「あ、でも心は壊れる前に助けなきゃな」
そしたら急がないとな、彼はもう───
「ははっ、【廻れ、運命】ってな」
心の中で歯車がカチッと鳴った様な気がした。
「オーケー、ナイスバディだ」
例え、この力で抗えない暴力により壊れそうになっても、彼なら俺を止められる────
と、信じて
「助けて恩を売るんじゃない、逆に、助けて貰って恩を貰うんだ」
そう、それだけが俺の生きてる証拠、
例え、この先に未来は無くとも────
「止めてみろ、【─────】」
その先を見据えて、凝らして、視て、そして──
信用する、
この男、三合 来人とは、そういう男だ。
◇◆◎■
本当に居たんだ───
今、不思議な事が目の前で起きた。
今日もいつも通り、大人の玩具として弄ばれていた。
いつもと違う所は、3人の大人に襲われているだけ。
苦しい、苦しい、って────。
でも、突然ソイツ───化け物が窓ガラスから生えてきた────いや、出てきた?
その後、俺を襲っている大人を子供の様に扱い、そのまま殺した。
そう、殺した。
1人目は、頭を握り潰され、
2人目は、消えた怪物が頭から生えてきて頭が破裂し、
3人目は、─────消えた。ぱったりと、いきなり。
そして────
怪物は人になった、いや、人に戻った?
そして、優しい声で
「やあ、君が《──────》?俺と一緒に《──────────────》?」
こう、言ったのだ。
この時、頭や顔面を殴られていた為、耳は聞こえなかったが────
この時の言葉が俺を変えたのだった───。
この出来事は、春八が【迦楼羅】に【アクセス】する数年前の出来事だ。
コレはもっと先の内容なので深読みしなくていいですよ(2回目)
まあ言うとこの後、この2人は重要になりますよくらいしか言えないっす。
この2人は【Re:AccEsS】の中でも結構好きなキャラです。




