Episode 9 ファンガス Lv. 10~12
貴族様に毒キノコを送り付ける依頼を始めた。
A. 自分で取りに行く必要はない。商人から買って、ギルドへ持っていった。品質は知らん。
B. 安全マージンをとって解毒薬、麻痺消しを各100個用意した。備えあれば憂いなし。
C. 命は金より重い。寿命を2払って、毒耐性と麻痺耐性を願った。
D. 寿命を1払って、全耐性を得た。(DEAD END)
E. 毒? 麻痺? なんとかする。なんとかしてみせる。あえて、下準備をせずに向かった。縛りプレイだ。(DEAD END)
C!
毒沼へやってきた。
ぼふん、ぼふん
紫色のファンガスから毒の粉が撒き散らされる。
何ですかー、それはぁー。
無敵無敵無敵ぃー!
剣で核を破壊しまくった。
この剣もそろそろ限界だな。
新しい武器を仕入れに行かなければ…
どけどけどけー、俺様のお通りだぁー!
リアカーでファンガスを山積みにして帰ってきた。
途中で落としたり、スライムに放り込んだりしたが、まぁ問題ないな。
俺の毒にまみれた服が汚いのか聖職者を呼ばれてしまった。
胸をガン見しながら、こう言った。
「次だろ、分かってるよ。期待しとけよ、乳袋」
腹ドン → 杖ドン
ぐふぉ、ぐふぉん
油断した。 2連撃は想定外だ。
浄化気持ちよすぎだ~ろ。
綺麗な俺、参上!
「本日もお布施をありがとうございます。貴方の献身によって、神もお喜びになるでしょう」
金取んの!?
しぶしぶだが、ほらよ。
そもそもコイツは何の神を信奉してんだ?
有り金を全て奪われた。
神聖魔法の代金高過ぎぃー!!
今日からお前も抹殺対象だからな、覚悟しとけよ。
金は命より重たいんだ。
商人どもがじゃんけんを始めた。
よし、一緒にギルドに行こうぜ!
「「「ウェーイ」」」
キノコが俺達の結束力を高めた!
一匹3万×55 = 165万ガネ
貴族には40万ガネ(3体)で売れた。
40-9で31万の輸送代だな。
運送料ぼったくりすぎぃー。
可哀想になった俺はより毒が強そうなレアモノ (赤)を選んであけだ。
毒は核を砕くとなくなるらしい。あとは生活魔法でチョイだ。
ファンタジー。
たまに毒が付着したまま残ってるやつもあるらしいがな…
今日の夕食は~
キノコのチーズトースト or キノコのパスタ +
キノコステーキ or キノコの炒め物 +
キノコのスープ
キノコ三昧! (or は好きな方を選択できるぞ)
俺は追加料金(800ガネ)を支払って、キノココンプリートした。当然だよな?
宿屋のキノコディナーが安いのは宿屋の息子である俺が直接仕入れに行ったからだ。
ファンガスめっちゃうめぇー
あいつあんなに旨かったの!??
キノコに感謝します。ありがとう。
今日からキノコ派じゃーい!
To Be Continued…
所持スキル(取得順):『選択肢』『異世界言語』『邪神様の加護』『弱点看破3』『テイム (ウサ公、るーちゃん、ふーちゃん)』『首刎ね3』『投擲6』『毒耐性6』『麻痺耐性6』
(スキルは通常Lv.10まであり、レベルの記載の無いものはEXです)
討伐リスト:受付嬢 抹殺リスト:犬っころ、乳袋
寿命(前世29年+5/??)
*主人公が知らないこと(残り寿命)はこちらも知りません。
運送料 = 手数料 + 馬車代 + 護衛代など
お読みくださりありがとうございました。