Episode 43 門兵 左 Lv. 333 [-] 右 Lv. 1 [-]
たくさんキャラが出ますが、だいたい一期一会です。
☆ 前回までのあらすじ
トリニティになった。獣人を右腕に任命した。重要なのはこれぐらいだ。現実に戻ろう。
☆ 拒絶されるポケット同盟
相手の左ポケットへの一撃が止められた! (2回目)
相手の右ポケットへの一撃が止められた!
おやおやおや…
「どうして、参加を拒むんだ?」
「門兵が不正を見逃して、もし、悪党を街に入れたら、街が大変なことになるからだ。」 その通り! 実にいい答えだ。
だが、そんな答えで俺を止められると思うな! 絶対にその防御を突破して、金を投入してみせる!
シュバババ シュババババ
「やるな! レベル差か!?」
「レベルは関係ない。俺は永遠のレベル1だ。巷では、『最弱』と呼ばれている。」
「なん…だと…? 可哀想なやつだな。レベルアップの喜びを知らないとは…」
「俺には俺の楽しみ方があるから大丈夫だ。レベルが全てじゃない。」
「やーい、レベル1!」「ほんっとムカつくな、お前!」
「ただでさえ今日は一触即発な日なのに、こんな変なやつの相手もしなくちゃいけないとは…」
「ねぇ、そろそろいいかな? 私、そっちの子にお話があるんだけど…」
「花のクイーン種…、ああ、連れてってくれて構わない。」
やだー、行きたくないのー。お兄ちゃん、俺を見捨てないでー。
「気圧されるな! しっかりしろ! もし、彼女達が暴れ出したら、止めるのは俺達なんだぞ!」
バチン バチン (両手で顔を叩いて、やる気UPの技だ!)
俺が失敗したら、お前も巻き込んでやるから、一緒に戦おうぜ!
お前はいい戦力になりそうだ! 期待できる!
クイーン種…、いざ対峙してみると、化け物だな。
存在としての格が違うのか、相手を怯ませるようなデスオーラを放ってやがる。圧倒的な超生物。亜神。
普通のやつだったら、もれなく漏らすか、気絶していることだろう。
「エルフの娘も呼んできて。“蜂蜜泥棒”、これだけ言えば分かるよね?」
「「「すいませんでしたぁー!」」」 兄姉弟で頭を下げる。
異世界にも何故か伝わっている土下座だ!
義兄さんも一緒に罪を背負ってくれるらしい。ありがとう。
「謝る相手が違う! この子に謝りなさい。」
クイーンビー (デスポイズンビー) が召喚された。“私、怒ってます!” そんな雰囲気を出しながら、花のクイーンの後ろに隠れた。
…警戒されている。
「「「すいませんでしたぁー!」」」 兄姉弟で頭を下げる。
……ダメだった。許してくれなかった。蜂蜜交換だな。他の巣から貰った蜂蜜を返してあげよう。砂漠の街で蜂蜜貿易をしといて良かったぜ!
3倍の蜂蜜で許された。これからも交換してくれるらしい。やったぜ! 偶には、他の蜂蜜も食べたいもんな。分かる。
花の妖精が監視に付けられた。フラウと言うらしい。あと花のクイーンが何かの種を何種類かくれた。勝手に世界樹の種だと思っている。気が向いたら、育ててみよう。
「人間を養分にして、大きな木を育ててみたかった…」 聞かなかったことにした。
「次は、私。蛇のクイーン。これ育てて。」
卵じゃねーか! あざます。買う手間が省けたぜ!
「眠そうだけど、大丈夫か?」
「いつでも眠い。君がヒュドラを殺したから、私の戦力が減った。パワーバランスは大事。」
悪い蛇だから、狩られてしまうのだ。今度は神聖な敬われる蛇を作る事にしよう。聖女を狙う。お前がママになるんだよー!
今までの経験から属性は孵化したやつに依存する。俺は自分の仮説を信じるぜ!
「お姉ちゃ、遊んで、遊んで。」 (ラミアちゃん)
「はぅ。かわいい。今日からお姉ちゃんと一緒に住もう。そして、いっぱい遊ぼう!」
卵を貪る住人が増えるのか…、チェケン (鶏) を増やさなければ。王都にも売っているだろうか?
ちなみに、女の人にはだいたい “お姉ちゃ” と言うぞ。主に育てているのが雪女さん×2 と氷の魔王だからな。
”卵” 以外の言葉を喋ってくれるだけでも嬉しいことなのだ。
クリストファー王子が悪のオークプリンセスに抱きかかえられている!? 今、助けてやるからな!!
屈強な護衛どもに挨拶しながら、クリストファー王子の元に馳せ参じた。 王子を悪の親玉から救い出した!
「ジェントルカンパニーです。オークの地位向上の為に、新規に立ち上げた建築会社です。よろしくお願いしますね。」
「お仕事の依頼などがあれば、現在、名前を覚えて貰う為に、1割引でやっておりますので、ご用命ください。」
「これはこれは、ご丁寧に説明いただきありがとうございます。我が社も、王都の地は初めて。共に頑張っていきましょう。」
握手を行う。 ミシッ
マジか! この豚! 俺の右手を破壊しにきやがった。トリニティ、トリニティー!!
にっこりした顔して、とんでもねー! 人に化けた凶悪な豚だぜ!
「もう同胞を食べちゃダメですよ。」
いまだかつて豚肉がここまで恐いと思った事はない。
まぁ、野生種からダンジョン産にブランド変更すればいいだけだから、どうでもいいか。豚ダンジョンも近場にあったしな。
「クリストファーともう少し遊びたい」と豚王女が駄々をこねたので、俺が王子に許可を取った。王子の心の広さに感謝するんだな!
…というか、豚肉どもは見た感じ強すぎるから、領地内にきっとダンジョンをキープしているんだな。もう豚の国は落とせない。
俺の右手がしばし使えなくなったが、このまま暇そうなクイーンどもに接触して、モンスター達を召喚して貰おう。なんていい考えなんだ。育て屋さんが行きますよー!
☆ クイーン種 (近いもの順) 1度しか会えない気もする。
④ カエルのクイーン (未亡人 → 新婚さん)
→ フォスの街の釣り大会で釣り上げられたカエル。今は新婚旅行中。カエルを貰った。確かここのカエルは酸弾が吐けたはずだ。
⑤ 鹿のクイーン
→ 大きな角をべた誉めしたら、いい気分になって、鹿をくれた。チョロい。強い鹿を育ててみたい。
⑥ 蝶のクイーン
→ シェリーっていうの名の白い蝶を貰った。名称変更不可だったから、自分の娘だと思うが、特に何も言われなかった。子育てには、厳しいタイプなのかも知れない。
⑦ 蜘蛛のクイーン
→ 人国の服の流行りを見てみたいと魔国から転移で来たらしい。蜘蛛を貰った。
⑧ 蟻のクイーン
→ 砂漠の街で蟻人に仕事を振った事を感謝された。蟻を貰った。
⑨ コウモリのクイーン
→ アイマスクを着けている (反響で位置を測っている?)。「コウモリや他の動物を殺し過ぎているから、カルマ値に気をつけて」と言われた。善行をする為に、コウモリを渡された。
⑩ キノコのクイーン
→ 王都の美味しいキノコ料理やお酒、建国祭(8月)を楽しみに来たらしい。ファンガスを狩りまくった事について聞いたが、「美味しく食べたなら、よし。」と頭を撫でられた。キノコのモンスターを貰った。
⑪ 羊のクイーン
→ すぐ寝付けるような寝具を求めて、王都に来た。日々の睡眠時間は4時間位だそうだ。もこもこの羊を貰った。
⑫ カンガルーのクイーン
→ 隣にいた我が子 (カンガルー) を差し出した。子供は泣いた。ようこそ、邪神教へ。一緒に強くなろうな。
⑬ シマウマのクイーン
→ 本人が「強くない」って言ってた。嘘だな。コイツはガチなやつだ。貪欲に強さを追い求めている目をしている。靴(武具)を作りに来たらしい。シマウマを貰った。
⑭ ネズミのクイーン
→ クイーン種の中で一番弱いらしい。“アイ・アム・ポーション” した後、脳内で0勝50敗になった… クソが!
俺が5人ぐらいいれば、勝機があるかも知れない。王都でのレベル上げを決意した。ネズミを貰った。
クイーン種は本来は絶対に王都に入れないだろうけど、数で押せば、入れて貰える理論に到達したんだな…
⑮? 話しかけない。恐怖のウサギさんだぞ。『選択肢』で選べなかったし、あれの心理を知ってるからこそ、近付きたくない。
「皆様、大変お待たせ致しました。皆様の事は四大家門・土の公爵家様が王都での自分からの戦闘行為の禁止を条件におもてなしする事に決まりましたので、これから別邸へご移動お願いします。」
「「「公爵家の食事超楽しみ~♪」」」
「おや、蛇神様はそちらへ行かれるのですね。」
「ダメ?」
「いえいえ、ご自由にお過ごしください。後で居場所だけ確認させて貰いますね。」
☆ ウサギさん、本領を発揮する!
「んー、この子、強そうだし、可愛いから、食べていい?」
「「「どうぞ。どうぞ。どうぞ。」」」
「はぁーー!? 何言ってんのー!? こっちは非番の日にわざわざ手伝いに来たんだつーの!」
「お前、彼女欲しがってたじゃん。」 (ゾロメ)
「国を守る為だ。仕方がない。」 (ウィーケスト)
「兎様には貴族様にお友達を紹介して貰う予定なので、存分におもてなしをお願い致します。」
「子ヒュドラのお酒(強精)、オークの睾丸の精力剤、サキュバス特製の興奮剤、『絶倫2』のスキルチケット、スタミナがつく料理店の紹介状……、もー、いいって! 渡してくんな!」
「国の一大事ですので、この高級宿の紹介状も渡しておきますね。お金は入りません。普通は入れないところなんですよ。」
「気が向かなそー? だったら、王都のショタをつまみ食いしよっかな?」
「兎様がお待ちです! 早く決めろ! タコ助が!!」
「…A級冒険者ともあろうお方が戦いから尻尾を巻いて逃げるんですか!!」
「俺は逃げない!! 来い!!」
「わぁ、強引だね。でも、嫌いじゃないぞ☆」
「後輩を犠牲にして、平和を手に入れた。買っといた精力剤が役にたった。今日も上手く回った。俺はツイている。」 (ゾロメ)
「子ヒュドラの酒は疲労回復に妻とちょっとずつ飲む予定だったんだがな…」 (ウィーケスト)
誰かがウサギさんを連れて行くのを見届けた。
『選択肢』は結果がスライドする(滑る)のが面白いな。誰にも予測できない。
王子を返して貰った。豚の護衛も貰った。貴殿も我が軍に入りたいと申すのだな。入隊を許可しよう。
王子もお認めになっている。王子の為に真摯に働くのだぞ。
☆ 幹部就任 (集まるテイムモンスター達)
モンスター達が増えて来てしまったので、動物のお世話が好きなゴブ子 (ゴブリン雌) をハンドラー (左腕) に任命した。
「私、弱いし、自信ない…」
「大事なのは心の強さだ。弱いゴブ子が挫けずに立ち向かえば、それだけで俺達の励みや力になる。」
「お前が諦めない限り、俺達も絶対に諦めないと誓おう。皆で強くなるぞ!」
「「「おぉーー!!」」」 (ワオーン!) × みんな
「最後に、もし、俺達が間違えた事をしそうになったら、遠慮なく止めてくれ。お前が勇気を出して言ってくれた言葉なら、俺達は再度皆で考え直す。」
「弱者だからこその強さを期待する!」「頑張ります!」
ハンドラーを置いた理由だが、どうもモンスター間で『念話』をしているらしい。その為の通訳だ。俺は一向にできる気がしないので、ハブられている。
人種にそんな機能はないと説明しておこう。
☆ 始まる第2ラウンド
「待たせたな。」「また金貨で遊ぶのか?」
クルセイダーの名乗りとエイスのギルマスの推薦状を見せつけてやった。
「なんで初めから見せないんだよ! 馬鹿じゃねーの!」
「そんな事をしたら、つまらないだろ! 強引な方法で突破するから楽しいんだよ!」
「……次からは最初に出せよ。それと、なかなかにいい演説だったぜ。」
「サンキュー、レベル1!」「とっとと行ってしまえ!」
門兵との絆が深まった気がする。
To Be Continued…
悪いことをしたら、全部自分に跳ね返って来ます。気を付けましょう。自分がやったことは、自分で責任を取らなきゃいけないのだ。それが世の中のルール。
(キノコ → 9話、オーク → 13話、コウモリ → 14話、蛇 → 16話、ヒュドラ → 27話。) 罪を犯し過ぎた…
クイーン種・・・メスはオスの3倍大きいこともある。人に化けている。王都は滅びを免 (まぬが) れた。やりたい事しかやらない。基本は怠惰。恋愛には熱くなる。
魔獣が変じた(進化した)ものをクイーン種という。魂の器がでかい為、レベルアップが遅いが、とても強くなる。長命種。
クイーンの種の子供は魔力の節約の為に、動物体が多い。出産しても、母体側の形質の子しか生まれない。ごく稀に両方の性質を持つミックスブラッドになる。
ウサギさんが『ゾロメ』や『ウィーケスト』を選らばないのは、スキル的に問題があることを看破しているからである。健康で問題がなく、素質の高い子が選ばれる。
『ゾロメ』→ 元セブンスの住人。スキル『333』を取得した為、レベルが固定になった (呪縛された)。レベル333になって、スキルが初めて使えた。
例:*75、111(1倍)、122、222(2倍)、289、333(3倍)のようにリールが回る。1日1回だけ回せる。30分くらい効果が継続する。
代償を大きくする事で、オーバーリール『666』(スキル2カ月使用不可)、『999』(スキル3カ月使用不可) が可能になる。
『999』でも*11が出る時もあるから、ハイリスクハイリターンである。本人はこのスキルをとても気に入っている。
『ウィーケスト』→ 永遠のレベル1。撃破ポイントを獲得して、“スキルツリー” を開けていくまったく違うゲームをやっている住人。最初めっちゃ弱くて、死ぬほど苦労した。
その為、『最弱』と呼ばれている。スキル神 (幽霊) の遊びに巻き込まれた。
『風刃』→ 非番だったのに、ウサギさんを連れてったカワイソスな人。A級冒険者だったけど、パーティーの人が皆くっついた(結婚した)ので、ぼっちになった人。ウサギさんと愛を育むのだー。本編では、もう1回だけ出る。剣7、風7。
「門兵は最強だが、それがどうした?」 こんな名前の小説になりそう…
蛇の卵は聖女マリーちゃん(頭がお花畑)が孵化します。問題行動の多い彼女ですが、暖かく見守っていきましょう。
(Quiz ☆6/10) この世界での勇者候補は2人だったのですが、一体誰だったのでしょうか? *この勇者フラグはのちに完全に潰れます。
オークは主人公の手槍攻撃により、生命の危機を感じたので、爆発的に強くなりました。たった2~3カ月でも、屈強になってしまうのが異世界。護衛には Lv. 610 がいます。
自分が成長しているということは、相手も成長しているということである。
人種よりオークの方が強いから、いっぱいダンジョンモンスターを倒せる。
Q.「スキル『テイムEX+』について、どう思う?」 (主人公 → 新入隊員のオークさん)
A. プリンセスのスキル『配下強化』と同様のものでしょう。成長率が上がったり、連携しやすくなったりするはずです。私も軍に加わったからには、上官殿の指示に従い、軍を盛り立てていく所存です。
主人公が『念話』を使えない理由ですが、→ 第5話 の時に選ばなかったからです。『選択肢』で選ばなかったものは切り捨てられます。例:魔槍、魔人、魔王とか。
何かを選択するということは、何かを失うということでもある。主人公が火属性のみなのも『選択肢』が原因です。
ちなみに、単属性はスキルレベルが上がりやすく、複属性はスキルレベルが上がりづらいが、色んな事ができるなど、メリット、デメリットがあります。一長一短。使い方次第。
お読みくださりありがとうございます。更新遅いけど、頑張ります。 後書き…、いっぱいスペースが余っているんだ…
モンスター図鑑はそのうち書きます。戦いとは数、魔力とは総和だ。




