Episode 40 遊戯の街 セブンス【555】(前編)
エンジェルナンバー【555】は変化。生まれ変わり、本当の人生を歩む時が来た。
人に化けた悪魔っ娘 (邪神様)も王都での布教活動の為に、一緒に付いて来てくれるみたいだ。
やったぜ。これで怖いものなしだ。
オラついてるやつを邪神様のワンパンで沈めて貰おう。
相手の心を3秒でへし折るのが邪神流だ!
貴族との約束 (1カ月以内に支店)も大事だが、ダンジョンへ向かう。
ダンジョンがあったら、確かめずにはいられない。これが人の性だ。鳥肉ダンジョン。鶏肉の原産地だ。
エルフが鳥を射ぬく。落ちて、ドロップ品に変わった肉を “鳥” が素早く持ち去る…
「…狩人が捕った獲物を掠め取られるなんて、あってはならないことだわ!」
「次からは死ぬ気であいつより速く取りなさい!」
ラブラブモードだった姉ちゃんが豹変した。俺と金づるはこの鶏肉争奪戦に挑まなければいけないようだ…
敵の名前はミートスティールバード、食べなくてもいい鶏肉を嗜好品として美味そうに食らうムカつく鳥だ。
ダンジョンがダンジョンエネルギーを自分で吸収してやがる。
ちなみに、ダンジョンのモンスターは通常食事をしないらしい。
矢の当たる場所、そして、落下地点を予測し、先回りして、ポイントへ入る。
取っ… ジャンプした “鳥” に盗まれるぅー。 クソが!
……よし! 戦争だ! 受けて立つ!
槍を投げ、“鳥” のコースを妨害したり、体を強引にねじ込んだり、中距離を走る事で8:2くらいで勝った。
苛つきの感情も燃やして、身体強化にしたから、今はクレバーだぜ。ついでに、卵(1%)もゲット出来た。マジか…
ハズレドロップ?の鶏ガラ(25%)もゲット!
この鶏ガラは盗まれない。骨は盗まれない。
いい骨だが、誰も拾っていかない。骨の価値を知らんのか!
細マッチョの氷鬼人君も氷の魔王にいいところを見せる為に、頑張った。足がプルプルでも、「どうってことない」と虚勢を張るのが漢の仕事である。
木陰で寝ていたブリザードフェンリルを起こして、近くの宿場町まで運んで行って貰う。
☆鶏ガラスープを作ろう!
宿屋の厨房を「新作だー!」と占拠して、作り始める。
美味しい物を食べたい気持ちは皆同じだからな、金と素材で快く厨房を開けてくれた。
(スープの材料:鶏ガラ、ねぎ(青い部分)、ニンニク、生姜、水)
鶏ガラ野菜スープと鶏ガラ卵スープを作った。出汁のうま味を知るがいい!
「馬鹿な! 骨がこんなに美味いだと!?」
「我々は骨の力を見誤っていたというのか…」
「俺明日から骨ハンターになるわ。」
宴会が始まった。酒があれば、当然起こる事!
おつまみは焼き鳥と焼きそら豆(+塩)だ。
追加料金を払えば、このおつまみは食える。提供した素材を早速金に換えるとは、商魂たくましい。
俺は卵ガチャパフォーマンスだ!
皆 “肉盗み鳥” を生み出す事を恐れて、俺に託してきやがった。
何が「「「どうぞ、どうぞ、どうぞ」」」だ。
俺の引き強強ガチャ運を見せてやる!
………あ、こんちは。“肉盗み鳥“ がピックアップ中だったんですね。参りました。俺の運なんてこんなもんだ。
……待て、色が違うぞ! コイツは変異種 (レアモノ)か?
肉は食べず、オレンジが好きなフルーツスティールバードだった。ミカン [蜜柑] (雌)と名付けた。
もう食べないの? 意外と健康的な量(2個)だった。
酒飲み女性達を残して部屋へ帰る事にした。義兄さんも楽しそうにしていたが、酔い潰されるまで頑張ってほしい。そこのエルフはうわばみ (大酒飲み)だ。
相手をより深く知る事で理想の恋人となれるのだー。
疲れていた俺は鬼火×4が点滅しまくる怪奇現象の中でぐっすり寝た。
おはー! マジックフット×2がいない理由? あいつらは湖に潜りに行ったぞ。湖の底を散歩したいんだろうな。呼吸? 知らん。
“湖行きたい!” って足で文字を書いてきた。器用な事だ。
義兄さんの調子が悪い (二日酔い)ので、ちょっと遅らせてから出発する。
鶏ガラスープは昨日のうちに雪女さん×2 (ルミさんとミュラッカさん)が冷凍して、収納袋に放り込んでくれたらしい。
出来る先輩を持って、俺は幸せだ!
「さぁ、義兄さん、出発だ! 立ち上がれ! 行くぞ、行くぞ、行くぞ!」「揺~らさないでく~れ~。」
ふぅー、仕方がない。今日も今日とてエアコンの効いた馬車から出ない引きこもりのチビッ子達 (氷の種族)と遊ぶか…
足で仁王立ちして、トンネルを作ったら、俺のチンが犬 (マラミュート(雄)) にジャピンアタックで攻撃された。
ぐふぉ… 予期しない一撃は大ダメージだぜ…
マラミュートに注意を促したが、次も絶対にやると思う。
こんなに元気なのに、何で外に出てくれないんだろうな? 何よりもレベルが足りないのか?
午後だよー。フェンリルに引っ張って貰って、進む。進む。
速いぞ! フェンリル! 流石だ! フェンリル!
俺が今いる場所は馬車の荷台!
貴族どもからエアコンで巻き上げた金を住民へ還元して作らせた景色がとても速く流れる特等席! 手すりもあるよ。
おわっ! …急な急停止によって、俺は荷台からぶっ飛ぶ。
ぶげっ、ぼげっ、ぶげらぁ… めっちゃ、痛い。
アイ・アム・ポーション! この程度の傷はポーションで直ぐに回復する。「どうした? お腹空いたのか?」
「違う。私もあちらに乗ってみたい。」 荷台を指さした。
人化して、クール系美女になっているので、もう今日は運ぶつもりはないのだろう…
「代わりを要求する。」「了解した。」
「これは私が過去同族から引きちぎった毛、これを触媒に使う。」
召喚! カオスフェンリル!
「……くぁー、折角、真っ暗闇でご機嫌に寝ていたのに、呼び出すなんて、愚かな奴らだ。とっとと始末して、俺は帰るぜ。」
ちょうど馬車から出てきていた悪魔っ娘にアイコンタクトを送る。
ドゴン! フェンリルが潰れた音がした。
「王都まで運べ。それでお前の無礼は許してやる。」
人化したフェンリルがソッコー女神像 (邪神像)に五体投地を始めた。
「いやー、いい天気ですね。今日は絶好の走り日和、どこまでも走っていきますよ~。」
「「「よろしく~」」」× みんな
多分、属性的に太陽が苦手なのだろうけど、本人が頑張ると言っているからいいだろう。レベルがある。大丈夫だ。
レベルとは信頼の証。頑張れ、デカイわんちゃん。
豚肉のダンジョンに寄り道で来た。豚肉の原産地にはどんな肉があるのか確かめなければならない。
……共食い豚がいるぅー。俺達の肉が盗られる…
だが、所詮はお前も豚肉! 俺の槍で豚肉となるがいい!
豚上ロースをゲットした!
上! なんて生育がいい豚どもなんだ! 狩りまくった。
卵(1%)が出たぁー! 帰ろう。
あー、中層B4Fにも行ったけど、ライオンの群れがいたんだよな…、ゲームだと、1匹釣ると、皆釣れるやつだから諦めた。
豚を狩る為に、強いライオンも狩らなければいけない、理不尽。
ロースの他にヒレやモモ等も手に入ったから、カツを食べに次の宿場町に行こう!
ハズレドロップ?の豚骨(30%)もゲットした!
ここは、ラーメンロードだったか。どうにかしてラーメンを作りたいな…
揚げたてのカツを盗み食いする為に、厨房へ入り込み、無限にカツを揚げる修行をする。お前ら (社員達)の胃袋を満たす為に、俺が努力してるんだ!
「卵♪ 卵♪ 卵♪」
ラミアちゃんにスクランブルエッグのせとんかつを出してあげた。そろそろ別の言葉も話して欲しい。子育ては大変だぜ。
地元のソースを使って、トンカツバーガーを作ってみた。好評だ。
酒飲みどもが目隠し利きカツを始めやがった。こんな大人になってはいけない。悪い見本どもめ。
うちの社員達に追加で豚肉と玉ねぎの串カツを出す。地元のソースか塩かレモンで食べるがいい。
今日の卵ガチャチャレンジは義兄さんにして貰うことにした。酔ってたから、簡単に引き受けてくれた。
ロイヤルミニピッグ (雄)が生まれた。
義兄さんの『鑑定3』→ 高貴なる香りがする豚。子豚の可能性は無限大。全ては育て方次第。
クリストファー王子のご誕生だぁー!
今日も義兄さんの調子がすこぶる悪かったけど、無事にセブンス (賭博場)へ辿り着いたぞ。
ポケット同盟(お金)の力で簡単に入り込めた。
相手のポケットを金貨や銀貨や銅貨でぱんぱんにしてやった。
社員一同よくやった!
金の重さでズボンを引き下げられながら、今日一日を過ごすんだな。ざまぁみろ。
To Be Continued… → 後編|ω・) (孤高の剣士さん)
雪女さん ルミ → 雪、ミュラッカ → 吹雪 の意味。
邪神様も悪魔っ娘の体で楽しく酒盛りしている。だいたい深夜までやっている。社員旅行みたいな感覚なのだ。
豚のダンジョン「上ロースまでは許そう。だが、特上、極上は渡さん! そうそう簡単に手に入れられるとは思わぬことだな!」
(*金づるの調子が悪かったり、時間が無かったから、今回は諦めたのだ。)
豚の王子様が生まれた。王子様には、いつの世も大切な役割があるので、立派に育て上げなければならない。
セブンス(賭博場)に着いた。ここはあと2話で終わる。王都で色々と遊ぶ為に、お金を稼ぎに来たのだ! (違う)
フェンリル2頭を入れようとしたら、止められたので、門番は金銀銅無限ポケット地獄の刑に処されたのだ。
長くなりそうだったから、半分に分けた。次は説明回。
お読みくださりありがとうございます。いつの間にか1月が終わっていた。クーラーの暖房で目が痛くなるので、更新が進みませんでした。すまぬ。




