Episode 4 宿屋の幼女 Lv. 5
馬小屋からヒヒヒーン!
さて、お仕事を始めよう。
「ババアー、薬草について教えてくれー」
ヘッドバット!
くそぅ、ビンタに注意を注ぎすぎた。
なんという石頭。俺のおでこっこが腫れ上がっている。
若さ故の狂暴性か!
ポーションを買って、ヘッドにつけた。
余計な出費(2万だぞ!)が痛い。
薬草について教えて貰った。
も・ぎ・た・て・フレッシュ!
受付嬢へ新鮮なままを差し出した。
ヘッドバット!
ぐふぅ、コイツもか!
「偽物を持ってくんな! 毒草が混じってます! 私が見分け方を教えるので、話をよーく聞いて覚えてください」
A. この流れで受付嬢を食事に誘った。
B. ポーションでも腹は満たせる。道具屋に急いだ。
C. 本命は馬だ。今日も馬小屋で親睦を深めた。
D. 忘れていないだろうか? 試し切りの報告を。鍛冶屋に向かった。
E. 毒草ってどんな味がするんだろう? 好奇心が押さえられない。
選択済が出ているが、次の選択肢も出た。
ゲームとは違うぜー。
だが、今はそんな場合じゃあない!
スライム(Lv.5)は一旦保留だ。横にスライドー。
A!
俺は宿屋の場所を聞いて、ついでに食事に誘ってみた。
(戻って 左上左左左上 死ね)
「おいおいおい、ハンドサインの時間は前回で終わりだぜ~。ルールは守って欲しいな~」
脳天チョップ!!
「ほげぇええーー!!」
「嫌いな人と一緒に食事して、私が楽しいと思いますか?」
「……ですが、この街にはとってもクっソ高いけど、美味しい料理屋があるそうです。いつか一度は行ってみたいものです」
「誠意を見せてくれれば、加点を致します」
ほほう、金か。この世は金が支配している。
絶対に自分の金で行く気はないようだ…
受付嬢に特に興味のない俺は教えて貰った宿屋へと向かった。
素泊まり 4000ガネ
2食付き 7500ガネ
「ありあとー、ごじゃいまちゅ」
幼女のかわゆさは一十百点満点。
見ているか、邪神。ここに超逸材がいるぞ。
ハンバーグが食べてぇーー!
頑張って、完成形と製造行程を説明してみた…
いゃっふぅー、ありがとぉーー!! うまうま
幼女も目を輝かして、食べていた。OKー!
…今、何をしていると思う?
肉の~ミンチだよ! ハンバーグ旋風を巻き起こしてるんだよ。
ハンバーグばっか頼みやがって…、絶許。
太れ! 太れ!
To Be Continued…
所持スキル(取得順):『選択肢』『異世界言語』『邪神様の加護』『弱点看破2 (生えた)』
(スキルは通常Lv.10まであり、レベルの記載の無いものはEXです)
寿命(前世29年+/??)
*主人公が知らないこと(残り寿命)はこちらも知りません。
受付嬢の選択肢を選び、好感度が下がりました。選択肢によっては下がることもあるので、注意しなければなりません。
1ガネ = 1円。分かりやすい。
幼女は寝る時間が早い。つまり、ご飯の時間も早い。汚ねぇ大人より幼女(子供)が最優先される。
お読みくださりありがとうございました。